国境からタクシーに乗せてくれたのに始まり、こちらで出会うマレー人は皆とても親切だ。手放しに喜べないのがバックパッカーの悲しき性だが、親切に従っていい所と悪い所の見極めを勘に頼って今までやってきた。今日の親切人は、宿のご主人。コタバルの名所を、車で案内してくれた。・・いや、これは受けちゃいけない親切でしょうと今の私は思うのだが、ドミ料金でダブルルームに泊めてくれた昨日の態度で、本質的にいい人だとか思い込んでいた。・・まあ、実際いい人だったのだが。何故かドリカムの「Love Love Love」のテープを持っていて、最初からそれを知っていたらそんな車には乗り込まなかったのにと後悔したが、如何せん車は浮くんじゃないかと思うようなスピードで走り出していたので、割り切って歌ってみた。今日の親切の代償は、この曲のローマ字歌詞とその英語訳とを書いてあげることになった。
why i just cannot give my whole love to you
why i just cannot see you even in my dream at lonely night
why i just cannot help crying when i say "i love you"
・・夜、ダブルベッドに一人で寝転がってこんなストレートな英語訳を書く。妙な気分だ。そして、日本語の「微妙な感じ」っていいなあと、自分の英語力の無さを棚に上げて、日本を懐かしんだ。
Posted by asummer