June 30, 2007

上海でのロシアビザ取得は断念。。。

上海も残り一週間!
来週の金曜に出ることになりました。

残り少なくなると、いきなりすべてが外国に見えてきたりするものですね。
タクシーに乗っていても、いつも見ている風景がなんだか名残惜しく見え、市井の人々の様子が急に新鮮に見えてきたりしています。いままで日常だった風景が、これから非日常の世界となるわけです。

旅中に短期的にしか滞在しない国というのは、最初から最後までその非日常としての感覚のままで接するために、やはり実際に住んだ国とは感じ方も随分違うな、というのをつくづく感じさせられます。

また、その一方で、非日常の世界として見るからこそ感じられることがあるのも事実で、だから、その国に対する新鮮さが完全になくなってあまりにも日常化してしまうと、逆に、感じられることが減ってくるということもあると思います。

そういう感覚のバランスを考えたとき、自分たちにとってはいまがちょうど上海の出時なんだろうなと思っています。

04年にダーウィンからオーストラリアを出る朝、06年にまだ真っ暗な昆明を出た朝、いつも、すごい名残惜しさや寂しさとともに、まだ見ぬ次の国・街への想像で頭がいっぱいになっていました。

上海を去る朝もまたそんな感覚がよみがえると思います。自分たちにとっては懐かしくもあり、しかも新鮮な気持ち。

ちなみに、上海でロシアビザを取るのは結局断念。ビザ取得のために必要なinvitationを手配してくれるはずの会社とのやり取りがうまくいかず、ロシアにまで問い合わせたのにも関わらず、進展なしで、時間切れ。しかし、極東ロシアにはなんとか行きたいので、日本で再度チャレンジ予定です。


Posted by ykon at June 30, 2007 12:36 AM | パーマリンク | コメント (6) | トラックバック (0)

June 24, 2007

ロシアのビザで足踏み

一応出発を7月5、6日あたりと定めたら、急に気持ち的にバタバタし始めました。っていっても、一番がんばってやってることといえば、残りのDVDを見終えることだったりするのですが(笑)。24のシーズン3、ロストシーズン3、時効警察、と複数の選択肢があり、とりあえず片っ端から、という感じに毎晩見てます。24は、まだ2シーズンしか見ていないものの、だんだん展開がマンネリ気味な気分で、シーズン3はもういいかな、って気も。。。見始めたら24時間みなきゃならないし!
時効警察は1話しかみてないけど、噂どおりに面白い!

さて、旅行の方は、もっとも面倒そうなロシアのビザをなんとかしてしまおう、と動き出したところ。ロシアは観光ビザの場合、泊まるホテルや旅程などがすべて書かれた、ロシアの旅行会社のinvitationを提出しないといけないという面倒なシステム。。。って、そんなら自由旅行はできないじゃないか、と思うのですが、そこはやはり抜け道があります。ちょっとお金を出すと、そのinvitationを代行して作ってくれる会社があるのです。いちおう合法的とのことで(なんのこっちゃって感じですが)、それをだいだい的にやってるアメリカの会社があったので、そこにまずネットでinvitationを送ってもらうべく申請しました。1日でできるはずだったので、それが出来たらそれを持って上海のロシア領事館に行けば、一週間でビザ取得!と考え、7月5,6日あたり出発というのが決まってきたのですが、invitationは全然送られてこず。。。ちゃんとしたガイドブックにも載っていたので大丈夫だとは思うのですが、すでにちょっと心配。ロシアビザを作り終えないと、上海も出られない!

と、いきなり出鼻をくじかれています。


Posted by ykon at June 24, 2007 7:52 PM | パーマリンク | コメント (7) | トラックバック (0)

June 19, 2007

いよいよ上海出発近し!

いきなり汚い話で恐縮ですが、一昨日の夜から突然激しい水下痢に見舞われ、まいりました。原因は、日曜の昼に外で食べた冷奴かな、、、。昨日は夜中に何回も起きなくてはならないほどで体力を消耗しましたが、その分トイレでの読書もはかどったりして。でも、今日でとりあえずひと段落して、ほっとしました。明日にはすっきり回復することを期待。

最近は、相変わらず旅のルート決めや、ビザの手配などに時間を割いていますが、時間ばかり経ち、そして調べるほどにルートの選択肢も増えたりして、なかなか先に進まず。でも、ぼくの日本での仕事の都合もあって、7月上旬には一時帰国することが固まってきました。そして、8月上旬に、北京→ロシア……といくか、北海道からサハリン→ロシア(大陸)と行くかのどちらかになりそうです。

というわけで、上海ももうあと数週間!

いまの生活が終わるというのは信じられませんが、素子も今月末で退社するし、ぼくの上海でのライター業・カテキョウ業ともに、規模縮小中。そして来月には店じまい。ずっと取材してきた知的財産権関係のフォト・ルポルタージュが概ね形になり(でも、掲載は9月予定とまだちょっと先)、中国を出る前にもう一つルポらしいルポを書きたいと思っているものの、もうその時間はなさそうな予感……。今後、上海という慣れた世界から離れて、また言葉の通じない国々でどれだけ仕事がやっていけるのだろうかと考えると、ちょっと不安になったりはします。

バンバリー、東南アジア、昆明、上海、を終えて、いよいよ第五ステージ!
そして、あと3日で日本を出てから丸4年。。。時間は経つものですね。


Posted by ykon at June 19, 2007 11:30 PM | パーマリンク | コメント (9) | トラックバック (0)

June 10, 2007

日本パスポートはやはりすごい

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(街にはマンゴスチンが出始めました。ぼくら的にはこれが「果物の王様」というぐらいおいしいです。日本では一つ400円もするとか!上海では、昨日聞いた限りでは、3,4個で150円ぐらい)

昨日・土曜は、最近手に入れた「デスペラートな妻たち シーズン3後半」を見まくり(シーズン3になって少しトーンダウン気味ではあるものの、やっぱり面白い)、午後は旅の行程について調べるために、ガイドブックが置いてありそうなカフェ・ブックストアみたいなところを求めて街へ。結局、本屋で立ち読みレベルで終わってしまったものの、また旅が少し具体化しました。

まず、前に書いていた、ロシアを西に移動して新疆ウイグルあたりで中国に戻る、という計画は、実はそんなところには国境がないらしいことが分かり、一瞬で断念。で、ちゃんと国境も考慮して考えたところ、ロシアの東端からスタートして、バイカル湖付近で南下して、モンゴル→中国、中国をずっと西へ移動して、新疆ウイグルといくしかなさそう。

最近イメージしてるのは、

新疆ウイグル(中国)→キルギスタン→カザフスタン→タジキスタン→イラン→アゼルバイジャン→グルジア→ロシア→ウクライナ(→ベラルーシ、バルト三国?)→東欧

っていうような感じかなと。実はこの辺調べてみると、日本人は結構ビザなしでいけるところがおおくてびっくり。ウクライナ、キルギスタン、バルト三国、グルジア、モルドバなどがみんなビザなしで1ヶ月ぐらいはOKらしい!なんかいかにもビザ取るのがめんどくさそうな地域な気がしてたので、それだけで随分イメージが変わりました。とりあえず目元ビザを考えないといけないのは、ロシア、モンゴル、カザフスタン(それだけじゃないですが)。ま、それだけでも結構面倒そうなのですが。

しかも、「ヨーロッパ最後の独裁国家」という汚名をほしいままにしているベラルーシも実は全然普通に入れるらしいことを知って、それなら行ってみたいなとも思ってます(何しろ、定番の"lonely planet"も「ロシア・ベラルーシ」で一冊になってるぐらいなので)。

また、どこから旅をスタートするかも決めないといけないのですが、とりあえず来月一度日本に帰るので、そこから中国に戻るか、いきなりロシアに入るか、というところ。

富山から船でウラジオストクというのが面白そうだなと思っていたのですが、船賃が結構あなどれないので、やっぱり北京あたりからスタートするのが妥当かも。そう思って昨日調べたところ、中国北部の黒龍江省からロシアに抜ける小さな国境が、実は3箇所もあることが分かり、にわかにそれが面白そうだと盛り上がってます(ぼくだけですが)。アムール川を船で下り(上り?)越える国境もあるみたいで。いやあ、ワクワクします。

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(こないだ取材で行った上海の南のビーチのそば。天気がよかったせいもあり、思ったよりずっときれいで、なんかオーストラリアにいるみたいでした)

Posted by ykon at June 10, 2007 11:04 AM | パーマリンク | コメント (9) | トラックバック (0)

June 6, 2007

事故死のショック&VIP@サルバドール

いま、ネットを見てたらたまたま、「ハルバースタム氏が事故死」というのを目にして、まさか?と思ってみたら、ほんとに今年の4月に事故死。。。彼、デヴィッド・ハルバースタム(David Halberstam)はアメリカを代表するジャーナリスト兼作家で、ベトナム戦争時のアメリカ政府について書いた「ベスト&ブライテスト」などで知られます。明らかに歴史に名をとどめる大ジャーナリストで、「ベスト&ブライテスト」はまさにノンフィクションやニュージャーナリズムの古典となっている名著。作品はいくつかしか読んだことはなかったけれど、世界にとって彼はかなり貴重な存在なんだろうな、という気はしていたので、とても残念。あらゆる修羅場を潜り抜けてきているはずなのに、交通事故で死んでしまうなんて、ほんとに人生わかんないもんです。それにまだ73歳だったというのに。

関係ありませんが、ノンフィクション・ニュージャーナリズムの古典といえば、最近トルーマン・カポーティの「冷血」をやっと読むことができました。前々から気になっていたものの、なかなか手に入れる機会がなかったのだけれど、去年新潮文庫から新装版みたいなのが出てたようで、それを入手。さすがにすごい衝撃作でした。

こういうのを読むと、とてもやる気が沸いてきます。

……いやしかし、ショックなニュースでした。

あ、それから、また全く話が変わりますが、昆明が誇るナイス・カフェ、「サルバドール」にすごいVIPが↓!
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そう、なんとエドワード・ノートン!右に写ってるオーナーの尚子さんから写真を送ってもらいました。この写真みると、エドワード・ノートン、普通のさわやかな旅行者って感じですね。しかも、尚子さんによれば、彼はなんと日本語ペラペラとのこと!それだけでぐっと親近感が沸いてしまいます。

Posted by ykon at June 6, 2007 6:02 PM | パーマリンク | コメント (4) | トラックバック (0)

June 5, 2007

上海近景

2日から叔母と従姉が上海に来てくれているため、ここ数日は毎日市内を見て回ったり、いいレストランに行ったり♪ 巨鹿路にある「茉莉香」というレストランは、かなりよかった!手ごろな値段であのレベルの高い料理とリッチな雰囲気はなかなかありません。上海にいる方は是非一度行ってみてください。それから、今日は初めて外灘3号のレストラン黄浦会へ!ここもさすがになかなかのレストランでした。眺めもよく、リッチなひと時……。

というわけで、昨日、今日で撮った、上海の近景を。初めて登った東方明珠(テレビ塔)からの午後の模様2枚と外灘3号から撮った夜景です。

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(浦東。中央に重なって見える2つの高いビルの手前側が金茂ビルで、後ろが建設中の森ビルのビル。400メートルを越えるビルが何もこんなに隣り合わなくても……)

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Posted by ykon at June 5, 2007 12:27 AM | パーマリンク | コメント (3) | トラックバック (0)