at 四川省馬爾康 on 07/Jul/1999
Category : [China Sichuan(中国四川省), Drifting into Eurasia 99/07]
Posted by snotch at November 26, 2002 5:52 AM
朝5時半起床。旅をしていると、基本的に早寝早起きになる。
西門バススタンドから、马尔康(馬爾康 ma er kang)行きのバスに乗り、成都を出発。道はぼこぼこだが、バスは頑張っている。途中、「リング」の海賊版VCDがバスのテレビに映し出され、スピーカーからは長渕剛の「とんぼ」が流れるという奇妙な体験をした。バスはぐんぐん高度を上げ、標高約4040メートルの峠を越えた。乗り物酔いに弱い人が多いのか、軽い高山病なのか知らないが、気の毒に何人かの漢人が苦しそうにしている。本来ならこの辺りは絶景のはずなのだけれど、乗客が車内に嘔吐している以外は、霧が濃くて何も見えない。
马尔康は、成都から北西に道なり300km強の所にあって、四川省アバ州の州都の町で、元来ここに住んでいる人々は、完全にチベット文化圏に属する人々である。夕方、19時前に何とか到着した。马尔康到着の少し手前で、一瞬、石造りのチベット民家が並んでいるが見えた。チベット・・・いい響きだ。