at 甘粛省張掖 on 23/Jul/1999
黒水国漢墓(黑水国汉墓 hei shui guo han mu)という遺跡を訪ねてみた。情報がほとんどなく、見所が整備されているということもないので、訪れる人も少ないらしい。
張掖からバスに乗って15~20分で遺跡への下車地点に到着。バスを途中下車して、西瓜、とうもろこし、ヒマワリなどが植わっている畑のあぜ道を通って十分ほど歩くと、高さ5,6メートルほどはある櫓台が見えてきた。城壁のすぐそばにまで砂が迫っていて、今にも埋もれてしまいそう。一見ただの荒野にしか見えない一帯だけれど、ここからは想像力の世界。家屋らしきものは見当たらないものの、城壁、門、櫓などは比較的よく原型をとどめた状態で残っており、城壁の内側には、家々の壁であったと思われるレンガ片、土器の破片などが散乱している。
「遺跡マニア、及び、よっぽど暇な人 対象限定」な遺跡の可能性が高し!
が、たどり着くまでの道のりがややこしいので書き留めておいた
張掖バスターミナルより、高台(gao tai)、平原堡(ping yuan bao)、临泽(lin ze)行きのバスに乗り、道に沿って約14.5km(15-20分)。進行方向に向かって右側の道程が「2743」と書かれている場所で降ろしてもらう。幹線道路より左に折れる道に入り、一つ目の角を右へ曲がったら、黒い砂利道にあたるまで直進する。黒い砂利道に達したら、左に折れてまっすぐつきあたり。
バス運賃は、2元、帰りはなぜか4元