at インド ダラムサラ(Dharamsala) on 06/Sep/1999
ダラムサラへ発つ。アムリトサルのバススタンドからパタンコット行きのバスにのり、乾燥した畑の続く平野を走ること約4時間。夕方になってようやくパタンコットに到着し、ダラムサラ方面へのバスを待つ。パタンコットを出発すると、すぐにヒマーチャル・プラデシュ州に入り、それと同時に平地から山地へと周囲の景色が変化する。まさにこの辺りが、インド平原とヒマラヤ山脈の境目ということになる。
山地に入ると途端に道が悪くなり、おまけに乗り心地の悪いバス後部にいたので、立っているのが大変な程。景色を楽しむ余裕を失いかけていたところに、インド版女子高生が大勢乗り込んできて、あっという間に車内は大賑わいの超満員。若い熱気がムンムンだわ、バスは大揺れだわで、ちょっとした修羅場である。
ラッシュの乗客が次々に降りていき、車内がすいてくると、辺りの気温がずいぶんと下がっていることに気づく。平地の熱気が嘘のようで、真夏なのにひんやりと涼しい。Ghurkurでバスを乗り換え、19時過ぎにダラムサラに到着。21時にマクロードガンジ行きの最終バスがあるというので、夕食を摂ったのち、バススタンドで待つ。
時刻を過ぎてもバスはなかなか来なかったが、インド人タクシードライバが今日のバスはキャンセルされたとハッタリをかました瞬間、最終バスがやってきた。果たしてここに、ダライラマ猊下はいるだろうか?