2003年07月28日

上海的建築物②-金茂大廈の場合-

金茂大廈(jin mao tower)は現在、中国一、世界三番目の高層ビルだ。
ビジネス、ホテル、娯楽、観光ショッピングの一体化された複合施設ビルである。
総建築面積は29万平方メートル、総高420.5メートル、地上88階、地下3階である。
設計はシカゴのシアーズ・タワーを手がけたSkidmore,Owings and Merrill建築事務所(SOM)が担当。
ちなみに、クアラルンプールのPetronas Towerが現在世界一高く、452m。
デザインはシザー・ぺり。
第2位は前述のSOMデザインのアメリカはシカゴのSears Tower、443m。

ずどどーん。脇の背を向け歩く人物はJT。

さて、都市に超高層のビルを建設し合い、競走を始めたのはいつの日からだろうか。
高ければ勝ちなどという、背景はそれがわかりやすいものだったからであろう。
即物的社会の始まりとも取れるのである。

これは、シカゴで起こった。
1871年、シカゴは大火で市街地のほとんどを失う。
このときの近代への新たなる、時代を見据え、
経済的高層建築オフィスビル群からなる都市を再建することとなった。
高さとエレベーターと鉄骨構造からなる高層建築が、
シカゴで1880年代90年代に建設される。

その主導的建築家はウィリアム・ル・バロン・ジェンニー、
ダニエル・H.バーナム、ジョン・W.ルート、ウィリアム・ホラバード、
マーチン・ロッシュ、ダンクマー・アドラー、ルイス・サリヴァンらである。

-つづく

Posted by momo at 2003年07月28日 15:57