at 四川省若爾蓋 on 11/Jul/1999
Category : [China Sichuan(中国四川省), Drifting into Eurasia 99/07]
Posted by snotch at December 4, 2002 6:59 AM
早朝、湿原に潜入。今までに見たことの無い、スカーンと雲一つない青空を見てしまった。そして、一面花の絨毯。デパートの展示会場で高値をつけるペルシャ絨毯も、これにはかなわないだろう。花に朝露が降りて、きらきらと光っている。むこうの山の袂にパオが一棟あって、朝食の準備なのだろうか、煙が立ち昇っている。夏の間、こうして草原地帯に家畜と共にやってきて、花の絨毯に囲まれて暮らすのだ。
午後のバスでゾルゲ [若尔盖(若爾蓋 ruoergai)]へ。そそる地名だ。ここ最近、移動を重ねるたびに、バスがおんぼろになってゆく。道が悪いのと、バスがおんぼろなのとで、車内には常に砂埃が充満していて、のどがぴりぴりする。時々、「オマエ何でこんなところを一人で歩いているんだよ」と尋ねたくなるようなところで、チベタンがバスに乗ってくる。ゾルゲの少し手前で道が崩れていて、乗客達はみなバスを降りて歩いて先回り。その後ろを、バスが左右に大きく傾きながらやってくる。
ゾルゲは極めて人工的で、埃っぽい月面基地のようだ。近年になって,交通の要所として中国政府が作った町なのだそうだ。
これまたいいね。
すげーところがあるもおんだ。
行かなかったのが残念なり。
Posted by: momo | December 3, 2002 10:52 AM