at 雲南省麗江 on 01/Jul/1999
朝8時のバスで大理を発ち、麗江 ( 丽江 lijiang ) まで約5時間。
バスは、新市街に到着したので、いわゆる古城と呼ばれる旧市街のなかにある宿へ。てっぺんにラジオの放送アンテナのある小高い丘を越えると、目の前に古城の景色が広がった。石畳の細い路地を通って丘から街へ下って行く。古城の中心、四方街のすぐそばにある、四方客栈という民家を改造した宿にチェックイン。丽江へ来たら、是非旧市街にいくつかある民家宿に宿泊することをお勧めする。宿の話はまた後日。
丽江は、主に雲南や四川に住んでいる纳西 (naxi) 族という少数民族の拠点として有名である。現存唯一の象形文字とされ、TRON OSの「超漢字」で扱うことが出来るということで一時話題にもなった、トンパ (东巴) 文字は纳西族によって継承されてきたものだ。最近まで母系家族制度が受け継がれてきたので、今でも纳西族の社会生活にはその影響が見られる。言葉についても、例えば、ある名詞に「女性」という単語を付け加えると、その名詞のイメージがより強い印象に拡張されるらしい。「石」+「女性」は「巨石、岩」を、「石」+「男性」は「砂利や小石」などと解釈される。僕等は砂利なのだ。
古城の周辺を探索していると、それぞれの民家の軒先に奇妙な板がぶら下がっているのをみつけた。時計の針のようでもあるし、象徴的なもののようでもある。どういった由来なのか、ご存じの方いらっしゃいますか?