at インド レー (Leh) on 18/Sep/1999
Posted by snotch at April 24, 2004 10:36 AM
王宮から数百メートル見上げた位置に、ツェモゴンパという小さなゴンパが建っている。この岩山自体をツェモと呼ぶらしい。王宮からさらに急な斜面を登るのがまた一仕事で、平地ならなんでもない坂の途中で、何度も息苦しくなって立ち止まりながら、二十分ほどで到着する。時間が悪かったのかもしれないが、ゴンパには鍵がかかっていて中には入れないようだ。
双子のような山頂が2つ並んでいて、そのうちの一つの頂にツェモゴンパがある。そして、もう一方の山頂からゴンパに向かって、三本のロープにつながれたタルチョが弧を描いて伸びている。海も空もそうであるように、真っ青という色は吸い込まれそうになる色を差すのだなと思う。昔の人は、空に吸い込まれてしまわないように、一生懸命タルチョを空一杯にはためかせたのかもしれないと、勝手な妄想。