at 甘粛省嘉峪関 on 25/Jul/1999
朝7時起床。宿のレンタル自転車を借りて、万里長城第一墩(万里长城第一墩 wan li chang cheng di yi dun)に向かう。自転車で万里の長城の端っこに行くなんて、なんて素敵なサイクリングなんだろうと、胸を躍らせペダルをこいだ。毎度のことですが、重厚な骨組みに、肉厚で幅広のタイヤからなる中国製自転車は、ペダルがとっても重い。嘉峪関の町を抜けると、強烈な向かい風と、砂利にタイヤをとられるのとで、歩いたほうが楽なんじゃないかと、何度もこのポンコツ自転車のことを責めたくなった。ずーと遠くの山脈のところまで、何も視界をさえぎるものがないので、果たして自分が前に進んでいるのか不安になるくらいだ。
万里長城第一墩がどこにあるのか、大体の見当で来てしまったので、目的地らしきものが見当たらず、だんだんと不安になってきた。が、宿を出発して、自転車をこぐこと約1時間半、それらしきものが見えてきた。近くまで来て悟ったのだが、北大河(bei da he)をはさんで、万里長城第一墩とは反対岸に来てしまった。しまった、と一瞬思ったが、きっと反対側から見る機会のほうが貴重だ。とくに、長城が河岸の絶壁でさっくりと切れているところなど、こっち側からしか見れないだろうし。
きっと、長城作った人達は、「ここまで壁作っとけば大丈夫だね」と互いに語っただろう。「そうだね」といってあげたい。
こういう景色のところ好きだ。とても好きだ。
Posted by: matsuda | March 14, 2003 6:59 PM
ESの合間には、こういう景色もってこいです
思わず、ES書くの途中で棄権しちゃいます
Posted by: snotch | March 14, 2003 10:15 PM