December 14, 2002

SEP19・01 Bangkok 1 (2) - Thailand

20時間列車に揺られて、動く気配すら無い固い窓をこじ開けるコツや、車内に生暖かい風を送るファンの操作の仕方を覚えた。来てすぐ飛び出したバンコクに戻ってきた。
  
今日もまた「Buddhist Day」らしい。トゥクトゥクのおじさんをかわしながらカオサンを脱出、チャイナタウンの方角へ歩く。早くから、中国らしい赤や金の色使いの店や独特の香りが漂い出すが、実際「ヤワラー」と呼ばれる華僑だらけの中心街へ着くと、そこはまあ、別世界だった。記号にしか見えないタイ語の気配は薄くなり、街中に大袈裟な漢字が溢れている。文字を見て意味が想像出来ることの喜びを飲み込みたくて、ついダイエットコーラ「可口可禾 健怡」を買ってしまった。それにしても、同じ商品をこれでもかと棚に陳列する様は、日本人の感覚とは随分異なる。

華僑強し。狭い路地からはみ出しそうな市場に一歩足を突っ込むと、東京の地下鉄のラッシュのような人の圧力。生物・乾物・漢方薬が渾然一体となった、酔ってしまいそうな匂いや臭い。このエネルギーは何だ。そして常時渋滞の大通りには、「金行」の仰々しい看板が立ち並ぶ。いつ身に着けるのかと目を疑いたくなる程の金々アクセサリー。こちらの方が、よほど信用できるバンコク共通…でなくて万国共通の貨幣なのですね。

Posted by asummer
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