●May 2004

May 29, 2004

ばくはつ生命力じゃがいも編。

  ばくはつ生命力の周辺では、親バカがいとも簡単に生まれます。
  
  4月25日。
  新じゃがが美味しい季節に、台所の角から救出しました。数日前。
  土の闇が無く光だけを感じたせいで、黄緑色の芽と白い根っこがからまり
  くらげの団子のようになっていた、じゃがいもら。
       
  
  こんなに主張されては。
  芽(でも根でもいい)の周りをくり貫いて、土の闇を与えてあげました。
  すぐにほぐれて、上へ伸びる芽と下へ伸びる根に分かれました。
  
  5月2日。
  大喜びで一斉にラッパを吹かしているようです。見る度に前日の1.5倍くらいに背が伸びています。
  思わず目を細めて親バカの始まりです。
        
  
  5月10日。
  あっと言う間に、火鉢のような植木鉢がピッタリサイズになりました。
  私の方は見向きもせず、お日様ばかりへ愛想を振る様子は、みな共通。
       
  
  5月23日。
  支えも無しに直立する様子には脅威すら覚えます。
  水飲んでるだけで。私だったら半日で立ってられなくなるのに。
  植木鉢の底穴からは”はみ根”してます。かなり滑稽です。
  頭にはすずらんのような形の白くて固いツボミを乗せてます。
       
  
  
  こんな生命力を、あっさりと肉じゃがにしていただいているのです。
  普段私たちは。
  なんたることだ。

Posted by asummer at 12:37 AM | Comments (0) | TrackBack

May 25, 2004

ばくはつ生命力。

          

  チョキンと切った二枝をもらって来たのが二週間前。
  二日後にはきれいな白い根がチョコンと顔を出し
  うっかり数日経ったら爆発したように根が飛び出していた。
  うっかりまた数日経ったらすっかり水が減ってしまっていた。

  なんて。
  なんて。
  生命力。

  そして、なんて強烈な匂い。(ドぎついけどヤじゃないミント系)
  葉っぱをナデナデなんてしてあげようものなら
  しばらく指先メンソール。


  新しい日課が出来た。帰宅するといつも。
  もうお日様がいなくなった暗闇に向かって、首をグワンとしならせたままのこの子を
  こっちに向かせてあげる。
  翌日帰って見るとやっぱりまたこちらにはそっぽを向けて、大げさに窓を覗いてる。
  またこっちを向かせてあげる。
  茎にはそんな跡が残ってちょっとクネクネ。

  名前は知らない。
  「ハーブ 匂い 強烈」でググってみたらそれらしいのがいくつか出てきたけど。
  とりあえず「わたし」て名前付けて
  ・・・やめとこ。とても敵わない。

Posted by asummer at 12:38 AM | Comments (0) | TrackBack

May 22, 2004

十年ぶり。

覚えているとは知らなかったのに覚えていることがある不思議。
覚えていない自分を他人が覚えている不思議。
一ヶ月で変わったと言われるのに十年で変わらないと言われる不思議。

十年の割合は今までもこれからもどんどん小さくなる。
三十年経ってもきっと「変わらんねえ〜」と言い合って
「ンなわけねーだろオバはん」と若者に突っ込まれるんだきっと。

でも一日十万回鼓動する心臓が十年間で鼓動する回数は
そんなに変わらない。これからも。

それにしても。
きっかけがあれば思い出されるのに、一生日の目を見ないまま
思い出す本体を失う記憶が一体どれほどあるのか、ねえ。


アレはきみだよ、やっぱり。

Posted by asummer at 01:34 AM | Comments (0) | TrackBack

May 20, 2004

OCT15・01 Hoi An 2 - VietNam

ホイアンて形容詞ってあったかなと思うほど、ホイアンとした街。ホイアン。
縦長ベトナムの真ん中ら辺。
三兄弟の真ん中が人間関係を取り持つのが上手いのと同じに、何だか上手い生き方してる感じなホイアン。

お兄さんの絵を飾るギャラリーを守る妹。ライスペーパーに描いたサパの水彩画。
サパ。縦長ベトナムのてっぺん。中国は雲南のすぐ近く。
ベトナムは真ん中でさよならしてラオスに入るつもりだったが、上まで行くことにした。

        

絵を描いていると大抵の人は好意的態度を示してくれる。
市場で美容店をやっているオバちゃんが、私の首にオイルを塗って鉄のヘラでゴリゴリ始める。項のうぶ毛を取ってくれてるらしい。うぶ毛どころか肉まで削れてるんじゃないかと思う程、痛い。
次はアヤトリのようにクロスさせて手にかけた糸で、顔の表面をピンピンやり出す。いて。これもうぶ毛取り。痛いったら。あんまりお手入れしてないんだからさーっ
で今度はせっせと塗った日焼け止めのことなんか知りもしないで、ココナッツクリームを顔に塗りたくって濡れタオルでゴシゴシ。痛い。
最後にパールクリームとやらを塗ってくれてから、超ド派手ピンクの口紅を取り出すから止めてくれぇと思ったら、薬指でチョンチョンと上手にチークにしてくれた。

私が彼女たちを描いてたから。嬉しいって。
嬉しいって。嬉しくて。絵をもらってもらった。
なんか顔や首がヒリヒリするのも、嬉しくて。
何だかホイアン。

Posted by asummer at 12:50 AM | Comments (0) | TrackBack

May 18, 2004

いつも心に円空を。

    「64年の生涯に約12万体の仏像を彫ったと言われています。」

             


Posted by asummer at 01:33 AM | Comments (0) | TrackBack

May 11, 2004

コンビニ演劇

『原宿物語』:のぞき部屋パフォーマンスPRJ@デザインフェスタ
m_img.jpg

コンビニな時代にコンビニ演劇、もしくは演劇自販機。
装置はこんな感じ。
200円を入れて、観たいタイトルカードを差し込んで、ヘッドホンを装着。
んでのぞき穴から箱の中をのぞくと。
そこに演劇があります。200円を入れた人だけのために、3分間、箱の中で騒いでくれます。

すぐそこに。私が観たボックスでは、すぐそこに、人の目が。
こんな至近距離で見ず知らずの人と直視しあうのはかなり緊張する。
ヘッドホンから流れるBGMよりずっとデッカイ声で、「なんでなのよぉぉぉ」とか何とか叫んで、何かと闘ってます。
突然箱からズボッとグローブはめた手が出てきて、つかまれます。
私も台詞を言った方がいいのか、どう反応していいのか、イマイチ分からないのと、
妙な興奮により、ひたすらだらしないうすら笑い。

異様です。
三分間、長すぎ。
生・至近距離・狭さ・のぞき穴・私だけのために・後ろには行列・といった
要素で、、、
マダムゴールドデュオがんばれ。

Posted by asummer at 12:33 AM | Comments (0) | TrackBack

May 04, 2004

sora

         


Posted by asummer at 01:44 AM | Comments (0) | TrackBack