いやほんとに、バーレーンに勝ててよかった。中国では中継はしてませんでしたが、ネット中継で文字を追いながら、そして、15分ぐらいにまとめられた録画放送を見ながら、勝利の気分に浸っていました。
ところで、W杯最終予選の前半が終りましたが、こっちでは、どんな感じで中継がされているのかについて。
中国は一次予選で負けてしまいましたが、でも、ワールドカップ予選の試合は中央電視台(CCTV、こっちのNHKみたいなものか)のスポーツチャンネルで、どこの国の試合もできる限り放映してます(番組名:「我愛世界杯」)。
でも、日本戦については、今のところ生中継したのは前のイラン戦のみで、あとの二試合はともにA組の韓国の試合と重なってしまい、韓国の試合が中継で日本の試合は録画。日本―北朝鮮戦は、録画とはいえほとんど全部やりましたが、今日のバーレーン戦は要旨のみ(15分程度)。ただ、北朝鮮戦は録画放送開始前にいきなり試合結果が出てきてしまい(これにはほんとに参った!中国人はせっかちなのかな、とかいろいろと想像。しかも試合結果は、試合放送中にも再度表示されるという念入りさ。。。)がっくりさせられた一方、今日のバーレーン戦は時間が短いながらも結果は最後まで出ず(といっても今回は文字のネット中継を追っていたので、結果は知ってましたが)。
この調子でいくと、ホームでの試合は韓国の試合と時間的に重なる可能性が高く、中継は望めないのかもしれず(韓国優先なのかな……?)、アウェーの試合の方がちゃんと見られる可能性が高いのかも。
次回はアウェーなので、中継を期待!
ではまた。
今週いっぱい昆明で、ドキュメンタリー映画祭がやっていました。その中で、特別招待作品みたいな感じで日本のドキュメンタリーもいくつか上映されました。70年代(?)を代表するドキュメンタリー作家の土本典昭さんの水俣病関連の作品や、オウム真理教の荒木広報副部長の人としての姿を描いた「A」など。「A」はこれまで見たいみたいと思いつつ、機会を逃していたため、ラッキーでした。オウムの事件からちょうど10年の今、オウムに対して、というか報道のされ方や信者それぞれの姿について新たな視点を得られたのは貴重でした。しかしこんなところで見られるとは…。
土本監督は本人が来昆明。土本さんと話した友人によれば、彼は「昆明にはゴミがなくて驚いた」と言っていたそうですが、実際にはそんなにきれいなところではありません。
こっちに来てよく見られるのは、子供たちがかなり普通に道端で、しかも歩道で、通りの方を向いて派手に立ちションしてる姿。また、小さな女の子も同様に、人が大勢通っている道端で、座って用を足している姿(ちょっとわき道に入ると大便も可)。
そして聞いてはいたものの本物を見てびっくりしたのは、小さな子供が用を足すのに便利なように、股の間に大きく穴の開いたズボンをはいている姿!はじめは破れているのかな?と思ってたものの、次々にそういう子供が現れたので、やはりもともと穴の開いたズボンなのだと判明。だから、彼らはしゃがめばそのまま、どこでも小も大も可能なわけです。実に合理的。バスで母親が窓の外に向けて子供を抱え、その子供が窓の外に用を足している光景を見たという友人もいます。
話が全く関係ないところに飛んでしまいましたが、「A」はよかったです。
ここ数日また風邪を引き(または食べ物にあたり⇒市場の机の上にのっかってたひどく古そうな肉を食べたせい?)、下痢、嘔吐、熱にうなされていましたが、今日回復しました。ちなみに、素子はお腹は壊さず、咽喉をやられています。友人に紹介してもらった漢方薬を試していますが、さてどうなることやら。
では。
話とは全然関係ありませんがバスの運転手と集金箱。女運転手が非常に多い。
(運転手の頭上の言葉:「どうか運転手には気軽に話しかけないで下さい」)
(集金箱にはコインでも札でもなんでもよいので、1元入れる(約13円))
(昆明の飯屋はこんな雰囲気。「鍋子楼(グオ・ズ・ロウ)」という言葉はいろんな店の前に書いてありますが、これは鍋料理(「火鍋(フオ・グオ)」の店だという意味、多分…)
最近は中華料理にも少々飽き気味。
始め来たころは、外のご飯が美味しいし安いため食事が一番の楽しみで、「こんななら、毎日中華でも半年は飽きないだろう」などと考えていましたが、そんなことはありませんでした。
まず外の店の脂っこさにやられてしまいました。少し高い値段を払ったり、また店を選んだりすればそうでもないのがあるのですが、やはり全般にかなり脂っこい。何を頼んでもほとんどが、油の中に浸かっている肉や野菜を食べるという感じであり、またその油が多分あまり質がいいとは思えないため、本当に胃にこたえるようになってしまいました。
また中国では、なんと呼ぶのか分かりませんが、いわゆる味の素的な人工調味料が多用されているため、だんだんその味に気づきだすと、なんだかいまいち味に違和感を感じるようになってしまうわけです。
そしてとにかく味が濃い。
そんなわけで、最近はめっきり外食も減り、できるだけ自炊してます。
外食ばかりだった頃は一時慢性的にお腹を壊していたときもありましたが、自炊を始めてからは回復。
また、外食の頻度が下がると、たま外で食べるときに喜びが戻り、そういう意味でも自炊が必要なような気がします。たまに食べるとやっぱり中華はうまいな、という印象をもてます。
ところで、こっちの食堂というのはどういう雰囲気かを簡単に。
(家の目の前にここを含めて5件ほど食堂が並ぶが、ここがもっとも気に入ってる。一人っ子政策のこの国で、江戸っ子的雰囲気の双子の女の子店員が高感度大)
上の写真の店が、近くの店の中では最も気に入ってるところですが、他の店も概ねこんな感じ。円卓を大人数で囲んで食べている人が多いです。
この店を含め、多くの店にはメニュー(「菜単」:ツァイダン)がなく、陳列されている野菜や肉を見ながら、「これとこれをこうやって炒めてくれ」というように注文します。うまく言えない場合は、好きな野菜を指差して適当に頷くと、それっぽい炒め物が出てきます。
(こんな感じで並んでるのをみながら、店員に調理法を含めて注文。魚だけは、イケスになっているのが多いけど、ほとんど淡水魚のみ)
この店の元気な双子店員とは最近親しくなったため、私たちの注文に対し「その組み合わせはおかしいよ!」などと意見を挟んでくるようになり、だから彼女らの指示に従って食べることがしばしば。
どうもこっちの人は、炒め物はあまり複数の野菜を混ぜず、一つの野菜で一つの炒め物にする傾向が高いようです。素材の味を楽しむというか、ま、結局味はどれも似たようなものになることが多いのですが、そういうことなのでしょう。一つの素材に少々の唐辛子を混ぜ、油で炒める。確かにそのほうが美味しいような気もして最近は私たちもだんだんそうなってきました。
ところで、昆明は野菜が豊富。ニガウリ、メキャベツ、ズッキーニなどをよく見かけ、また日本ではあまりみない名前も分からないような菜っ葉系のものも何種類もあります。また、湯葉もかなり定番。
野菜の炒め物は、どれを食べても一皿40円ぐらい。湯葉は店で買うと一キロ200円ぐらいか?
最近写真をあまり撮ってなく、どうでもいいような写真ばかりなのではと、少々気になってます。
ではまた。
(今日町でまた花を購入。手前の花束が10本ほどで約30円)
(気温も暖かくなってきて、そろそろ花の季節になるのか?最近は気温は最低12度、最高23度のような具合)
最近聞いた話を一つ。
昆明は、ラオス、ビルマ、タイに近いこともあり、ドラッグ、ハッパ類などがとても容易に手に入りることで知られています。それ目的でここに来ている外国人も多いような。最近は多少厳しくなったものの、一年ほど前までは、町中、バーなどで多くの人が堂々とマリファナを吸っていたとのこと。一応違法なのですが、警察もほとんど気にしないらしかったです。地元の人、特に雲南省のもっと田舎から来た人にとって見れば、マリファナなどもともと身近にあるもので、誰もそれが違法だとか、そういう意識がないようです。
それはたとえば、こっちにはベテルナッツというマリファナなどより麻薬効果の高い植物があり、それを口の中で噛むという癖があるけど、それは別に違法でもなんでもないということとも関係があるようです。ベテルナッツの方が強いのによくて、なぜマリファナはだめなんだ?ということでしょう。
ベテルナッツは、インドネシアで特によく消費されていて、インドネシアの田舎に行くと、道端でフルーツのように売っていました。緑色の植物と、ライムの粉と、なんだかよく分からないもう一つの植物(これら三つを合わせてベテルナッツと聞いていました)を一緒に口に入れしばらく噛むと苦味が広がり口の中が真っ赤になる。その赤い液体をペッペッと吐きながら噛み続けるのです。苦味とともに多少舌が痺れるような感じがし、その良さはほとんど分かりませんでしたが、インドネシアでは道端や家の床が赤いシミだらけで、いかにみなよくベテルナッツを噛んでいるかがわかります。特に田舎のお祭りなどで男たちが気分を高揚させるときに、よく消費されていました。
昆明ではその赤いシミをまだ見たことはないのですが、市場などではこれが売っているとのこと。だから、それがよくてなぜマリファナはだめなのかと。それは確かにそういう気がします。だから理由といえば、多くの外国が禁止しているからだめなんだ、という感じなのではないかと予想されます。
昆明も今では少し厳しくなったようで、さすがに町やバーで堂々とは吸えないようになりました。でも、夜中のバーの外では、若者がずらりと道端に座り吸っている。だから、実際には全く厳しくなさそうなのですが。
さて、その聞いた話というのは、この間一緒に飲んでいた香港系イギリス人に、「そのマリファナはどこで手に入れるの?」と聞いてみたときのこと。
彼は、
「どこにでもあるよ」と一言。
「でもどこにでもって、具体的にどこで買うのか」と聞くと、
「だからどこにでもあるんだって。道端とかにどこにでも生えてるんだよ」
というのです。なんと、町中でもちょっと裏にいけば道に大麻の葉が生えているとのこと……。まだ見たことはありませんが、なかなかびっくりな話でした。
(学生街の昼時の風景。外で食べるのが気持ちいいです)
(上の写真のすぐ隣のアメリカ人と日本人が経営するカフェ。この辺りには、このようないい感じのカフェがいくつもあり、西洋人も多い。ただコーヒーはやはり高級品で、こういうカフェのコーヒー一杯は、地元食堂でしっかりご飯を食べるのと同じくらいかそれ以上の値段)
(本文とは全く関係ありませんが、近くの踏み切り。電車が通るのはとてもまれで、通っていないときは、線路も道になっている。踏み切りは、鳴り出した数秒後に閉まり、そのときにはすでに電車がかなり近くに迫っている)
一昨日から風邪で寝込んでしまい、やっと今朝、ほどほどに回復しました。インドネシア・ラマレラ以来の風邪っぽい風邪でした。
さて、中国語学校も二週間を終えて、やっと全くのど素人ではなくなったかな、という感じですが、早くも二人の間では差が……。
素子は毎日かなりの時間を割いて予習復習に余念がない一方、ぼくは読んだり書いたりすることがあるからと、最小限の復習ぐらいしかしていないために、すでに目に見えて力に差が出ているような気がしてます。授業中、先生の言っていることがクラスでぼく一人だけ分かってないような雰囲気も頻発し、もうちょっと時間を割かないとまずいかなと感じています。
ところで、中国語を始めてみて、その簡単さと難しさという両面が少し見えてきています(まだほとんど分かってないので間違っているところもあるかと思いますが)。
まず簡単さは、日本語のように助詞がなく、また複雑な敬語もなく、単語も変形しないところ。たとえば、
「もう少しゆっくり話していただけませんか?」は
「請※説漫一点」 ※は<にんべん+「尓」>、「あなた」の意
で、
「ちん・にー・しょう・まん・いー・でぃえん」と読み(無理やりひらがなで書くと、ということです。ほんとはこれにさらに四声が加わります)、これは
「どうか・あなた・話す・ゆっくり・ちょっと」
と言葉を並べただけになるわけです。
また、
「テイクアウトはできますか?」は
「帯走可以※」 ※は<くちへん+馬>、疑問文の最後につく
で、
「だい・ぞう・くぅー・いー・ま?」と読み、これは
「テイクアウト・できる・疑問詞」というわけなのです。
こういった雰囲気で、かつ単語が日本人にはかなり覚えやすいために、語彙は簡単に増えていきます(似ているものはたとえば、「全部」は「ちぇん・ぶー」、「図書館」は「とぅー・しゅー・ぐあん」など)。
ただよく言われるように、中国語で難しいのは発音です。まず正確に発音するのが難しい。これは特に日本人にとって当てはまることのようです。
で、さらにその難しさに拍車をかけるのは、中国語の言葉が実に似た音ばかりで出来ているためだと思います。当たり前のことですが、中国語が、日本語でいう音読みだけで出来ている、ということを考えれば、なんとなく想像が付くかと思います。ちなみに、中国語には、四声といって、一つの音に対して音の高低によって四つの違う音が使われるので、ここでカタカナ表記が同じでも、読んだ場合に同じとは限りません。
まず、動詞がほとんど一音でできているような気がします。
たとえば、「洗う」は「洗(シー)」、「書く」は「写(シエー)」、「学ぶ」は「シュエ」、「読む」は「読(ドゥ)」、「食べる」は、「吃(チー)」
また、「チャン」や「チュアン」という音を含む言葉がやたらと多い。そしてそれを聞き分けるのが難しい。
たとえば、「市場」は「シーチャン」、「室長」も「シーチャン」、空港は「ジーチャン」(ちなみに、おじいさんは「イエイエ」、「ワイゴン」など)、「よく、頻繁には」は「常常、チャンチャン」、「長い」も「チャン」、「味わう」は「チャン」、ぼくの地元「成城」も中国語読みでは「チャンチャン」、「(服を)着る」は「チュアン」、ベッドも「床、チュアン」、「壁」は「チエン」、「千」も「チエン」、「お金」も「銭、チエン」、「前」も「チエン」……
という感じなわけです。もちろんカタカナで書くと同じになるだけで、それぞれ微妙にみな発音が違ったりするのですが(日本語で言えば「雲」と「蜘蛛」というような…ちょっと違いますが)、聞き分けるのはいまのところかなり難です。
というわけで、頑張ります。
雄生
(いわずと知れた自転車社会。写真左側に見えるバイク状の乗り物は、なんと電気バイク。見た目は原チャリ風なのにほとんど音がしない。結構普及してる。はじめはびっくり)
学校ももう二週目。はじめは入門クラスに所属していたものの、前回も書いたとおり、にーはお、などが中心でさすがに物足りなくなったので、今週からは准初クラス(初級の一つ前)に参加してます。こっちは先生の言うことが半分ぐらい分かる、という感じで、結構一生懸命勉強する必要もあり、レベル的にはちょうどいいかなと、このクラスに決めるつもりです。クラスはやっぱりベトナム人が中心。私たちは彼らよりは全然話せないものの、漢字の読み書きに強いため、それでも授業にはついていけます。
さて、今回は昆明の物価を一通り書いてみました。最近は自炊が中心のため、部屋代を入れても生活費は一人一日500円程度(部屋代がこのうちの半分を占める)。飲みに行ったりするともちろんもう少しかかりますが、しかしほんとにお金が減りません。新聞に載ってる中国人の求人(フルタイム)の相場が月給10000円程度だというのも納得です。またボシュロムのコンタクトレンズ半年分が900円(日本だと多分1万5000円ぐらいはしますよね?)という話も聞いたり。
以下、思いついた範囲で、物の値段を書いておきます。ただし、これはあくまでも大まかな値なので、ものによっては値段の幅はかなりあります。こうしてみて感じることは、乳製品と西洋文化の香りがするものは高いということです。とはいって、日本から見れば安いとは思いますが。
※物によってはボられている可能性もあります。1元=約13円
<安いと感じるもの>
イチゴ 1キロ 200円
ミカン 1キロ(12,3個か?)50円
枇杷 10個くらい 60円
米 1キロ 50円
ビール中瓶1本 30円
(ビールは味も悪くない。安い!米は量り売り。※暇そうな顔してますが、
そんなことはありません)
花一束 30円
(買った後に咲いた。DVDは借り物)
ミネラルウオーター 18リットル 80円
豚肉100g 17円
大根1本 10円
冷凍水餃子 25個 50円
マツタケっぽかった茸 1キロ 300円(これでも他の茸よりひときわ高かった)
外食 中華メイン3品、スープ一つ、ご飯 200円(二人でかなりお腹いっぱいになる量)
(路上の野菜売り。ボラれてても私たちにはよく分からない。ちなみに上記は地元スーパーの値段)
携帯電話 同機種へ 1分1.3円
バス 市内13円
タクシー 初乗り100円(日本と同じぐらいの距離行ける感じ)
日本語中国語辞書 500円
コピー一枚 2.5円
マンションの駐輪所 一ヶ月40円
中国語家庭教師 1時間300円
(休日のバスの中。携帯電話もかなり普及)
新品炊飯器 800円(私たちのはすぐ壊れた)
新品DVDプレーヤー 3000円から
(私たちが買ったのは4000円。好調です)
DVDレンタル 15円
新品DVD 300円(海賊版だと一枚13円から)
新品CD 200円(安売りで一枚13円から。工藤静香、相川七瀬などはこっちだった。海賊版ではない)
(家のそばのDVDレンタル屋。会員制などというものはなく、その代わり、借りるときに10元(130円)を人質に取られる)
電球一個 13円
新品マウンテンバイク 4000円
新聞 7円
<高いと感じるもの>
油 2リットル 250円
インスタントコーヒー 400円
マーガリン 150円
牛乳1リットル 90円
(コーヒーはこれが400円。高い!)
パスタ500g 100円
ADSL 使い放題 2000円/月
アイスクリーム一本 40円
マクドナルド バリューセット300円
いい感じのカフェのコーヒー 70円(食事一人分と同じぐらい)
10枚入り薄切り食パン 50円
中古ママチャリ 800円
(マクドナルド。なんて読むのかいまだに不明)
ではまた。
(4、5日前、雪が降りました。昆明ではとても珍しいとのこと。気温も4度まで下がり、暖房器具のない部屋は厳しい事態に陥りました。)
今日から雲南師範大学での授業が始まりました。
授業は全部取ると週16時間なのですが、ぼくらは中国語の書き方の授業を取らないため週12時間だけにします。それ以外は、個人的に誰かに習うか、日本語を習いたい人と教えあいをしようかと考えています。
とはいえ、今日出た授業は書き方(始めの二週間はコース選びのために、いろんな授業に出てよい)。一、二、人、などの文字の書き方からやっているため、さすがにまともにそれを書く気はしないのですが、授業自体がすべて中国語なのでそれを聞くのが勉強になります。全く知らない語学を学び始めると、生活しているだけで勉強になるし、初めは伸びも速いので楽しいもんですね。
クラスは6人から10人ほど。ベトナム人、タイ人が多く、さすが雲南省という感じがします。
ところで、もう今の部屋に移ってきてから一ヶ月近くなりますが、どういう基準で部屋を選んだかを書いてみようと思います。日本とは見るポイントが違うので。
不動産屋では、まず次のように書いた紙を見せて回りました。
1.西式的厠所
2.有家具
3.2ガ(中国語の文字)房間
4.有熱水器
5.排水好
この中国語があってるのかどうかは不明ですが、とりあえずこんな感じで通じます。
1は「西洋式トイレ」という意味ですが、これは多分多くの外国人にとっては重要なのではないかと。というのは、中国の標準的なトイレは、和式(に近いアジア式)。で、もちろん和式自体は特に問題ないのですが、つらいのは、普通その和式トイレがある狭い空間の上にシャワーがついている点。つまり、日本の和式便所の個室ぐらいの空間が同時にシャワー室になっていて、トイレをまたぎながらシャワーを浴びないといけないんです。これは結構ショッキングな風景だったため、それは避けたく、「西式的厠所(無理やりカタカナ表記すると:シーシー・ダ・ツーソー)」を求めたわけです。
2.は家具付、ということ。
3.は二部屋ほしい、ということ
4.は、湯沸かし器付、ということ。これはもしかしたら雲南省特有なのかもしれませんが、昆明は晴天率が高いため、マンションなどはほとんど太陽熱で温水を得ています。そのため、たまに曇りや雨が続いたりすると温水が出なくなってしまうのです。そういうときのために、湯沸かし器があったほうが良いのです。
(熱水器。曇りの日などにたまに活躍。でも安いのなら自分で買っても三千円ぐらいですが)
5.は排水がいいところ、ということ。この辺りは結構排水が悪いマンションが多いようで、トイレから汚物が逆流してあふれてくる、という話をよく聞きました。紙は流さずにゴミ箱に捨てるというのはこの辺では基本なのですが(ぼくらもそうしています)、それを守っていても、特に一階などでは、排水問題が少なくないようです。
ちなみに、街なかのカフェなどはどこも「大便禁止」になっています。下水道が大便に対応してないとかで。だから大は中国的な公衆トイレに行かざるを得ない。もちろんドアなし。
(ほとんどのマンションに付いている給水器。これで熱湯と常温の水が出てきます。このミネラルウォーターは18リットルぐらいで80円。電話一本で新しいのをすぐに持ってきてくれる)
(キッチン。真ん中の炊飯器は、新品で800円で買ったのですが、3回ぐらい使ったら、音を立てて壊れました。キッチンの窓は常に空けている。ガス漏れがまれではないらしいため)
(雲南省は空気がとても乾燥しているため、加湿器は必須。でも結構高い。最も安いのを買ったのですが2000円ほど)
(左は中国系南アフリカ人で、台湾の友達に紹介してもらった人。中央は彼に英語を習う中国人。なぜかジャックという名)
ではまた。