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- August 2006 Archives -

at Tabo, India on 10/Oct/1999

Posted by snotch at August 3, 2006 12:49 AM

Air view of Tabo village in the morning, India

Air view of Tabo village in the morning

to Nako from Yangthang, India on 10/Oct/1999

Posted by snotch at August 5, 2006 12:20 AM

to Nako from Yangthang, India

 タボからさらに東へ,激しくうねる崖道をバスで半日行くと,ヤンタン (Yangthang) というトラックストップに到着する.中国との暫定国境までは10数キロ,もう目と鼻の距離だ.

 そもそもチベットは,東は現在の中国四川省,西はインドのラダック・ザンスカールにまで拡がる広大なエリアであるわけだが,現在はインドと中国の両国の領土に属している.この辺りは中国領チベットと直に接しており,西へ進めばダラムサラへと道が続くこともあって,夜な夜なチベット亡命者達が越境してくる地域なのかもしれないと想いを巡らせる.

 ここヤンタンから数キロのところにあるナコ(Nako)という村が,ひょっとするとインドの領土内にあって中国に最も近いところにあるチベット村の一つなのではないかと見当をつけ,いったいどんな場所なのか訪れてみたいと思った.

 ということで,ヤンタンのトラックストップのスイート(屋根つきの部屋)にチェックイン.荷物を降ろして,渇いた山のあぜ道をナコに向かって登り始めた.

to Nako from Yangthang, India on 10/Oct/1999

Posted by snotch at August 7, 2006 9:44 PM
 ナコに至るあぜ道を一時間半ほど登ると,小さな実を付けたリンゴの木がそこかしこに植えられていて,木々や岩の陰から人の気配を感ずるようになる.息を切らして黙々と斜面を登っていた折,ふと顔を上げると村の女の子が2人,こちらに向かってやってくる.もちろん言葉は通じないが,お互い挨拶をして一緒に遠くの山を眺めるという贅沢な時間が流れる.厳しい自然環境である故かもしれないが,人と人が出会うということはこんなにも有意義なことなのかと改めて実感した.

Nako girls, india

at Nako, India on 10/Oct/1999

Posted by snotch at August 9, 2006 9:00 PM

Nako village, India

Enter the village

at Nako, India on 10/Oct/1999

Posted by snotch at August 12, 2006 10:52 AM

Nako village, India

Nako, fossilized village

at Nako, India on 10/Oct/1999

Posted by snotch at August 17, 2006 8:30 PM
 ナコは,数百年前の村がすっかりそのまま化石になってしまったかのような村だ.畑の作物は全て刈り取られ,空の色を思いきり濃くしたような色の池の周囲に植えられたポプラは,見事な黄朽葉色に染まっている.もう冬の準備ができました,という静けさだ.

Nako village, India

at Nako, India on 10/Oct/1999

Posted by snotch at August 25, 2006 9:27 AM

Nako village, India

at Nako, India on 10/Oct/1999

Posted by snotch at August 27, 2006 10:30 AM

at Nako village, India
Nako village with water pool. Poplars have turned a brilliant yellow.

at Nako, India on 10/Oct/1999

Posted by snotch at August 28, 2006 8:30 PM

at Nako village, India

at Nako, India on 10/Oct/1999

Posted by snotch at August 30, 2006 11:30 PM

村の路地を散策してみる.地面にはふかふかの土が敷き詰められ,躰の両脇は黒い石垣で固められている.
時折,家畜のヌルい匂いが冷たい風にのって路地をぬける.
これはひょっとすると,路の触感を味わうということかも知れない.

at Nako village, India