前回ブログをアップした熱風出まくりの夜は、もうどうしようもないので、水シャワーを浴びて扇風機とアイスノン枕ですぐに寝ちゃいましたが、翌朝起きてみると、少し回復していたのでほっと一安心。でもまだ本調子ではなく、昨日修理の人に来てもらったものの、修理工が来たときはそれなりにちゃんと動いていて、「問題ないじゃないか」といわれてしまうという最悪のパターン。
「でも前の晩、熱風しか出なかったのはどういうこと?」と聞くと、笑って、「いま問題ないんだから、大丈夫だ」「残暑が厳しくてなかなか涼しくならないだけだ」という感じで帰っていきました。
で、昨日の夜はまあまあ問題なかったものの、今日の朝また大きな音を出し、効果も抜群にしょぼく、参りました。そして修理工にまた電話。午後にしか来れないというので、暑い部屋の中で仕方なく待ってると、また調子が復活してきたので、待ってるのがめんどくさくなって、修理工に再び「今日はもういいや」と連絡し、カフェに逃げてきてしまいました。
2,3の連載の締め切りがいつも重なるんですが、そうなると、なぜか能率が落ちて、こういう余計なことに時間を使ってしまいます。YouTubeで「情熱大陸」とか見てやる気出してるんだけど、、、だめだなあ~。
(これも南京。長江にかかる南京長江大橋の下で、すでにかなり暗い中でダンスに興じる人びと。後ろの文字は毛沢東の言葉。「人民、ただ人民のみが世界の歴史を創造する原動力となる」(原文:人民、只有人民、才是創造世界歴史的動力。)→訳間違ってたらどなたか指摘お願いします~)
まだしぶとく暑い日々が続く中、エアコンが壊れてしまいました。最近、効きが悪いなとは話していたのですが、今日の朝からほとんど効かないのに音がやたらと大きくなり、仕方ないので昼間はカフェで仕事をすることに。で、夜、二人で外で食事をし、+マッサージの黄金コースを終えて帰宅しエアコンをつけてみると、なんと熱風が!!!いくら温度を下げても出てくるのは熱風のみで、いろいろ試そうにも部屋がどんどん暑くなるため、もうあきらめるしかありませんでした。ホントにまいっちゃいます。
明日修理に来てもらうように今日頼んでおいたのですが、ここまで悪化するとは予想外。とりあえず今日の夜を乗り切るのが問題です。頼みの綱は、小さな扇風機とアイスノンの枕。がんばります~~。
(南京駅を出たところ。目の前にはすぐ湖が広がっていて、とてものどか)
水曜から金曜(25日)まで、いま家庭教師をしている中学生の男の子と二人で南京まで2泊の小旅行に行ってきました。最近数日でもいいから上海の外に行ってみたいと思っていた自分と、「ワイルドな旅を体験してみたい!」というそのカテキョウの子(ケン坊)の要望が合致して実現した企画で、いつもながらの行き当たりばったりの旅を彼にも体験してもらう3日間になりました。
行きは電車で、帰りは船で長江を下ろう、と考えて、二人で楽しみに出かけたものの、行きは硬座(一番安く中国の安い旅っぽい)のチケットがすでになく、軟座(ちょっとリッチ感のある席)で行くことになり、予想外のブルジョワスタート。南京では南京大学の留学生宿舎に宿泊し、他の旅行者にも出会いそれなりに、「貧乏旅行」っぽい雰囲気も出てきましたが、ま、南京も結局は都会だなっていう感は否めず。できればぐっと田舎まで行きたかったものの、やはり2泊じゃとても無理なことに気づき、今回は南京だけにしようということで話がまとまりました。
電車を降りると、南京駅前には大きな湖が広がっていて、とてもさわやかな街のイメージにびっくり。湖とその後ろに広がるビル群の様子からはオーストラリアのパースが思い浮かんだほど。「大虐殺」のイメージが強いためか、それはなかなか意外でした。
ケン坊にとって、すべてその場で決めていくという旅は未体験で、その行程を好奇心旺盛に楽しんでくれましたが、ぼくも彼もがっくりきた最大の誤算は、いわゆる「南京大虐殺」に関する記念館である「大屠殺紀念館」がなんと今年6月から来年12月までの拡張工事のためとかで閉館期間中だったこと!!来年の12月13日が事件の70周年に当たるため、どうもその日に再び開くようなんです。南京といえば、やはりその事件の印象が強烈ですし、また以前、虐殺に加わった元日本兵から話を聞いて映像を作ったりしていたこともあったため、これを見ないで南京を後にしなければならないことは本当に残念でした。今年、来年中に南京に行かれる予定の方はご注意ください!
(なんと柵が!後ろの塔に「1937.12.13-1938.1」の日付が見える)
(閉館のお知らせ)
ま、でもしまっているものは仕方ないので、気を取り直して、今度は船のチケットを探しにいくも、いろいろと歩き回ったり、問い合わせたりしてみた結果、5年ほど前までは南京から上海まで長江を下る船があったのに、いまはすでにないとのこと。ダブルショック。で、仕方なく、帰りの電車のチケットを購入(今度は硬座あった!)し、大きな湖で二人にボートに乗るという「デートコース」をこなすと、ケン坊は非常に上機嫌に♪。予想以上に楽しんでくれて、うれしかったです。
そして、2日目の最後には長江にかかる大きな橋を見て、また宿へ。宿のそばで晩飯を食って、部屋でダラダラと話していたら、いつしか寝ていて、旅はいよいよ最終日へ。帰りの電車の硬座もソツなくこなし、金曜の午後4時ごろにケン坊宅へゴール。とりあえず無事に戻れてよかったです。ぼくにとっても、新しい「弟」との旅行のようで、新鮮で楽しい3日間でした。
(湖のそばでのんびり休みながら、新しく覚えた中国語の単語などをメモるケン坊。でもメモってる先はパスポート……。いいのか~?)
(夜、南京長江大橋を見に行って帰りのバスを待ってるとき。すでに運転を修了したようなバスの群れの中から突然どれかが動き出すので、油断がならない)
○25日(金曜)に出た「上海ジャピオン」の旅特集(ネットでも見られます⇒ココ)にインドネシアでのイルカ漁についてのエッセイを書いています(もうこのイルカ漁ネタもそろそろ最後にしないとな、と思っていますが……)
まだ学生だった2000年にインドで出会った友人に、昨日6年ぶりに再会。インドのカルカッタでたった数日一緒に過ごしただけで、その後一度もあったことはなかったのに、会ってすぐに打ち解けることができたのはうれしかったです。ぼくはインドで会って以来、彼の写真も見たことがなかったから正直顔もぼんやりと浮かぶぐらいでしかなかったのに。
彼は現在香港に住んでいて、先日久々に日本に帰って、また香港に戻る途中で上海によったとのこと。しかも彼は10年前1年間上海に住んでいたこともあったということで、10年ぶりの上海の変化にちょっと驚いた様子でした。ちなみに彼は、その昔カンフーをやりに中国に来たという武闘派(?)で、インドで会ったときには傭兵になりたいと言っていて、しかも宝石鑑定の資格を持っているという、少々怪しい匂いの漂う経歴の持ち主(どうでもいいことですが、ぼくらが04年にタイ・ビルマ(ミャンマー)国境地帯にいったとき、ビルマ政府と戦い続けているカレン族という少数民族とともに内戦に参加した日本人傭兵がいたという話を聞きましたが、やはり彼のことを思い浮かべたような気がします)。
6年前インド・カルカッタで彼と数日を過ごしていたとき、その宿で仲良くなった日本人が他に3人いました。2人は沖縄出身の女の子で、実は彼女たちとも、ぼくらが昆明に行く前(2005年1月)に那覇で再会を果たしました。残りの一人は、インドから帰った直後ぐらいに一度東京で再会したものの、それっきりに。。。彼はいま、どうしてるのかな?
……と、まあ、旅のこういう思わぬ再会は、なかなかうれしいものですね。
で、いまこんなことを書いてたら、当時、大学の新聞にこのときのことをちょっと書いたことを思い出しました。そのデータをいま見てみると、ぼくがカルカッタから国境を越えてバングラデシュに向かう前日、みんなで大貧民に夜通し興じたとのこと。で、そのときはぼくが一番勝ったようなのですが、勝った金額は90ルピー。当時200~250円程度。その90ルピー+手持ちの数十ルピーを持って朝7時ごろに宿を出発。朝飯のクッキーが数十ルピー、15分ぐらいリキシャに乗って40ルピー、そして残りは国境までの1,2時間の電車賃に消えた模様……。
オチは全然ないんですが、ただ、そういう日々を思い出してたら、ほんとに旅がしたくなってきました~~。
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・今週、朝日新聞のウェブサイトasahi.comに昆明についての小さなエッセイが載りました(ここ)。
・「ダカーポ」(マガジンハウス)590(06年9月6日号、すでに売ってるはず)に上海雑ネタの小文載ってます。
・来週発売の「読売ウィークリー」で「新しい結婚」という特集が載る予定ですが、そこでぼくら二人のことが一例としてちょっとですが出てきます。妻がバリバリ働き、夫は…??という例で(笑)。ま、素子はバリバリタイプではないんですが…。機会があれば、ご覧ください。
(東台路という有名な骨董品市場で、文革時代のこんな人形を発見。これをうちに飾っとくのが踏み絵みたいなものだったのかな?)
12日から今日まで上海に来ていた両親と妹が、今日上海を発ちました。
毎日忙しくいろんなところを見て回ったこの数日、あっという間でしたが、それなりに楽しく過ごしてもらえたようでよかったです。ご飯も、広東、創作中華、上海、四川という感じで毎食中華だったものの、どこもなかなかおいしく、ぼくらも中華料理の魅力を再確認。知り合いの方にとてもいいお店も紹介してもらえて、今後にもつながりそう。
(ぼくがよく知ってる地元のおばあさんらと一緒に)
そして今回、特に両親も妹も気に入ったのがマッサージ。ぼくはそんなに気持ちよく思えずこれまで敬遠していたものの(素子はなかなかのマッサージ好き)、今回初日に三人を連れて行ったらとても気に入って、結局毎晩行きました。それも、とてもきれいな新しい店が、キャンペーン中とかで、110分で60元(900円)。確かに日本でマッサージなど高くてやる気しないから、そう考えるとやはり魅力的です。ぼくも今回やっとマッサージの気持ちよさをある程度実感できたので、これからまたたまに素子に連れられて行ってみるかもしれません。
昨日の夜食べた四川料理の店が、最後の晩にふさわしくかなり雰囲気もよく味もいいところだったのですが、久々の辛さですこしおなかを壊し気味。素子もお腹を壊し、しかもなんと今日は朝から熱を出してねこんでしまったので、さすがに唐辛子のせいだけではないだろうと思い、どうも昨日の朝に飲んだ賞味期限切れの牛乳のせいだったのでは、と密かに推測しています。こないだのぼくと同じパターンかなと(なんで二人とも賞味期限切れの牛乳を飲むんだって感じですが(笑)。今回はぼくは飲まずに無事)。しかも、クーラーと暑さによる風邪も重なったのかも。
(その四川料理。どれも絶品)
素子は月曜から仕事にもどり、今日は休んでいるものの、ぼくは今日から仕事に戻ります。今日締め切りの原稿1つと20日締め切りの2つを早く仕上げてしまいたい......。
ところで、上海在住の方へ。最近出た「SUPERCITY SHANGHAI 8月号」から「中国・路傍の人々」という新しい連載をスタート。機会がある方はご覧いただければうれしいです。
(今回また金茂ビルの380mほどの展望台から上海の様子を眺め、そのスモッグと林立するマンションのすさまじさを再確認)
最近こっちの日本語雑誌に古本の書評を書くようになり、そのおかげで古本屋で本買っていろいろ読む時間が増えました(新しい日本語の本は高いけど、古本は数百円で買える)。ジャンルは問わず、手当たり次第に手をとって読んでいくとなかなか面白いのに出会うことがあり、楽しいです。
で、最近「白い巨塔」(全5巻)も読みました。上海に来てから唐沢版のドラマをDVDでみて、かなりはまってしまったために、本を見つけたらソク購入。ドラマと同じぐらい原作もよかったです。まあ、ドラマのように表情が見えないとなかなか財前五郎の憎めない魅力みたいなのが伝わってこないような気はしましたが(ほんとはそれじゃいけないはずですが)。でも先にドラマを見てると、もう頭の中で完全にそれぞれのキャラが出来上がってしまっているので、もう自分のいいように想像して読んでたかも。
しかしこの大作のドラマには唐沢版ではない古いバージョンもあって、それがもっとすごいとか。主演は田宮二郎で、彼は撮影が終わってしばらくしてから猟銃自殺。ドラマの最後でその役が書く遺書も代筆させず自分で書き、死んで白い布をかけられ担架で運ばれていくシーンも、自分の顔は映らないのに代役を使わず、その布の下で泣いていたとか。そしてその直後の自殺。。。そういう役者自体のスキャンダラスな点にも興味津々になってしまいますが、そういうのがなくても、作品としてとてもすごかったようです。
この田宮版をどうしてもみてみたいのですが、さすがにこのDVDは上海では見たことがない。。。あったらソク買いです。limewireを使って映像を探したりしてみたのですが、見つからず。YouTubeにも全くなし(どうでもいいんですが、最近YouTubeの存在を知って、新しいおもちゃを得た子どものようなはまりっぷり)。誰か持ってませんか?
うーーん、みたい!
ところで、明日からぼくの両親と妹が上海にやってきます。母親と妹は初中国なので、果たしてどんな印象を受けることか?
いまぼくらが住んでる部屋は公称60㎡なのですが、前から、どうもそんなにないんじゃないか、という話になってました(正確には、素子が「30㎡ぐらいしかないんじゃない?絶対狭い」と主張していたのに対して、ぼくは、「いやこんなもんじゃないの?」とそれほど疑問を持っていませんでしたが)。
しかしこないだ日本に帰って、素子の妹夫婦の部屋を見せてもらい、その大きさを聞いた瞬間、「うちの60平米はありえない」と確信してしまいました。妹夫婦の部屋はぼくらの部屋の少なくとも1.5倍か2倍はありそうなのに、聞くと「45平米」(だったかな?)というのです。
それを聞いて、「そうか、それならマジでいまの自分たちの部屋は30平米ぐらいしかないのかもしれない」、と納得してしまったのですが、でも、この部屋を決めるに当たって見て回った10ぐらいの部屋はすべて55~65平米ぐらいと言われたとこで、その中で今の部屋だけが極端に狭いということはなかったので、この部屋の大家に騙されたということはなさそうです。
じゃあ、中国と日本では計算方法が違うのかなと思っていたところ、最近やはりそうらしいということが判明しました。何人かから聞いたところによると、どうも中国では共同スペースも部屋に含めて計算するらしいのです。つまり60㎡といっても廊下やエレベータの領域も含めるらしいのです!ぼくらのフロアには6,7部屋ほどあるので、フロアの廊下やエレベータの面積をそれぞれの部屋に割り振って計算に入れているみたいなんです。うーーーん、それで納得。ほんとに狭いことが判明してちょっとがっかり。。。
ちなみに昆明の部屋は100㎡以上だったのですが、こっちは階段以外共同スペースなどなかったので、ほぼその数字のままの広さだったようです。
他の国はどうなんでしょう?
(これがリビングで、あと寝室、キッチン、トイレがあります。東京の一般的な1LDKよりは確かに広そうですが、でも、ま、全部で40㎡もないでしょう)