一昨日引越しを完了して、やっと一息つけました。
その間数日ネットを見ることが出来ず、また、部屋にはまだネットをひいていないため、今は近くのセガフレードで、やってます。
新居は、上海にいくつかある大きな商業地の一つである徐家匯(シュージィアフイ)というところ。素子の会社から歩いて数分ということでそこにしたのですが、今回はほんとに都会生活という感じで便利。家を出て5分以内のところ、セガフレードもスタバもあり、しかも巨大なデパート群も地下鉄の駅もみな徒歩10分以内。これまでこんなところに住んだことなかったので、これはこれで新鮮です。さらに、借りた部屋が、外国人、特に日本人が多いところのようで、なんと部屋ではNHK、BS1,2も見れてしまうという環境。なかなか快適です。
今週から、ぼくの仕事探しも本格化。今日は日本語教師のことで話を聞きに行き、明日は興味ある雑誌の出版社へ。日本語教師っていうのは、とくに考えてなかったのですが、なんと住んでいる建物の中に日本語学校があったので、もしかして、と思って聞いてみると、ちょっと会いましょう、という展開になって。でも、そこにあったのは分校で、本校は随分遠く、今日は朝からその本校まで行って話を聞いてきたものの、どうもぼくには難しそうな雰囲気。資格・経験の問題で。明日の雑誌社にしても、正式な就職活動ではなく、都合のいい仕事方法を考えているため、すべて簡単に撃沈、という可能性もありますがとりあえずがんばります。なんとか固定収入がほしいところ。あ、でもその前に、一つ締め切りの近い原稿のネタがまだ見つかってなく、ちょっと焦り中。。。
昨日は、早速日本で働く中国人の友達が帰郷のついでに寄ってくれました。三人で日本食食べ放題へ。味はいまいちでしたが、とても楽しい夜に。彼女が日本に帰り、ぼくらが上海で見送るっていうのがなんか不思議な感じでした。。。
雄生
(明日から住む部屋のそばにサイゼリアを発見。それがなんと終日この大行列!そんなにいいのか、と私たちも昨日部屋探しに疲れたあとに並んで入ってみたところ、確かに安い。しかし味はやはりサイゼリア。こんなに人気なのは、ファミレスがないからかな?)
上海生活も2週間がたち、今日やっと部屋がきまりました。
素子の就職先が火曜日に決まったので、水曜日から今日までの4日間はその会社の周りで毎日部屋を見て回り、やっと今日決断でき、契約を済ませ、明日引っ越すことになりました。
(ここが、今日まで暮らしてたユースホステルの周辺の雰囲気。いわゆる上海の租界の中心地で古い建物も多く、雰囲気あり)
部屋はなかなかきれいで快適なところを見つけることができたものの、部屋代は昆明の
3倍以上、しかも広さは6割程度。以前は3LDKだったのに、今回は1LDK。ま、場所が結構便利なところということもありますが、それでもやはり上海、高いです。といっても、他の日本人の知人はもっと安いところを探して住んでいるので、もちろんあるにはあるのですが、今年は、去年の節約生活を脱して二人ともしっかり働いて稼ぎ、普通に食べたいものを食べられる生活を目指しているので、自らプレッシャーをかけてがんばろうという魂胆です。雄生は、今のところまだ職が見つかってませんが、とりあえず塾講師の仕事をちょこちょこと出来そうな感じがあり、あとは、上海でいい感じの日本語雑誌が見つかったのでそこで契約ライター的な道を模索するつもり。プラス、今までどおりに日本の雑誌に寄稿する、ということで、なんとかそこそこの金を稼げないかと考えてます。きついかな……。でも稼げなかったら、上海で破産しそうです(笑)。
ちなみに、今日部屋を決めて大家に金を払って契約を交わしたあとに、トラブル発生。大家はぼくらよりも若いボンボンっぽい青年なのですが、彼が不動産屋に、「おれはあんたたちへの仲介料を支払わない」と言い出したんです。普通は借り手も貸し手も、部屋の賃料の35%を仲介料として不動産屋に払うことになっているようだったのですが、それを「(もともともっと高く貸すはずだったのに)こんなに安く貸すことなってしまったんだから、仲介料は払えない」って言うんです。普通には全く考えられない展開で、それからもちろん大モメ。そのボンボンは全く譲る気配がなく、不動産屋は怒り呆れて、「おい、じゃあ、お前のママに電話するぞ!」となぜかママ登場。で、もちろんママはボンボンの見方だったようで、「な、だから言ったろ!」とボンボンの勝利。ママが多分不動産業界でかなり幅を利かせている人物なのでは。で、どうも、お互いの間で何か口約束があったような感じで、結局水掛け論に。口論の途中、怒った不動産屋が私たちに「もうこの部屋をやめて他の部屋を見よう」とも持ちかけてきましたが、もちろん契約も済んでいたので、どうにもならず、しかも私たちも部屋探しにかなり疲れていたので、不動産屋は泣く泣くあきらめることに。 うーーん、こんないい加減なことってあるんだろうか、という感じでしたが、中国っぽいシーンだったな、という気も。
というわけで、明日からついに上海生活がいよいよ本格的に始まります!
(本文に全く関係ないですが、こないだ立ち寄った魯迅公園。あの作家・魯迅の家のそばにある公園ですが、なんとその遊び場は老人たちのジムに!かなりマッチョなおじいさんもいてびっくり。これなら公園も作り甲斐があるというもの)
(上海の中心街から、黄浦江という河の向こうに広がるビル街を見たところ。シンボルのようになってるテレビ塔、その下にある巨大な地球儀みたいな建物が印象的。なんか遊園地のアトラクションみたいだけど、近未来っぽい雰囲気が出ているのは確か。最近は、結構寒く天気も悪く、毎日こんな感じです)
上海に到着して1週間が経ちました。
現在就職活動中。一つ内定はもらっているものの、もうちょっと他の会社も見てみたいので。現地採用で、すでに就職をしている友人から聞くところによると、1回2回の面接ですぐにその場で採用を決めるところが結構あるみたいです。私の場合も、先週水曜日に一次面接、次の日の木曜日に二次面接、そしてその場で採用決定という速さ。友人は一次面接が終わって2時間後に電話がかかってきて、採用となったとか。
求人の数は結構あるのですが、基本的に欠員補充という形の募集なので、良い仕事を待ってだらだらしがちです。できれば1週間後には決めたいのですが……。
ところで、上海に着いてから、なぜか全く何事に対してもやる気がなくなってしまい、就職活動をするのに、こんなんで大丈夫かなという感じでした。最初の面接の日程を人材派遣会社の人から知らされたとき、"でも、まだジャケット買ってないんで……"と言ってしまい、やる気のなさ丸出しでした。"ジャケット、買ってくださいね"とたしなめられる始末。あー、こんなんで就職なんてできるのかなと自分でも心配でしたが、最初の面接に行ってからだんだん調子が戻ってきました。しかし、あのやる気のなさはなんだったんだろうか…。
も
(一見まあまあなレストランで、まあまあな中華を。やはり上海は海鮮が多いのでうれしい。焼きそばの奥の皿がなんだかよく分からないけど初めて見る貝。味はハマグリっぽかった)
(上の写真を撮った場所から逆を向くと、これ。1930年代、上海の租界が大賑わいしていたころの建物がずらりと残っているのが壮観。上海はやはり歴史や建築が魅力的)
(上の写真のような味のある一つの西洋建築の正面に行ってみると、これ。さすが上海というべきか、さすがアルマーニというべきか)
最近、PCのモニターがイカれてきて、壊れちゃうんじゃないかと少々不安。日本で帰ってかえればよかった。。。
「国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて」(佐藤優 新潮社)を読んだのですが、久々に、唸らせられる本に出会ったという気がします。
読みたいと思って図書館に行ったものの、世田谷区中の図書館ですべて貸し出し中ということで、あきらめるかと思っていたときに(ま、買えばいいんですけどね)、偶然友人が、是非読めと、その本をくれたので、読むことができました(ヨカワ→ありがとー!)。
著者の佐藤優氏は「鈴木宗男事件」のときに、その関連で逮捕された外務省の役人。で、2005年2月に懲役2年6カ月執行猶予4年の判決を受けたものの、それを不服として現在控訴中の人物です。「国家の罠」は、彼が、この事件を「国策捜査」だとして、自分がその中に巻き込まれ逮捕されるに至った経緯と、自分の主張、拘置所での生活などについて書いたものなのですが、いろんな意味で、間違いなく一読に値する本だと思いました。
今日の朝、ユースホステルのベッドで読み終え、その内容はもちろんのこと、読み物としての完成度も高いことに唸らされたので、忘れないうちに書いておきます。機会があれば、是非。お薦めです。
今は、上海の中心街の香港新世界というビルの地下のカフェの中。上海に駐在する高校時代のバスケ部の先輩に昼食をごちそうになった帰りです。夜は、昆明時代の友達で上海で働いている人たちと会います。上海は知り合いが多いって意味でも楽しいです。
しかし上海、水がほんとにまずい!さらに、安い食べ物がまずい!この二点が結構つらいです。
雄生
(こんな写真を見ていると、また旅に出たくなってくる・・・)
日本帰国中は日記を中断していて、出国したらまた書き出そうと思っていたのですが、なかなか書き始めることができないまま、上海も三日目をむかえています。
オーストラリアのバン生活から東南アジアを旅していたころまでは、毎日のように変化があったため、日記を書いてても面白く、しかも、半年ぐらい発ったあとでも、何月何日といわれればどこで何をしていたかをほとんど思い浮かべることができていました。
しかし、去年一年昆明で暮らしていたときは、毎日が同じようで、一週間前のことすら、その前後の日とごっちゃになってしまうといった日々でした。その辺から日記が単調になり、半ば義務感で書くような感じになってしまったのですが、せっかくだからとずっと続けていました。
それが、今回日本に戻ってからぷっつりと糸が切れたように書く気力がなくなってしまい、どうしようかと悩み中。これはつまり、こういう外国での暮らしが、3年目にしていよいよほんとの意味で日常化してきたということなのか、と解釈したりしてますが、ま、とにかく日記を書かないとしたら、そのエネルギーをもっとこのブログに回して更新頻度をあげられればな、と思ってます。
ところで、昨日から早速仕事を求めての活動開始。昨日は大学の友人に紹介してもらった上海出身の中国人に会いました。芸術家であるその彼のお父さんが中心になってやっている巨大なプロジェクト(中国の文化・伝統を保存しながらの街づくり)で何かかかわれることがあればと、昨日は一日、彼らのプロジェクトの現場すべてに連れて行ってもらいました。
(プロジェクトの舞台となる上海郊外の金沢(ジンザ)という小さな町にかかっている橋。この橋、なんと元の時代ぐらいからあるらしく、すなわち800年とかそれぐらいここにかかっていることになります!そういうものが今も普通に使われて残っているのがすごい。この橋は当時騎馬民族が使っていたために馬用で手すりがないとか)
(ある建物の中)
(伝統的なお面)
(彼らが手がける旅館の中の雰囲気)
このプロジェクトに自分がどうかかわれるかはまだ不明なのですが、なかなか接する機会のない世界を見ることができて、とても勉強になりました。
そして今日は、素子が登録している人材派遣会社に顔を出し、明日から早速よさげな会社での面接開始です。
今日は朝からラッシュの地下鉄に乗り、日本の会社に顔をだし(一社はぼくもちょっと知っていたので一緒に挨拶に行ってきました)、すっかり都会生活が始まった気分です。人の雰囲気も昆明とは結構違って面白いですが、素子は少し疲れ気味。。。すでに明日の面接に向けて準備中。ぼくも明日までに完成させないといけない原稿がちょこちょことあり、大体できたのですが、もう少し見直しを、という感じです。。。
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今は2月12日、中国時間の午前9時。船の中からこれを書いています(アップするのは上海に着いてからですが)。今日、朝からすでに港っぽい風景が周囲に見え出し、いよいよあと1時間ほどで上海到着です。昆明の日々を思い出させるような中国の風景に、今、結構ワクワクしてきてます。
結局47時間ほどの船旅になりましたが、これが予想以上の快適さ!私たちが乗ったのは2等のAというクラスで、下から2番目の安さの部屋なのですが、これが全然きれいで、とても居心地よかったです。一番安い2等Bが大部屋で20人程度の雑魚寝、しかも男女別だったので、私たちは4人部屋のAにしました。で、これも男女別なのですが、夫婦だとかいえば(ってほんとに夫婦ですが)2人で1部屋使えるって話を聞いていたので、乗船後頼んでみたら、確かに4人部屋を2人で使わせてくれました。
船員はほとんど全員中国人で、日本語もみな片言という感じなのですが、船内のきれいさは結構日本っぽかったです。
------(このくらい書いたときに上陸準備開始。以下は上海の宿で夜に書きました)
(大阪出発時。甲板から。目の前に見えるのが大阪港)
(部屋にはこんなベッドが四つ。1人2つずつリッチに使用。シーツもきれい!)
(部屋の奥には小さな和風のリビングが。靴も脱ぐようになっているので、なかなか落ち着きました)
(船内の憩いの場。ソファーも悪くない)
(読書室。ここもまた落ち着く)
(今日の朝。霧の中に浮かぶ上海の街!右の方に見えるのがよくテレビなどにでてくる近未来っぽいタワー。まだ名前がわかりません…)
さて、船を降りてすぐに目当ての安宿まで行き、個室を確保。昆明に比べると随分と高いのだけど、幸い日本を経ているためそんなに高くも思えずにすみました。で、入ってみるととても快適な宿だったのでうれしくなりました。ここに数日はいることになるのかなー。
で、早速地下鉄に乗って街に出て、必要な買い物を。今日は早速携帯を買いました。明日からもういろいろと用事があるので、観光などあまりゆっくりはしていられませんが、とりあえずやはり上海は大きいです。でも思ってたよりかは普通の中国の町っぽい雰囲気が残ってるな、という印象を受けました。
(あるビルの窓から見た風景。近代的なビルとともに古めかしい建物が多いのがいいです)
ところで、上海について街を歩いているとき、二人ともほとんど同時に頭痛が始まり、雄生はすぐに治ったものの、素子はどんどんひどくなっていき、今宿に戻ってバファリンを服用。長い船旅で予想以上に疲れていたからか?それとも久しぶりの都会の空気に体が反応してしまったのか?そのことで、都会に来たことを妙に実感してしまっています。
(夜。まるで新宿にいるような気分でした)
素子はこの都会ぶりに疲れている様子。雄生は結構わくわくしてます。まだ上海で生活するかどうかは決まってませんが、さあ、果たしてこのあとどうなることか……。
日本もいよいよ終盤を向かえ、明日出発ということになりました。
今回はずいぶんといろんな友達に会うことができたようにも思いますが、まだまだ会いたかった人も多く、もっと日にちがあればよかったなとも感じてます。でも、ちょっと日本に未練を残しながらの出発の方が旅気分を保ったままでいられるので、ま、これでいいのかもしれません。
明日、昼の12時に大阪港を出る蘇州号に乗り2日後に上海入りです。関空から飛行機だと2時間程度で着くのに、あえて船で48時間かけて行く理由は、情けないながら、はっきり言ってほとんど金銭的理由です(もちろん、船旅自体も楽しみなのですが)。
次に帰ってくるときはもう少し金銭的な面が充実しているように、今年は二人でがんばって働いて稼ぎます!
(愛犬はるともしばらくお別れ……)
帰国してから早いもので2週間が経ってしまいました。日本帰ったら、あれもやろうこれもやろう、といつも思うのですが、毎度のことながらだらだらしてしまって、思うようにことが運びません。そして最後の1週間にばたばたしてしまう。またいつものパターンです。
日本に帰って友達と会って、皆ほとんど変わっていないことにほっとしつつ、久しぶりなのに、そんなに久しぶりに会った感覚がしないのはなんでかな、とちょっと不思議に感じたりしています。そして、何を食べても美味しく、どこに行っても快適空間が広がっていることにかなり満足(特にトイレ)。やっぱり日本っていいですね。
昨日念願の美容院に行き、髪をばっさり切り、そして、ついに中国から買って帰った虫下しの薬を飲みました!今のところ何も出てきてません。友達が同じ薬を飲んで、副作用でじんましんが出たって言ってたけど、それもなし。薬の説明書には、”まれに口から虫が出ることがあります”とあったので、かなり恐れていたのですが、それもなさそう。すっきりした身体で上海に臨めそうです。
今回都合が合わなくて会えなかった皆様、次回はぜひ!
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