2日間の金沢出張から戻った。ここのblogは一日休み。ここは最初研究室なので、とにかく研究などのことについてbloggingと思っていた。しかし、当初の狙いは見事に変化し、自分のことを記す場所になった。これが日記というものか。しかもこのスクリーンの先は、publicだ。
妙にスリリングだ。blogの日記というのは、いまのこの感覚だとわかる。
独り言、いいわけ、反省、怒り、それを見られることを承知で書く。日記など書いたことがないから、多分blogがなければ、こんな独白は決して書かないだろう。
金沢は快晴。思いのほか寒かった。デジタル・アーカイブの講演と会議。地域社会が忘れてしまった「記憶」の復元、地域経営とブランディングなどなど。この国が抱え込んだ均質化した「鬼」の数々。
いまだにお宝画像サーバー、アーカイブで儲ける仕組みなどを披瀝する、とある地域アーカイブ計画には参った。(笑)
地域への行脚、今度は青森と名古屋。均質化した地域が、地層の深く眠れる多様性を喚起しつつある。地域デジタル・アーカイブへの取り組みは、真剣だ。
NTTアドの大場さんが、研究室に来た。blogを見て、飛んでこられた。さすがその情報収集の感度は最高だ。ふたりでblogの及ぼす影響などについて議論。大場さんとはすでに10年以上にわたって色んな仕事を体験してきた。彼との議論でも、今後の企業webに与えるblogの影響や、コミュニティやNPOなどのコミュニケーション・ハブ機能などへの可能性に及んだ。
話は早い。大場さんのように直感でblogを理解してくれる人が重要だ。
早速大場さんもblogに挑戦か?
わが研究室からbloggerがまたふたり誕生。すでに松田さんは先行、村松君が本日から。
これで須之内、明神、加藤の先陣組を含め、5名がblogの虜となってしまう。勧めたのは私だが、この先は自己責任ということですので、くれぐれも室外運動などを忘れずに。
今日、またblogって何ですか?というメールをもらった。(メールは復旧しました)weblogの変種ですとか、掲示板とどう違うのとか、そんなサービスはいろんなポータルでやっていますとか、毎日楽しく拝見させてもらってます云々.....そもそもこの手の質問がまだまだblogの行く手を阻んでいる。
今日のゼミでは、こうなったらfrontier sciencesなんで、blog environmental studiesで、一挙に研究テーマを設定。社会から文化、経済などにblogが及ぶす影響を予測する(大胆な試み)研究を実行に移すこととなった。その後、明神君の「うさぎや」レポートを見て、「どらやき」はドラえもんと確信した。blogとドラえもんで何か書こうと思ったが、それはまたの機会に。
明日は「うさぎや」に行かねば。
大学のメールサーバーが土曜から落ちているようだ。工事による停電の影響か?
どうりで土曜からメールの数が極端に減っている。こんなにメールがないと楽なものか。いっそ、皆blogの中で交通し、メールは本当にプライベートな通信に使えば、と思ったりする。
それにしても、今日からはメール、使えるようにならないと、非常に困る。本の校正、あと少し。
こちらのblogは実際、ほんとに日記のようになってきた。officeとはそんな場所だったか?
2002年に日本の1号店を東京・南青山にオープンしたPeets Coffeeの神田小川町店に立ち寄った。かつて、UCBの行き帰りや、バークレーによく通った頃、何度も行った。
StarbucksがこのPeet'sの店で働いていた人物によって作られたという話は有名。つまり、スタバの生みの親がPeet'sということだ。
しかし、日本ではなかなか旨いコーヒーはない。なんといっても、ポルトガルのコーヒーは世界一だと思う。かつてブラジルを支配していた国だけに、上質のコーヒーは未だにポルトガルを経由してヨーロッパに流れている。次はウィーンのカフェ文化へと続いた。blogは一種のカフェ文化のような流れを地球規模で形成する。Java Coffee??
誕生日。48歳、よくもまあ、死なずに生きてきた。ただし、home alone....
本の校正やオーストリラリアの会議の準備で、寝る間も惜しい。blogはほんと、つかの間の休息。
今日、joiとenoさんからJapan Blog Associationsなる組織を作るとの知らせ。ほんと、blogに乗り出すこれからの人に、オープンソースの流れが合流すれば、この国の重いメディアの壁を越えることも可能かも。mesh bloggerも走り始めた。いきなり皆、それぞれの個性を光らせている。
あと2週間もすれば、ホント、周りが全部、bloggerになってしまう。これはやはり革命かな??
blogでひとつ何かを紹介すると、それに関連したものを紹介しないと記憶に繋がらない。というわけでもないが、万定を紹介して「ルオー」のカレーを紹介しないのは、やはり気が引ける。東大正門前、万定とルオーという2つの老舗喫茶店のカレーが有名である。「ルオー」のカレーは「セイロン風カレー」といって少し辛め、ただしその辛さが実に上品である。じゃがいもとチキンがカレーのルーと独立した感じで存在感をあらわす。
セイロン風、本当にセイロンのカレーはこんな感じじゃないかと、本当に思ってしまう、紅茶もセイロンから匂いたつ。
研究用blogと思っていたが、どうもグルメblogになりそうな予感....!?
ゼミの打ち合わせでblogのstyleseetについて情報交換。現在MovibleTypeでは7つのスタイルシートをデフォルトで用意している。デフォルトを少しづつ変化させながら、自分なりのスタイルにしていくやり方や、いきなりデザインを入れて変化を楽しむなど、実にこのMTには相当な深みがある。
ただ、そんなことより、早速blogに乗り出す方が良い。
デザインや美学は、パブリックにさらされることで、成熟していくものだ。
今、新しい本の執筆、校正におわれている。引用、参考文献の整理をするのが、本当に大変。ネット上でのセマンティック論文生成が望まれる。同じく関連して、Personal Archiveの時代に入ったのだと思った。Digitalで生まれ、Digitalで保存される情報の膨大きさに、どう対処していくのだろう。数十ギガの容量を持つパソコンも、あと2年ほどでテラの単位にいくだろう。イメージも映像も、音楽も、すべては0,1の符号。これらデータを外部環境が文字や音楽、画像として認識するだけの話。松下電器の丹野さんと話をした。
すでにビデオ・カムコーダーは、ギガ級のメモリーを内臓し、これまでのテープからサヨナラするそうだ。イメージバンクと映像バンクの個人ニーズも高まる。なぜならもはや個人の生産する情報も、マネージメントをインテリジェントなアーカイブ・サーバーにゆだねる時代に向かうかもしれない。
この10月から耐震補強工事の騒音が続いている。一日研究室に居ると、夕方には頭がボーとしてしまう。ノイズは適度に存在しないとホメオスタシスとならないと何かで読んだ記憶があるが、これはもう殆ど拷問のようでもある。それにしても、毎日こんな状態で、研究室では仕事にならない。こうした音がいつからか現れ、いつの間にか当たり前のようになってしまった。
アレックス・カーの「犬の鬼」ではないが、「鬼の音」に慣れすぎて、無頓着になったということか。
東大正門前にある「万定」は大正、昭和初期のモダンな喫茶店だったのだろう。クールなミッド・センチュリーとはいかないが、ここのカレーを知らない東大生はいないだろう。私のような最近になって赤門をくぐった部外者も、ここのカレーには中毒症状となった。月に2度は通う、そんなカレー屋さん、いや本当は喫茶店だ。
須之内君のスピード設定でMESH TakemraゼミのBlogがスタート。ここは研究のフィールドにしよう。個人用のtakemura's blogとふたつの「場所」をどう作っていくか。これは抜き差しならないことになりそうだ。研究室のメンバーが、各自どんなblogを形成していくのかに、本当に興味がある。
このスペースからいろんな広がりが出てくるものと思う。まずは、my first blog at MESH.