最近いろいろと重なってバタバタしてしまい、3週間以上も更新が滞ってしまいました。
拙著はおかげさまでうれしいご感想を多数いただけて、出してよかったなと改めて感じています。実際に出版されていろんな方に読んでいただくと、ゲラをチェックしていた段階で気になっていた文章の細かな点などは頭から遠のき、一冊の本としてどのように読んでもらえるかの重要性を感じるようになりました。
といいつつ、いま、『遊牧夫婦』の最終チェックをしながら、細かなところが非常に気になって疲労困憊しているのですが。。ちなみに『遊牧夫婦』は、最初は5月末に発売の予定でしたが、どうも6月後半ぐらいにずれ込みそうです。でもその分、完成度を上げて広く読んでもらえるように、がんばっています。
さて一昨日、仕事がいろいろとひと段落し、数日はちょっと一息つけそうな感じ。でさらに、昨日からはちょうどモトコが仕事再開となり、はじめて、そよと二人で丸一日を過ごすことになりました。
最近は、「お母さん~!」という雰囲気が高まり、ぼくの地位がかなり低下しているように感じていたので、さて、どうなることやら・・・、と不安な中で一日がスタートしたものの、案外スムーズに展開しました。
午前中、遊んでる途中でぐずり出しても、冷凍していた母乳をあげると、すぐにまた満面の笑みに。で、モトコに、昼休みに授乳してもらうために、そしてまた散歩も兼ねて、昼前には、バスに乗って、鴨川のそばのモトコの職場まで行きました。
ぼくが一人で抱っこヒモをして歩いたりバスに乗ったりしていると、やっぱり若干珍しがられるのか、結構いろんな人に声をかけられたり、微笑まれたりして、思わぬ人の温かさを感じます。
マンションの同じ階のご夫婦に「いつでも力になるから言ってね!」って言われたり、コンビニの店員も思わず笑顔になったり、バスのおばちゃんに「息できてる?」と心配されたり、後ろの席の中学生たちがそよを見て笑いあってるのを感じたり。なんかいい空気ができるもんだなあ、と。
で、バスを降りると、まずは自分の昼飯を鴨川に降りて食べました。鴨川を通るたびに、「ああ、京都っていいな」って思います。いまは、緑がとてもきれいで、川べりで弁当を食べるのも非常に気持ちがいいです。
最近は、若干そよがぼくらの食べ物に興味を示すようになり、ぼくが、抱っこヒモをつけながらおにぎりを頬張りサラダをバリバリ食べていると、じーっとサラダを見つめていました。
それからモトコの職場にお邪魔して、同僚の方々にそよを紹介して、授乳も済ませて、昼休み終了前にはおいとまして、ぼくとそよは再びバスに乗って、帰りました。そして午後も、特に問題なく過ぎていきました。
5時半ごろ、モトコが帰る直前に若干泣き出し、帰ってくると「お母さん~!」という感じでうれしそうに飛びつき、ああ、やっぱり母は偉大だな、と感じましたが、でもぼくも、一日過ごしてちょっとそよとの距離が近づいたような気がしてうれしかったです。その翌日、モトコの腕の中にいるそよが、初めてぼくの方に大きく手を伸ばして、こっちに来たい~って顔してくれたので。初めてかよって、感じですが(笑)。
久々の、親ばか報告でした~。
★6月5日(土)、京都左京区のカフェ日杳(ひより)にて、トークイベントをやらせていただくことになりました。詳しくはこちらへ。
★5月9日の京都新聞の書評欄にインタビュー記事を載せてもらいました。