December 03, 2002

SEP16・01 Kota Bharu 4 - Malaysia

今日はPerhentian Island に連れて行ってやるとnash。町から1時間ほどの船着場まで、また彼の浮きそうな運転で行き、今度はほんとに浮いて激しく弾むスピードボートで40分。小さな小さな静かな島に着いた。お弁当のパックをくわえたイグアナが、私たちの姿に焦ってガニマタ走りで逃げていく。
タオで痛めた耳が完治しない私は、朝薬局で買った耳栓をして、シュノーケルをくわえて潜ってみて驚いた。アイスピックのように尖った魚の大群や、ころころのフグ、悪趣味な程色を多用した大きな魚、大小の亀、そして何と小さなサメまでもが、水面を漂う私の足元を泳いでいるのである。まるで海遊館の大水槽の中に入ったみたいだ。時を忘れた。後で、シュノーケリングは太陽の光が届く場所にいることを思い出した。私の足は見事なまでの片面焼きになっていた。

夜は、365日のコタバル名物ナイトマーケットで、murtabak(※)とNasi Ayam(ナシ=飯、アヤム=鶏)を手づかみで食べてみることにした。「確か片手だけ使うんだったよな」と左手だけで食べていると、最初はそんな日本人に興味を示して集まってきていた人たちが、笑いながら何か言う。そういえばイスラムで左手は不浄の手。私は用を足す時、つい日本の癖で右手で処理していた(手で水をかけてきれいにする)。そこからして逆だった。結局、さっきトイレで使った右手で、グチャグチャに煮込まれたアヤムをつかんで食べた。皆が喜んでくれたので救われた。

※ムルタバ。Roti(ロティ:丸めた小麦粉のタネを、ピザ職人のように両手で端を持って回しながら薄く伸ばしたもの)でお肉や野菜やバナナなどを四角く包んで鉄板で焼いたもの。マレーシアのポピュラー料理だが、名前からも分かるように、元はインド。丸く薄く伸ばす様が見事で、よくちぎれないなあといつも感心していたのだが、バンコクのカオサンで「banana pancake」として売っている時は、しょっちゅうちぎれたり穴が開いたりして失敗していた。

Posted by asummer
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