リタンの町について早一週間。今日で、メインイベントのホースレースも終わり、明日ここを出て塔公(ターゴン)という大草原に向かいます。
ホースレースは、何日も待ったにも関わらず、結局雨と寒さでまともに見られず。レース開始前にあるチベタン一家のテントで休ませてもらっていたら、外から人々の絶叫が聞こえはじめ、急いで駆けつけてみるもすでにレースはほとんど終了していて、見たのはその後の表彰式のみでした。一等の賞金は5000元(7万円ほど)とのことで、人々の一ヶ月の平均の給与が300元(4千円ほど)と聞くこの町ではかなりの大金。
また昨日は、インド在住のダライラマに会うためにチベット自治区から歩いてヒマラヤを越えてインドへ行ったという若者に会いました。もちろん危険で、死ぬ人も多いにも関わらず、ダライラマに会うために命を懸けて国境を越えるという若者と話しながら、いろいろと考えさせられることも多いです。
ところで、タイトルに書きましたが、岩波書店「世界」の9月号(8月8日発売)にぼくのルポが掲載されることになりました。タイの残留日本兵とその家族の戦後についてのもので、ブログの2004年10月22日、10月12日、10月2日あたりに対応してます。機会があれば読んでいただけるとうれしいです。
それでは。