この日の夜はパスタを用意。
チキンブロッコリースパゲッティー。
クリームのパスタ。
おいしい。
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たとえば、スーパーに行ったとき、たいていこれから買うものや食べるものを決めていない。
ある程度の食材が、冷蔵庫なり家にストックとしてあって、次の食事に作るとき、
みんなは何を思って、そのメニューを決めてゆくのだろう。
何を買い足せば、より食べたことない、よりおいしい、より豊かな、物を作れるかということを考えてみたい。
食材それ自身の可能性といったらよいのだろうか?
いや組み合わせの可能性をいかにより多く想像するかの可能性についてである。
状況としては、こんなものがたいていのみんなに考えられると思う。
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食事はある程度、家で済まし。それをそこに住む誰かが、メニューを考えてつくる。
そして使う食材といえば、これまでの食事のサイクルの中で、家にストックされてきたもの(いわば、あまり意図されずに残ってしまったもの)のなかから、と新たに買い足す食材である。
さらにメニューの決め方といえば、それらの2つのグループのなかから、次の食事メニューのレシピの可能性を読み取って決めるということであろう。
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このような状況を設定して、それらの食材の組み合わせの可能性をいかにより多く想像するかの可能性をみてみよう。
まず、人には多かれ少なかれ、ある料理に典型的に含まれる食材を知っていると思う。
それが前提(必要)条件だろう。
料理というものをまったく知らないなんていう人はいないだろうけれど。
そんな人はきっと生きていない。
もしくは、バランスフードカロリーメイトしか食べていないのだろう。
では、人が考える項目をピックアップしてみよう。
Ⅰ)前もって“これまで、なにがおいしかったのか”と自分が体験してきた料理への想い。
Ⅱ)“今何が食べたいのか”という気分。
そして、
Ⅲ)“その料理に対する技量的な経験”
さらに、
Ⅳ)“現在の食材のストックとこれからの買い足しのための資金”
について考えるのであろう。
さて、料理というのは一応使用される食材は決まっている。
それは、外食のシステムで人に選択させる場では、かなりピッシリと決まっている。
だけれども、家ではどうだろうか?
あれがない、これがない、ということは多々ある。
もしくは、むしろこれがあるというときも多々ある。
どうだろうか?
ぼくはこれが、食材の組み合わせの可能性をいかにより多く想像するかの可能性を広げるチャンスのときだと思う。
そして、自分ばかりでなく、どう他からの情報を得るかということも大きくこの問題に関ってくる。
それを挙げると、
Ⅰ)他人の料理体験(創作と消費)
Ⅱ)買い足すための情報(食材の時期、値段、そして売り場)
それを再び項目で整理してみよう。
自分
①今ある食材ストックのリスト
②自分の料理の体験(創造と消費)のリスト
他
③買い足そうとする食材のリスト
④他人の料理体験(創作と消費)
これらのリスト(とても見やすく。)と自分の気分や状況を組み合わせる。
Ⅰ)①-④の見やすいリスト表示。
Ⅱ)①に③を足すと料理が検索できるシステム。または①と料理から③が検索できるシステム。
可能性を誘発するシステムとはグラフィックによる。
人はイメージによって物事を捉えている。