(ボランティア仲間のスイス人、マシュー)
日本は寒さが本格化しているのではないかと思いますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。いよいよ今年も残りわずかとなり、何かとお忙しくされていることと思います。
一方、こちらはこちらで年末らしく大変暑くなってきました。オーストラリアでのクリスマスは何気に二度目なのですが、今年はほんとにオーストラリアらしい(?)クリスマスを過ごすことができました。
(ボランティアの人びととビーチでイルカを探しながら)
朝はビーチでボランティアの人たちとバーベキューをしながら、イルカと泳ぐ。その後またしばらく泳いだり(投げ込まれたり)
した後は、宿でパーティ。
(たまたまイタリア人のシェフが泊まっていたのでイタリア料理が振舞われた!)
クリスマスの日は特に暑く、ランチの後しばらくしてから、みんなでボディーボードをしに、また別なビーチへと行ったりと、
とにかく海と暑さと食べ物の一日でした。
しかし、やはりクリスマスと年越しは、寒さの中の方がぼくらの感覚にはしっくりきますね。鍋を囲んだり、おせち料理に囲まれたりの年末年始がとても恋しいです……。
それではみなさま良いお年を!!
雄生
ここ2週間で随分ハエが増えました。じっとしていると、体の周りに20匹くらいは集まってきます。ビーチに行く途中、小さなブッシュのようなところを通るのですが、その辺りが特にひどく、毎日手でハエをはらいながら通っています。ハエにも人間の好き嫌いがあるらしく、雄生君の周りには他の人と比べても段違いでハエが多いようなきがします。最高50匹くらいが体にくっついたりもします。
(見苦しいですが、一見なんでもない一瞬。しかし……↓)
(顔だけで10匹以上とまってました)
1月中旬頃になって、ハエを食べてくれる虫が繁殖するらしく、その頃にはだんだんハエの数も減ってくるとか。
それまでなんとかハエを食べないように、大口を開ける回数を減らしています。
ところで、もうすぐクリスマスです。昨日は、早々とドルフィンセンターでクリスマスパーティーがありました。みんなでメリークリスマス!と乾杯をしても、クリスマスソングを大音量で流そうと、クリスマスという気分にはどうもなれません。ふと見ると、アジサイが綺麗に咲いていたりするので、なおさら、、、。やはりクリスマスは北半球に限りますね。
(宿の前のアジサイ)
それではまた。
素子
先日、近くのビーチでイルカが座礁しているという通報があり、イルカの研究をしている人を中心に数人のボランティアで、その様子を記録するとともに、死体を埋めにいきました。
お腹に大きな傷があったため、何かに襲われて海で死に、そのあと流れてきたのだろうと推測されていました。体調は130cmと小さくまだ子供でしたが、イルカは確かに哺乳類なんだなあと、死体を見て実感しました。
その一方最近は週に数回、イルカとともに泳ぐスイムツでアーに、スタッフとして参加しています。船に乗ってイルカを探しに行き、よさそうなところでみんなで潜ります。このところ水の透明度も随分とよくなり、海中でイルカの泳ぐ姿がきれいに見えるようになってきました。
イルカはもういい、という気持ちも最近は出てきている一方、やはり親しみを強く感じるようにもなっています。捕鯨問題なんかを考えていると、こちらの国でイルカ・クジラが特別扱いされることに反発心を持ちますが、それでも、こう身近にいると、その気持ちも分かるような気もしてきます。
いずれにしても、相変わらずイルカ三昧の生活なわけです。
ところで、ぼくが以前日本で書いたルポが、「望星」という月刊誌の1月号、2月号の二回に分けて掲載されることになりました。1月号はすでに発売されているようです。大きな書店には売っていると思うので、よかったらご覧下さい。
それではまた。
雄生
(スイムツアーの船で。フランス人の親子)