(昆明の飯屋はこんな雰囲気。「鍋子楼(グオ・ズ・ロウ)」という言葉はいろんな店の前に書いてありますが、これは鍋料理(「火鍋(フオ・グオ)」の店だという意味、多分…)
最近は中華料理にも少々飽き気味。
始め来たころは、外のご飯が美味しいし安いため食事が一番の楽しみで、「こんななら、毎日中華でも半年は飽きないだろう」などと考えていましたが、そんなことはありませんでした。
まず外の店の脂っこさにやられてしまいました。少し高い値段を払ったり、また店を選んだりすればそうでもないのがあるのですが、やはり全般にかなり脂っこい。何を頼んでもほとんどが、油の中に浸かっている肉や野菜を食べるという感じであり、またその油が多分あまり質がいいとは思えないため、本当に胃にこたえるようになってしまいました。
また中国では、なんと呼ぶのか分かりませんが、いわゆる味の素的な人工調味料が多用されているため、だんだんその味に気づきだすと、なんだかいまいち味に違和感を感じるようになってしまうわけです。
そしてとにかく味が濃い。
そんなわけで、最近はめっきり外食も減り、できるだけ自炊してます。
外食ばかりだった頃は一時慢性的にお腹を壊していたときもありましたが、自炊を始めてからは回復。
また、外食の頻度が下がると、たま外で食べるときに喜びが戻り、そういう意味でも自炊が必要なような気がします。たまに食べるとやっぱり中華はうまいな、という印象をもてます。
ところで、こっちの食堂というのはどういう雰囲気かを簡単に。
(家の目の前にここを含めて5件ほど食堂が並ぶが、ここがもっとも気に入ってる。一人っ子政策のこの国で、江戸っ子的雰囲気の双子の女の子店員が高感度大)
上の写真の店が、近くの店の中では最も気に入ってるところですが、他の店も概ねこんな感じ。円卓を大人数で囲んで食べている人が多いです。
この店を含め、多くの店にはメニュー(「菜単」:ツァイダン)がなく、陳列されている野菜や肉を見ながら、「これとこれをこうやって炒めてくれ」というように注文します。うまく言えない場合は、好きな野菜を指差して適当に頷くと、それっぽい炒め物が出てきます。
(こんな感じで並んでるのをみながら、店員に調理法を含めて注文。魚だけは、イケスになっているのが多いけど、ほとんど淡水魚のみ)
この店の元気な双子店員とは最近親しくなったため、私たちの注文に対し「その組み合わせはおかしいよ!」などと意見を挟んでくるようになり、だから彼女らの指示に従って食べることがしばしば。
どうもこっちの人は、炒め物はあまり複数の野菜を混ぜず、一つの野菜で一つの炒め物にする傾向が高いようです。素材の味を楽しむというか、ま、結局味はどれも似たようなものになることが多いのですが、そういうことなのでしょう。一つの素材に少々の唐辛子を混ぜ、油で炒める。確かにそのほうが美味しいような気もして最近は私たちもだんだんそうなってきました。
ところで、昆明は野菜が豊富。ニガウリ、メキャベツ、ズッキーニなどをよく見かけ、また日本ではあまりみない名前も分からないような菜っ葉系のものも何種類もあります。また、湯葉もかなり定番。
野菜の炒め物は、どれを食べても一皿40円ぐらい。湯葉は店で買うと一キロ200円ぐらいか?
最近写真をあまり撮ってなく、どうでもいいような写真ばかりなのではと、少々気になってます。
ではまた。