今年も早くもクリスマス。去年、京都のいまの部屋に引っ越してきたのが12月20日ぐらいだったので、もう1年が過ぎてしまいました・・・。
あのころはまだライターとしてやっていくかどうかも決めきれていなかったことを思うと、なんだか遠い昔のことのようです。日本で腰をすえてライターでやっていくと覚悟を決めてから、いろんな出会いがあり、そのおかげで仕事も人間関係も広げることができてきたのですが、1年前は、あの人も、あの人も、まだ知らなかったのか!と思うと、なんだか不思議なぐらいです。
その中にはもちろん、1ヶ月前はまだ顔を知らなかったそよも入ります・・・なんつって、やはりどうしてもすべてが娘ネタに収束していく今日この頃ですが、いずれにしてもこの3週間、そよはおかげさまで順調に育ってきています。
生まれた直後ははれぼったく、ときおり若干、安部譲二がちらついたり(ぼくだけかもですが)、なんて顔をしていましたが、その後、すぐにすっきりとしたと思ったら、最近徐々に肉付きがよくなってふくよかな感じになってきました。これくらいでだんだんと将来の顔のイメージが見えてくるのかな、とか思ったり、思わなかったり。
ほんとに変化が速いなあと感じながら、オムツを換えたり、沐浴させたりしています。ただ、ぼくもこの一年、白髪の増加だけは、そよ並みの成長ペースだったかもしれません。
じつは、日本で腰をすえてばっちり働くというのは、恥ずかしながら今年が始めてのことでした。それでもフリーで比較的に気ままなスタイルで働けていたし、別に大したストレスはなかったはずなのですが、この一年で急激に白髪の台頭が著しくなってきて、最初はなんとかごまかす手段を講じていたものの、もはや収拾がつきません。来年はその辺を達観したいところです。
それはさておき、数日前になんとか、来春刊行予定の自分の初の著書と呼べる本の原稿をほぼすべて一応書き終えて編集者へと手渡すことが出来ました(「ほぼ」や「一応」という煮え切らない単語をつけたくなる状態ではありますが)。なんとか年内にゴールが見えるところまでこれてほっとしています。『遊牧夫婦』の方は、23日(水)が祝日だったために、年内は16日で終わり、次回は1月6日にアップされます。こちらも、なんとか飽きられないように、気合を入れて書き続けていきますので、またよろしくお願い致します!
上から、生後3日、14日、23日、24日。一番上は、超初期の譲二時代、中2枚はよさげなのを選び、最後は、お腹が満たされ激しく油断した時の顔。弛緩しすぎ。。。
うーーん、未知数だ・・・。
娘が生まれて早くも10日が経ちました。
生まれ出てきたばかりの命にとって10日というのはなかなかの長さなようで、すっかり(というのは言い過ぎかもですが)生まれ出たころとは随分と変わった気もします。
モトコもすでに退院し、いまは実家で身体を休めながら過ごしています。やはり帝王切開というのは身体に与えるダメージも大きいんだなと感じています。
一方ぼくは、いま自分も子どもにかかりっきりになると明らかに家計が傾くことを感じ始め、日中は自宅で仕事に励み、毎晩夕方からモトコの実家へとチャリチャリ走って、娘の世話をしつつ、厚かましくがっつりご飯をいただく日々になっています。1ヶ月ほどはこういう生活が続きそうです。
ところで、娘の名前が決まりました!
「そよ」
としました。ひらがなです。そよかぜのような爽やかな子になってくれれば、と思って。これはモトコのアイディアで、他にもいくつかライバル候補があったものの、ぼくもすっかり気に入ってこれに決めました。
モトコの実家でお七夜もやり、すべてがそよペースで楽しく動いている12月です。本人は毎日くっちゃねくっちゃねとおとなしく自らの仕事に励んでいます。
ただ、このブログにあまりその経過ばかり書いていると、ブログが一気に"From2009"子育てブログに早代わりしてしまいそうなので、あまりそよネタばかりにならないように気をつけようと思っています(もちろん、子育てブログはそれはそれでいいのですが。ただ、運動会をビデオ撮影してしまう気持ちが半ばわかりかけそうな自分に少々驚いています)
(気難しそうな顔が若干多いような。。すでに眉間にしわがつきそうです(笑))
日中は気合を入れて、仕事に励まないと、と思っています。
一昨日、12月1日に、ぼくたちに娘が生まれました。
夜中2時に破水し、病院に駆けつけると、出だしはすごい順調そうで、夜明けまでには生まれるのでは、と助産士さんに言われたものの、いやいや、そんなに甘くはありませんでした。それから結局夜8時ぐらいまでモトコにとっては非常に苦しい時間が続きました。モトコは、これより苦しかったことを思い出そうと考えた挙句、浮かんできたのはチベット・カイラスでの顛末。でも、さすがにそんなものでは全く比較の対象にならず、もう苦しみに耐えるしかなかったようです。ぼくも、隣で見ているだけかわいそうで仕方なくなってしまいました。そして、最後は、もうこれ以上は無理ということで、帝王切開での出産となりました。
疲労困憊して憔悴しきって、横たわるモトコのお腹から、赤ちゃんが出てきた瞬間は、モトコにとってもぼくにとっても、いままで全く味わったことのない一瞬でした。人が生まれるということはこんなにも大変なことなのか、ということを身に沁みて感じ、この瞬間だけでも、娘からいろいろと学ばせてもらったような気がしました。
モトコはしばらく入院が必要で、ぼくもいまは、自由業の利点をフルに活かして一緒に病院に泊まっています。初日は何をやってもおとなしかったものの、3日目になって何をやっても泣き止んでくれなかったりして、二人しておろおろしてます。
これからどんな日々がまっているのかなかなか想像がつきませんが、元気に楽しく、3人でがんばっていこうと思っています。
というわけで、今後ともどうぞよろしくお願いします!