日本語ネット環境を発見し、今これを書いています。
2日前にシャングリラから徳欽(ドゥチン, Deqing)に到着。ここは、チベット自治区のすぐそばの小さな町で、明日、チベット自治区に足を踏み入れる予定です。
ここ徳欽は今日で3泊目となりますが、なかなか充実した日々を送っています。
詳しくはまた写真をアップできるときに書きますが、6700mの梅里雪山を見たり(雲に隠れてちゃんとは見えなかったけど)、氷河やチベット系の村を見に歩き回ったりしました。
毎日10キロ以上は歩いていて、とても疲れますが、久々にこういう自然の世界を堪能してます。
明日は、塩井(イェンジン, Yanjing)というチベット自治区内の村に入ります。そこからもう一つ他のチベット自治区内の村を経由して四川省に入るつもりなのですが、ここは外国人が入ってはいけない地区のため、公安に見つからないように行かないといけません。うまく四川省に抜けられるといいのですが。とはいえ、見つかっても四川省か雲南省に追い出されるだけなので、全然心配なことはありませんので。。。
ではまた。
今度いつアップできるかは不明ですが、またできるときに。
kyou asa 7:30 goro buji Shangri-La ni touchaku.
hyoukou 3200m, sasuga ni takaku, shoushou zutuu ari.
demo iroiro aruki mawari kekkou ju-jitu.
ashita mata idou kamo shiremasen.
deha mata.
今日いよいよ昆明を出発。ということで、昨日いろいろとその準備をしていたのですが、なんと夜家に帰ってネットを見ると、人民元切り上げのニュースが!
最近、私たちの周りの日本人の間でも「いつ人民元が切り上げられるか」と「どこまで円安が続くのか」は、かなりよく出る話題。といっても全くのシロートしかいないので「どーなんのかな?」と騒いでるだけですが、お金のない中国在住の外国人旅行者にはかなり切実な問題。
たとえば、私たちは今基本的にほぼすべての貯金をシティバンクの口座に日本円で持っているため、中国の銀行でお金を引き出す時は、日本円⇒米ドル⇒中国人民元というコースをたどってその日のレートで換金されます。最近の円安・ドル高傾向は、「円⇒米ドル」のレートを悪くし、そして人民元が切り上げられれば「ドル⇒人民元」の比率が悪くなるので、日本円保持者にはとっては、両方ともつらい条件なわけです。
というわけで昨日(まだ人民元切り上げが起きる前)、旅行の資金として日本円の口座から引き出すのをやめ、手元に手付かずのままで残っていたタイで作った米ドルのトラベラーズチェックを人民元に換金することに。というのは、人民元の切り上げがいつ起こるか分からないため、今のうちに米ドルは人民元にしておくのが得策だし、また切り上げが行われればもちろん日本円から人民元のレートも悪くなるものの、日本円はもうちょっと円高になるのを待った方が得だと思ったため。
そして、昨日米ドルT/C1000ドルを人民元に換金したら、なんとその数時間後に切り上げが実施されたとのことで、びっくりするとともに、「いやあ、よかった~」となんだかちょっと得した気分に。その上、なんとその影響でいきなり3円も円高になったという話も聞き、昨日シティバンクから金をおろさなかったことにまた小さな喜びを感じるのでありました。
またさらなる切り上げが起こるかもしれないし、円高がいつ元に戻るのかも分からないし(もちろんさらに円高になるかもしれないのですが…)、とりあえず今日昆明を出ないといけないので、出発前にさらにもうちょっと日本円を人民元に変える予定。
とまあ、国際経済の動きにビクビクしながら日々暮らしています。
今日は、バスに13時間ほど乗ってシャングリラという標高3200mぐらいの町まで行きます。そしてそれからチベット自治区をかすめるようにして、雲南省から四川省のチベット文化圏を少しずつ北上していきます。標高4000とか5000mの、また全く違った中国の姿を見るのが楽しみです。
もう一つの楽しみは、東ティモールで出会い、また去年の終わりに中国の広州で再開したスェーデン人のヨハンとまた再開できることです。日本にしばらくいたのですが、たまたま雲南を旅行しに来るとのことで、シャングリラまで一緒に旅行することにしました。彼は今、広州から昆明の電車の中にいるはずで、昆明に着くやいなや13時間のバスの旅なのでちょっとかわいそうな気もしますが…。
しばらく更新できなくなるかもしれません(最大一ヶ月ぐらい)が、ネットにつなげる場所があればできるだけ更新する予定なので、たまに見てみてください。
学校が休みに入ったものの、今はビザの更新待ちで、昆明にいます。おそらく今週末ぐらいには、旅立てる予定。雲南省のシャングリラ、というところから、時間や交通の都合を見て、雲南省内を旅行、またはチベットのラサ、または四川省のどこかへと動く予定です。
さて、ビザの更新に当たって身体検査に行ってきました。身体検査などしばらくしてなく、また二人とも一時期結構頻繁に体調を崩していたため、いい機会だと思い、やってきました。
ところが、その検査が実にテキトー。日本的感覚で、病院で身体検査なんていったら一日仕事だな~、なんて思っていたのに、実際は非常に早いんです(ちなみに、血液検査、心電図、X線もある結構本格的なもの、のはず)。
混んでたら嫌だなと思い、朝早く行ったものの、ほとんど人もいなく、お金(233元、約3000円)を払って書類をもらったら、好きなところから検査を始められました。とりあえずまず、目の前にあった内科だったかに入ると、ガランとした部屋に白衣をきたおばちゃんが一人ぽつんと座ってヒマそうに新聞を読んでる。私たちに気づくと、ダルそうに視力検査を開始。まず、手前に座った雄生に対し、色盲検査の本のちょうど机に開いてあったページを指差して、「この数字は?」と質問。その見開きのページを終えると、いきなり後方に座っていた素子に、上、下、とかのいわゆる視力検査。その次、雄生への視力検査となりますが、片目はほとんど見えないため、かなり大きめのEすらも読めないと、「まだ見えないのか?」とびっくりされる。あまりどれも見えないというと、なんかいろいろ言われそうな気もしたので、最後の方は目を細めて、連続正答。「やっと分かったか」と言った感じで、検査終了。そして、鼻や喉(?)などの検査項目は、すべて自己申告制!「没問題(メイウォンティ)」と言うと、すべて「正常」となりました。しかも、色盲の検査は素子にはなかったのに、「正常」のはんこが…。
身長・体重は、また別の部屋で、服も靴もすべて着たままでおばちゃんが測る。一応それっぽかったのは、心電図と血液検査。それは両方ともちゃんとやってる風。でも血液検査は、白血球の数、とかそういう欄が沢山あるのにも関わらず、そこはすべて空白のままで、ポンと「正常」と書かれておしまいだったのは、気になりましたが……。
そして、一番怪しげだったのが、X線。これまでX線といえば、上半身裸になり、装置の中であごを引いて姿勢を整えて、息を止めて、……「ガッチャン」、といかにも写真を撮ったという感じだったのに、なんと、今回のX線は、服もそのままで大きな装置の前に立つと、目の前にあるセンサーのようなのが、「ウィーン、ウィーン」とチョロチョロと動き出す。そして、今、位置を合わせたりしてるのかな、と思ったら、なんとそこで医者の声が。
「完了(ワンラ)」と、一言。
それで終了でした。全然何をやっているのか分からず、もちろんそれも「正常」マークが付けられて終わり……。
全く検査をしたという実感が沸かないまま、一時間もかからないぐらいで終わってしまいました。
一つ喜ばしかったと思ったのは、いつもかなりの高血圧をマークしてしまう(いつも上は140を下らない。最高は160台だったことも……)雄生の血圧がなんと、上122下76という正常値をマーク!やっぱり昆明での生活はストレスレスで野菜も沢山とってるからかなあ、などとうれしい気分に浸っていたのですが、どうもこれは気圧が低い高地のせいじゃないか、という結論に。というのは、素子も通常よりかなり低い値が出てたからです。昆明で、あの値ということは、やっぱり、血圧も変わってないのかなあ、と少し残念に……。
久々の更新になってしまいました。
それはなんと今日まで「期末試験」(懐かしい響き!)だったから。。。というのは、あまり関係ないのですが、とりあえず今日、試験修了。
听力(ティンリー⇒ヒアリング)、口語(コウユー)、総合の三科目で、結果がどうでもいいため気合は入らないものの、それでも試験が終わるっていうのは、15年ほど前のあの喜びをまた思い出させてくれるものでもあります。ちなみに結果はどうでもいいとはいえ、成績優秀者(授業態度込みだとか…)にはなんと賞金が出ます。2500円ぐらいですが、これは昆明では結構な金額。
さて、というわけで明日最後の授業を終えると夏休み。私たちはチベットに行く予定だと、ここにも大々的に書いてしまいましたが、ビザの更新に予想以上に時間がかかってしまい、どうもチベットまでは行けそうもなくなってしまいました。残念ながら。で、少し近場にして雲南省内を見て回ることになりそうです。そしてもし時間的に可能であれば、途中からバスで(チベットの)ラサまで……ということもあり得る、といった感じです。
今住んでる部屋がそろそろ満期で、先日あと半年分の部屋代を払いました(中国は一括払い!)。部屋の持ち主は警察官でいい人なのですが、壊れたところを直す直すといいながら、忘れっぽいせいか、なかなかやってくれないので、更新時にちょっと駆け引きしよう、と考えて、「(壊れている)換気扇を直してくれたら、あと半年分の金を払う」と言ってみたら、逆に、「出て行く予定はないのか?」と言われてしまいました。「ぼくたちもこの部屋に住みたいんだ」と。非常に意外な展開で、あわてて姿勢を改めて、さっさとお金を払ってしまいました。ああいう作戦だったのかなあ……と思いながらも。
いろいろと出費の多い時期で辛いですが、しかし日本的に考えたらほんとにわずかな金額で暮らしているということも実感させられます。
最近何度か登場している、昆明が誇るナイスカフェ「サルバドール」の日本人オーナー尚子さんと旦那さん(アメリカ人)の二人の生活が、このあいだ雲南テレビで20分ぐらいのドキュメンタリー番組として放映されました。しかも、中国全土で放映されたとか(?)。そこでたまたまカフェでお茶をしていた私たちもテレビにうつりました。そして、中国医学の医者としての尚子さんと旦那さんの姿を紹介する場面で、患者役として雄生が登場。
もちろんこのときの尚子さんとの会話は中国語で、がんばっていろいろ話したのですが、実際オンエアに使われたのはほんの一部……。まぁこんなもんですよね。
(これは尚子さんとその旦那さんのジョシュ)
これが以前書いたバオジャン豆腐。豆腐なのに、焼くと餅のようにプクーッと膨れ上がり、中がドロドロと出てきたりする。食感はちょっとシュークリームみたい?これを写真の辛いタレにつけて食べる。なかなかイケます。
こっちは臭(チョウ)豆腐。台湾で食べたのは、名前の通りホントに臭いけど、昆明のは臭くない。でも特においしくもないです。
ちなみに食べているのは、こんな場所。
学校もあと少しで、早くチベット行きの詳細や来学期に行く学校などを決めないといけないのですが、なかなか決まらないうちに7月突入。日本語教師の件も、なぜかちょっと連絡が滞っていて、どうなることやら。
いろんなことがなかなか先に進みません。しかし時間ばかりが経っていく……。