●December 2002

December 25, 2002

Merry Christmas...

いつだったか、浜崎あゆみの「あけおめ!」を聞いて驚いた。今日、数人の友人が「メリクリ!」のメールをくれた。

「メリクリ」から、私の会社で営業が使う「テレクリ」を連想する。営業をかけるためのアタックリスト(この名前もすごい)にある番号に、片っ端から電話をかけて潰していく「テレフォン・クリーニング」(要はアポ取り)のことだ。(ソニーのPalmでも「白クリ」とかあったなあ(余談)。)そういえば入社したての頃、社内の「略語辞典」が配布され、行く末を不安に思ったことがあった。いつの間にかその辞典に顔を連ねる略語たちにも馴染んでしまった自分に気付く。机に「○○さんにオリテルお願いします」のメモがあれば、迷わず○○さんに「折り返し電話」をかける。

・・・でも私は「メリークリスマス」と言うぞ。いくら携帯で打つのが面倒だからといっても。

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SEP22・01 Bangkok 4 (5) - Thailand

寺院には目もくれず、毎日のようにチャイナ・タウンの匂いと喧騒に揉まれに行く。カオサンからそこまでのバスは、くねくねと川やビルや市場やモニュメントの間をすり抜けて行く。入り来る排気ガスで鼻を真っ黒にしながら、それらを眺めているのがとても好きだ。

今日も同じように、そのバスからの眺めを楽しんでいると、Wat Pho (ワット・ポー:46mの寝釈迦像で有名な、タイ最大の超観光寺)の外壁が、人々で埋め尽くされている。いつもの5倍くらいの屋台も立ち並び、家族連れの目立つその光景はまさにfestival。
タイの伝統芸能や伝統工芸や伝統体操(?)の実演会だった。私が一番心を奪われたのは、台形の琴のようなものを二本の竹で出来たヘラで適当にたたいているだけに見える楽器。その日の私は「宇宙を流れる川みたい」と感想を記しているが、とにかく、あまりに多重奏に聴こえるのだ。ずっと後にギリシャの街角でこの楽器に再会して驚くことになるように、世界中に広がった楽器らしい。何故日本には伝わって来なかったのか。

       

他にも様々な伝統工芸を見て、ただただ、その作業の細かさに恐れ入った。細かい作業は日本がダントツと信じていた認識を改めざるを得なかった。

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December 21, 2002

*today's lunch

today's lunch
卵と鮭と枝豆の三色ごはん・筑前煮・紅白カマボコ・黒豆・キウイ

ボーナスが出たので、いつもの白い卵じゃなくて、「健ちゃんの卵」オジサンの写真付きの紙が入った、赤卵を買った。
うーん、何でしょうこのリッチ感は(笑)!でもこういう気持ちが大事なんだろう、実際。
「あの時はたったあれだけのことで満足できてた」なんて思い出す近い未来が見え隠れするけれど。
赤い卵は、ずしっと重かった。黄身を箸でつまんでも割れなかった。早く卵ご飯しなきゃ・・・

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SEP21・01Bangkok 3 (4) - Thailand

「洗ったらよく色落ちしそうなタルタルの服」を上も下も買った。即席でカオサンに溶け込む旅行者の出来上がり。ゲストハウスに洗濯物を全て託して、町へ出る。路上では様々な食べ物が売られているが、その中で、箸を一本持ってスイカと格闘している男が目に付いた。彼は何と、売り物のカットスイカの種の1つ1つを、箸でほじくり出している。こちらのスイカの種は未発達な白くて軟らかいものが多い。その全てを、一心不乱に取り除いているのだ。何だか手垢にまみれているようにも見えたが、いい、あなたの心を買った。カオサン風の日本人がスイカをかじりながらカオサンを外れた普通の町を歩く様子は、周囲の普通の服装のタイ人の中でかなり浮いており、今日の服装を後悔した。

夜、宿へ戻ると、見事なまでに漂白され(色物もね)ピチッと畳まれた洗濯物が用意されていた。てっきりシワシワのまま返されると思っていたので、朝のスイカ男含め、その仕事の丁寧さに感心した。お礼を言うと、インド人オーナーは気を良くしたのかチャイをご馳走してくれると言う。一階へ降りていくと、白人1人と黒人2人が白熱した討論の真っ最中だった。そう、この宿、何故だか中年の長期滞在外人ばかりがいる。彼らの話題は、連日のテロニュースに触発されたのか、宗教。ドイツ生まれで今はオーストラリアに在住、「失業届け」を役所に提出することが唯一の仕事だと豪語する白人は私の姿を見るなり、"Japan is the only country which doesn't have any religion!"と褒めるように言った。それを聞いた黒人が、人に非ずと言った表情で私を見つめる。宗教(Christianity)は"all"だと言う黒人と、"evil"だと言う白人と、妙な笑みを浮かべたオーナーの間に挟まれて、とてつもなく長い夜を過ごした。

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December 19, 2002

very very osaka-like

会社の関西支社ビルの向かいには、そのテナントの一割ほどが出て行ってしまった、シャッターだらけの古いショッピングビルがある。ちょっと探検してみた。テナントで圧倒的に多かった金券ショップに負けないゴチャゴチャ感の、こんなお店があった。

・・・何ですかこれは。富士山パフェ¥9800、アベックパフェ¥5800
○分以内に食べたら無料!ってそんな・・・誰ですかこんなに食べてるのは

正面へ回ってみると、昨日見たアメフトのボールみたいなオムライスやら、池みたいなカレーライスやら、その重量以上に体重が増えそうな盛り盛りパフェやら・・・体内に入れてしまうのが胃腸に対して申し訳なくなる「食べ放題」チャレンジメニューのようです。そしてその上に所狭しと並ぶ、これでも「普通の」パフェの名前:玉ころがし、思いつき、ダイエット、忍者屋敷、奇想天外、パイナップルの片想い・・・。大阪人万歳。

ここでとっても歳をとった自分を発見。「食べてやるぅ〜」って、思えなかった!昔の私を知る人からしたら、有り得ないことです、こんなの。

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December 17, 2002

rice ball

スーパーボウルを観に行きました。アメフト観戦はこれで二回目だが、ここまで作り込まれたスポーツはなかなか無いんじゃないかと思う。「このボールをあっちのゴールに入れればいい」サッカーは(失礼だったらごめんなさい)、ワールドカップで初めて知るような国の人たちも楽しんでいるけれど・・。

まあいい、肉と肉がぶつかり合うあの感じには、誰が見てもその目が釘付けになるでしょう。そして…会場には、曙親方やボブ・サップが!やっぱり鍛え抜かれたデカさは違う、肉が内側からせり上がってきてるのです。私なんて興奮してシャッター押す手がグワングワン揺れてたのでしょう(いや…EXLIMの限界)、あまりにボケてるので、こんなんになっちゃいました、ボブ・サップ。

1月3日は学生トップの立命大と対決、ライスボウルです。…ってオニギリかいっ:お米の粒は確かに、アメフトのボールに似てるけどね。では皆さん、ドームへ観に行きましょう。

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December 16, 2002

kaeru2.gifアルファベットの国を旅して強く感じたのが、漢字の奥深さと、ひらがなのかわいらしさと、カタカナの便利さ、つまり、日本語の素晴らしさだった。

「今年の漢字」は「帰」だそうです。(12月12日、日本漢字能力検定協会)
受け取る側によって、その漢字の意味するところも微妙に違ってくる。一文字が、無限の想像を呼び起こす。「back」じゃあどうもねえ、と思うのは自国びいきか?

12月12日(いい字一字) 日本人ひとりひとりが毎年、「いい字」を少なくとも「一字」は覚えて欲しいという願いを込めて、12月12日を「漢字の日」とする。

1995年〜2000年のラインナップは「震」「食」「倒」「毒」「末」「金」「戦」。えらいネガティブやなあ…。
もっと「いい字」にしましょう、日本の皆さん。

ところで、「いい字一字」のように、日本人はえらいゴロ合わせというかこじつけが好きなようです。
・・今日は電話の日か。12月16日、1216、イニイ…、ピープーピー…、
・・・・何でじゃあぁぁっっ:東京・横浜の電話交換局営業開始(1890年)日だった。語呂じゃなかったのね。。
  
4月、入社したての私は「私の今年の漢字は「変」です」と言ってました。変人、の意味だけじゃないです、もちろん。

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December 15, 2002

SEP20・01 Bangkok 2 (3) - Thailand

夜のカオサンには、そこここに溢れる男女の交流の間で、アートも溢れる。一番人気は、こちらで圧倒的存在のBob Marleyの油彩似顔絵やTシャツだったりするが、他にも目を引く色彩の抽象画や仏の顔画、手作りのポーチやアクセサリー、器用に針金をくねらせたオブジェなどが、路上や閉じたシャッターの上に並ぶ。

私のお気に入りは、「Bird」の英語名を使う、落書きみたいな動物のペン画に一瞬で水彩を施す絵葉書売り。私は、どんな芸術にもそれを極めた者が持つ独特のリズムがあると思っている。書道家が筆を操る様子、ピアニストの指が鍵盤の上を動物のように踊る様子、そしてBirdが画用紙にペンで瞬く間に線と色を落としていく様子にも。そのリズムを観賞する。隣で高級な油絵を売る、半分出来上がったオッチャンがSINGHAを勧めてくる。皆、陽気である。

今、Birdに譲ってもらった数枚の絵葉書が見当たらない。日記帳には「こんな絵だった」と私が描いた彼の絵がある。・・・ほんとにこんなんだっけ

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December 14, 2002

SEP19・01 Bangkok 1 (2) - Thailand

20時間列車に揺られて、動く気配すら無い固い窓をこじ開けるコツや、車内に生暖かい風を送るファンの操作の仕方を覚えた。来てすぐ飛び出したバンコクに戻ってきた。
  
今日もまた「Buddhist Day」らしい。トゥクトゥクのおじさんをかわしながらカオサンを脱出、チャイナタウンの方角へ歩く。早くから、中国らしい赤や金の色使いの店や独特の香りが漂い出すが、実際「ヤワラー」と呼ばれる華僑だらけの中心街へ着くと、そこはまあ、別世界だった。記号にしか見えないタイ語の気配は薄くなり、街中に大袈裟な漢字が溢れている。文字を見て意味が想像出来ることの喜びを飲み込みたくて、ついダイエットコーラ「可口可禾 健怡」を買ってしまった。それにしても、同じ商品をこれでもかと棚に陳列する様は、日本人の感覚とは随分異なる。

華僑強し。狭い路地からはみ出しそうな市場に一歩足を突っ込むと、東京の地下鉄のラッシュのような人の圧力。生物・乾物・漢方薬が渾然一体となった、酔ってしまいそうな匂いや臭い。このエネルギーは何だ。そして常時渋滞の大通りには、「金行」の仰々しい看板が立ち並ぶ。いつ身に着けるのかと目を疑いたくなる程の金々アクセサリー。こちらの方が、よほど信用できるバンコク共通…でなくて万国共通の貨幣なのですね。

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December 13, 2002

seven years in ...

1995年6月に、自転車と共にアラスカに降り立ち、それからずっと自転車で世界を周っている酔狂なチャリダーがいる。
北米から南米、アフリカ、ヨーロッパ、アジア・・・彼が大学時代の後輩の建築マンと共に、ネパールはポカラで、崇高なヒマラヤを前に無礼な裸族(←勇気ある人のみクリック)となる姿を、カメラに収めたのが私。

彼はやっと日本に帰ってきた。昨日、浅草の私の家へ、地下鉄でやってきた。和歌山の実家に帰るのは正月。
旅を終えることを、恐れているようにも見えた。

7年前…私は高校2年生でした。ポケベルとプリクラが「ナウい」時代でした。

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EXILIM

excellentでslimなデジカメ「エクスリム」・・・だと思っていたら、「エクシリム」なのね。

まあとにかくスリムなのが欲しくて、有楽町のビックカメラに行ったら品切れ中。
で、自然に他のものに目が行って、やっぱりズーム付きが欲しくなって。
ふぅむ。ズーム付きの「を」買うか、ズーム付きの「も」買うか。
京セラのfinecamS3Lが気になったけど、これまた微妙な大きさなんですなあ。
携帯用と旅行用と分けて買う程ではない。
でもやっぱり、「カメラで〜す」って程度には大きい。(エクシリム見ちゃったからなあ)
それにこのカメラ、ファインダーとレンズの位置がすごく離れてる。

で他のを見ると、立ち上がりが遅いとか、書き込みに時間がかかるとか、
デザインが野暮ったいとか、バッテリーの持ちが悪いとか、ボタンの操作性が悪いとか、
最近の店員さんは偉いですね、悪いトコばっか教えてくれる。

・・昔は、何かを買おうと探してる時って、もっとワクワクしたのに。
とちょっと愕然。

カメラ付き携帯がもうちと良くなってくれりゃあいいんだけど

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December 12, 2002

*today's lunch

today's lunch
枝豆ごはん・ブロッコリーとハムとマカロニのチーズグラタン・鶏胸肉のマヨネーズ焼き・カボチャのミルク煮・万ネギオムレツ・カイワレサラダ

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December 11, 2002

*today's lunch

today's lunch
あさりごはんトマトソース炊き・しゃぶしゃぶ肉のキャペツロール・ウィンナーとブロッコリーとニンジンの炒め物・半熟卵

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December 10, 2002

campaign or rule

一泊二日で、久々に実家(岐阜)へ帰ってきたのですが
名古屋から岐阜へのJR車内でのこと:
「ただいまJR東海では、"切符を正しく買おう"キャンペーンを実施中です。
切符は正しく目的地までお買い求めになりますよう・・・」の放送。
・・それってキャンペーンなのか!?
駅に着くと、例の人差し指突き出しポーズの笑うせえるすまんが
「ちょっと待って。その切符、きちんと目的地まで、買いましたか〜?」
なんてポスターまで。

(w_−;くぅぅ

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December 08, 2002

SEP18・01 Train - Thailand

電卓で会話が出来た。バンコクへ戻る寝台列車のチケットを何とか手に入れた。

私の趣味は「移動」である。自分はただ座っているだけで、向こうの景色が動いてくれる。私が知らないだけでいつもそこら中にある生活が、目の前を通り過ぎていく。彼らの人生とすれ違うことは無いだろう私が、第三者として、彼らを見ていられる。なんて楽チンで楽しいんだ。

13:40に乗り込んで、バンコク着は明日の朝10:00。リクライニングシートで寝る。私のお尻のクッションは、見た目は立派なくせに、非常に役に立たず。何度も体をずらしながらふと周りを見ると、みんな爆睡。さすが。

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December 07, 2002

00o(T(○○)T)o0oうおぉぉぉん

ホースト〜〜っ

・・・サップのやつサップのやつぅぅ
・・・俺泣いたぜぃ

実は私はレイ・セフォーふぁん
でもでもでも

37歳のあなたが何故そこまでやれるのか

・・・私も泣いたぜぃ

ちなみに、映画のようなハントのファイトにも
・・・泣いたぜぃ

K−1ぶらぼー

(それにしても!第一試合、アーツVSセフォーの時に、
「サップと戦うのはどっちだ」と出したフジにちょっとプチッ)
 ※第二試合が、サップVSホースト


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December 05, 2002

*today's lunch

today's lunch
レーズン&チーズごはん白ワイン炊き・鶏マカロニグラタン・ニンジンのケチャップ炒め・半熟卵・ブロッコリーの塩茹で

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SEP17・01 Yala - Thailand

親切が親切である内に去りたくなるのも、バックパッカーの性だろうか。突然コタバルを出ることに決めた。泣きながらnashが、記念にと「THE JAPANESE GOVERNMENT」と印字された1ドル紙幣をくれた。コタバルは、戦時中、というより実は真珠湾攻撃より先に、日本軍が上陸した地なのだ。旅をしていると、知らなかった日本の歴史にふとした所で出会う。
予想外にお金を使わなかった私は、初めて喜捨をした。近くの広場の端に毎日いた、頭が巨大な風船のようになって身動き一つしない子供と親らしき人、その横の空き缶に、国境までのバス代3RM(Ringgit Malaysia)(=約100円)を残して、持っていたリンギットを全部入れた。何故だか少し、罪悪感を感じた。

タイ側の国境の町スンガイ・コーロクから、とりあえずタイ南部最大の商業都市であり交通の要所であるハジャイ行きのチケットを買い、初めての列車に乗る。コチコチ直角の木椅子に座る私の足元には、食糧らしき袋や箱がいっぱい詰め込まれる。マレーシアで大量に食糧を購入しタイへ持ち帰る家族で溢れ返った車内は、土臭い匂いが立ちこめていた。
kity.jpg

Yala(ヤラー)という町で、車内の半分以上が大量の荷物を抱えて降りる。思わず私も、降りる。何だか名前も気に入ったし。でも、駅にさえ、英語がどこにも見つからない。誰も寄ってこない。イスラム色の強い、ちょっとした都会だということだけ分かった。だって、SUZUKIのバイクがいっぱい。ホテルが見つからずに一休みと入った食堂では何と、GTOが放映されていた。反町が、ハスキーな甲高いタイ語をしゃべっていた。それから、ピンク一色の雑貨屋さんのアクセサリー売り場に、とってもかわいいドラえもんがいた。ここに群がる少女たちの誰もこの面白さを分かってくれないのが、もどかしかった。

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Malaysian Ringgit

$malaysia2.jpgそういえば私、訪問国の一番かわいい通貨を1個ずつ、取っておく趣味がありました。

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December 04, 2002

*today's lunch

today's lunch
しそごはん・鮭の漬け焼き・ピーマンとエノキの炒め物・ソラマメとウィンナー卵焼き・玉ねぎのマリネ・茶福豆

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December 03, 2002

SEP16・01 Kota Bharu 4 - Malaysia

今日はPerhentian Island に連れて行ってやるとnash。町から1時間ほどの船着場まで、また彼の浮きそうな運転で行き、今度はほんとに浮いて激しく弾むスピードボートで40分。小さな小さな静かな島に着いた。お弁当のパックをくわえたイグアナが、私たちの姿に焦ってガニマタ走りで逃げていく。
タオで痛めた耳が完治しない私は、朝薬局で買った耳栓をして、シュノーケルをくわえて潜ってみて驚いた。アイスピックのように尖った魚の大群や、ころころのフグ、悪趣味な程色を多用した大きな魚、大小の亀、そして何と小さなサメまでもが、水面を漂う私の足元を泳いでいるのである。まるで海遊館の大水槽の中に入ったみたいだ。時を忘れた。後で、シュノーケリングは太陽の光が届く場所にいることを思い出した。私の足は見事なまでの片面焼きになっていた。

夜は、365日のコタバル名物ナイトマーケットで、murtabak(※)とNasi Ayam(ナシ=飯、アヤム=鶏)を手づかみで食べてみることにした。「確か片手だけ使うんだったよな」と左手だけで食べていると、最初はそんな日本人に興味を示して集まってきていた人たちが、笑いながら何か言う。そういえばイスラムで左手は不浄の手。私は用を足す時、つい日本の癖で右手で処理していた(手で水をかけてきれいにする)。そこからして逆だった。結局、さっきトイレで使った右手で、グチャグチャに煮込まれたアヤムをつかんで食べた。皆が喜んでくれたので救われた。

※ムルタバ。Roti(ロティ:丸めた小麦粉のタネを、ピザ職人のように両手で端を持って回しながら薄く伸ばしたもの)でお肉や野菜やバナナなどを四角く包んで鉄板で焼いたもの。マレーシアのポピュラー料理だが、名前からも分かるように、元はインド。丸く薄く伸ばす様が見事で、よくちぎれないなあといつも感心していたのだが、バンコクのカオサンで「banana pancake」として売っている時は、しょっちゅうちぎれたり穴が開いたりして失敗していた。

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December 02, 2002

SEP15・01 Kota Bharu 3 - Malaysia

「ne-do-shite- sugokusugo-ku sukina- koto- 」オゾマシイ声が廊下で響いている。よほど気に入ったらしい。そんな主人nashに気付かれないようにこっそり宿を出て、付近を散歩する。アジア独特の土色の川に、水上生活者の浮家が点在している。降りて行くと、家の小さな窓から押し合いつつこちらを凝視する二人の子供。近寄ってくるわけでも、何か言葉を発するわけでもなく、ただずーっと見つめ合う時間が過ぎる。根負けした私が手を振って立ち上がり、戻りしなにふと振り返ると、二人が家から出てきてこちらに手を振っていた。旅に酔ってしまう瞬間である。
夜は、nashとその友達のオッチャン2人が、マレーシアの伝統競技とかいうものに連れて行ってくれた。ちょっとお金と教養のありそうな1人が、得意気にナイフとフォークを使ってチキンチョップを食べてみせながら、「ASAMI、マレー語で'ASAM’は'soul'って意味だよ」と教えてくれる。おおおすごいじゃないかと喜んだのだが、後で調べてみると、'soul'ではなくて'sour'、酸っぱいという意味だった。・・まあいいけど。
kotabharu4.gif

その伝統競技というのは、中袖のカラフルな上下にチェック柄の腰布を垂らした出立ちの男2人が、最初は民族舞踊(お笑い芸人が「あちょ〜」とやっているようなヒョウキンな振り付け)、その後、お互いの肩をつかみ合って腰を直角に曲げて前かがみになり、延々と取っ組み合いをするものだ。何だかカブトムシかクワガタの争いのようで、お世辞にも激闘とは言えず、かなり単調。しかし会場は、半分以上が立ち見の大入り、大盛況である。ムスリム姿の女性たちまでもが立ち上がって腕を振り回し、大興奮している。私には試合そのものより、観客の興奮する様子の方が数倍面白かった。21:30に始まり、終わったのは01:30。長い夜だった。

Posted by asummer at 02:04 PM | Comments (1)

December 01, 2002

*today's lunch

today's lunch
麻婆焼ビーフン・ニンジンとコンニャクのステーキ・半熟卵・シシトウ炒め

Posted by asummer at 04:22 PM | Comments (0)

SEP14・01 Kota Bharu 2 - Malaysia

国境からタクシーに乗せてくれたのに始まり、こちらで出会うマレー人は皆とても親切だ。手放しに喜べないのがバックパッカーの悲しき性だが、親切に従っていい所と悪い所の見極めを勘に頼って今までやってきた。今日の親切人は、宿のご主人。コタバルの名所を、車で案内してくれた。・・いや、これは受けちゃいけない親切でしょうと今の私は思うのだが、ドミ料金でダブルルームに泊めてくれた昨日の態度で、本質的にいい人だとか思い込んでいた。・・まあ、実際いい人だったのだが。何故かドリカムの「Love Love Love」のテープを持っていて、最初からそれを知っていたらそんな車には乗り込まなかったのにと後悔したが、如何せん車は浮くんじゃないかと思うようなスピードで走り出していたので、割り切って歌ってみた。今日の親切の代償は、この曲のローマ字歌詞とその英語訳とを書いてあげることになった。

why i just cannot give my whole love to you
why i just cannot see you even in my dream at lonely night
why i just cannot help crying when i say "i love you"

・・夜、ダブルベッドに一人で寝転がってこんなストレートな英語訳を書く。妙な気分だ。そして、日本語の「微妙な感じ」っていいなあと、自分の英語力の無さを棚に上げて、日本を懐かしんだ。

Posted by asummer at 04:21 PM | Comments (0)