at インド サルチュ(Sarchu) on 15/Sep/1999
Posted by snotch at February 10, 2004 1:23 AM
早朝6時にレー(Leh)行きのバスが出発。レーまでは475kmの道程で、順調に行けば、明日の夕方には到着する予定。4000m級を2峰、5000m級を2峰越える、世界でも稀な、高所を通るルートだ。当然、バスの運転手の力量が、快適な移動にとってものをいう場面であるが、これがなんとも頼り難い風貌で、どう見ても18,19の少年なのだ。運転する目がマジなのが、ますますスリリングな雰囲気を生んでいる。時々、彼の隣についている先輩ドライバーらしき人物に、何かしらのアドバイスを求めるのもやめてほしい。
マナリを出発して最初に越える峠、ロータン峠(3978m)を登る途中、谷側に転倒したトラックを引き起こす作業現場を通りかかった。遥か下まで転げて行ったトラックは数知れずだろう。運転手君ホント頼むよ。
ロータン峠にはトラックの休憩場があって、軽食を摂ることの出来る小屋がいくつかならんでいる。周囲の山々に阻まれて遠くまで視界が利かないのと、天気が穏やかなせいで、既に富士山よりも高いところにいるという実感があまり湧かない。ただ、太陽の光線が幾分鋭いように感じるのと、生き物の気配が少ないこと、売店にある売り物の値段が少々高価なことが、高所であることを感じさせてくれる。