at 甘粛省敦煌 on 26/Jul/1999
Category : [China Gansu(中国甘粛省), Drifting into Eurasia 99/07]
Posted by snotch at March 24, 2003 2:52 PM
嘉峪関から敦煌(dun huang)へ、丸一日の移動。嘉峪関の町を出発すると、周囲は人っ子一人いない荒野が果てしなく続く。ずいぶんと旧式のバスで、窓がいくつも壊れており、心地よい風が車内を通り抜ける。
心地よいなどと、思っていたのが甘かった。午前10時をまわったころから、ぐんぐんと気温が上昇していくのが体感できるほどに、急激に車内環境が悪化していった。羽織っていたものを全て脱ぎ捨て、埃色のT-Shirts一枚になっても暑い。、熱風が車内を渦巻き、まるでドライヤーの風を全身に浴びているよう。汗が出ても、出た瞬間に蒸発してしまうのだろうか?まったく体がべとつかないのに、体内の水分がどんどんと搾り出されていくようだ。おまけに、夕方陽が傾くと、バスの正面から僕の正面めがけて、光線が差し込んでくる。
午後5時に敦煌に到着。髪の毛、顔、首、腕・・・露出している部分全てが、かぴかぴに乾燥し、塩の結晶と沙漠の埃によって表面がコーティングされているのがわかる。瓜の水分と、屋台のスープがとってもありがたい。
今日の教訓 : 水は大事