先日、近くのビーチでイルカが座礁しているという通報があり、イルカの研究をしている人を中心に数人のボランティアで、その様子を記録するとともに、死体を埋めにいきました。
お腹に大きな傷があったため、何かに襲われて海で死に、そのあと流れてきたのだろうと推測されていました。体調は130cmと小さくまだ子供でしたが、イルカは確かに哺乳類なんだなあと、死体を見て実感しました。
その一方最近は週に数回、イルカとともに泳ぐスイムツでアーに、スタッフとして参加しています。船に乗ってイルカを探しに行き、よさそうなところでみんなで潜ります。このところ水の透明度も随分とよくなり、海中でイルカの泳ぐ姿がきれいに見えるようになってきました。
イルカはもういい、という気持ちも最近は出てきている一方、やはり親しみを強く感じるようにもなっています。捕鯨問題なんかを考えていると、こちらの国でイルカ・クジラが特別扱いされることに反発心を持ちますが、それでも、こう身近にいると、その気持ちも分かるような気もしてきます。
いずれにしても、相変わらずイルカ三昧の生活なわけです。
ところで、ぼくが以前日本で書いたルポが、「望星」という月刊誌の1月号、2月号の二回に分けて掲載されることになりました。1月号はすでに発売されているようです。大きな書店には売っていると思うので、よかったらご覧下さい。
それではまた。
雄生
(スイムツアーの船で。フランス人の親子)