まずはそよの話から。若干自分の記録のため、という感じでもありますが。
前回書いた予防接種のあと、数日に渡って、ちょっとおかしな動きが・・・。最初は、「あれ、そよまた新しい動き覚えたのかな?変化早いな」ぐらいに思っていたものの、どうも、若干痙攣してるんじゃないか?という懸念へ。
で、モトコがネットで調べてみると、この情報過多な時代、不安な情報が出てくる出てくる......。ケースが似ている例から、ある病名にたどり着くと、それはかなり深刻そうで、「痙攣のたびに脳が損傷する」などという情報が見つかり、もしこれだったらやばいなと、夜11時に近くの第二赤十字病院に電話。すると、心配だったらいまいらしてください、と言われ、そよが起きるのを待ち、日曜日の未明3時ごろ、3人で日赤へと向かいました。こういう大病院が家からすぐ、というのはとても助かります。
で、見てもらって、状況を説明すると、
「それなら、脳波とか、MRIとか一通りやってみるといいね。心配な病気であれば、それで大体わかるから」とのこと。信頼できそうなとてもよさげな先生。
そして、一日待って月曜から、検査入院ということになってしまいました。検査とはいえ、4ヶ月でもう脳波、MRI、心電図、などをフルコースでやることになり、しかも入院、というのはなかなかかわいそうなものがありました。
入院前には、採血とともに点滴の管も入れておく必要があるとのこと。モトコは入院の準備のために家に帰っていて、ぼくがそよについていたものの、針を刺すときには、なぜか
「お父さんは、外でお待ちください」
と外に出されてしまいました。ベッドに寝かされたそよを置いて、外に出て、耳を済ませていると、早速そよの号泣が廊下に響きわたりました・・・。
終わって中に入ると、針を刺され、その手をテープで固定され、まだ号泣が収まらず涙と汗とよだれ、鼻水やらでべちゃべちゃになっているそよが、「ひっ、ひっ、、」としゃくりあげていて、なんだかそれを見ているだけで、悲しくなってきてしまいました。
そしてその後すぐ、心電図、心エコーの検査。モトコももどってきて、小さなそよが検査を受ける様子を二人でずっと眺めていました。なんだか、このときにほんとに、親になった気分を強く感じたというか、もし何か変な結果が出てきたらどうしよう、何か異常が見つかったらどうしよう、と自分の身体以上に心配になっていました。
(点滴の管が左手に)
病室で休んだあと、午後五時ごろだったかに、脳波の検査。寝てないといけないので、まずそよを寝かしつけて、静かになったところ、検査室に連れていくも、移動したら少し起きてしまったので、真っ暗で静かな検査室でまた寝かしつけて・・・。
検査室前のソファーで二人で終わるのを待っていると、2、30分ほどで終了。
それからしばらくすると、病室に先生がやってきて、
「特に心配な点はありませんでしたよ」
と。そのひと言にとても胸をなでおろしました。先生がやってきたときは、なんだか合格発表みたいでした。でも、若干気になる点がないこともない、ともいわれ、そのために「やはりMRIもやった方がいいね」とのことで、翌日、MRIをやることに。
翌日。
夕方にMRI。検査中に眠っててもらうために、日中は寝せてはいけないとのことで、眠くてふらふらなそよを眠らせないように、点滴をつけながら病院内を歩き回り・・・最後はかなり辛そうで、もうふらふらに。。ちょっと油断すると寝てしまうので、それを起こす、すると泣き出す、というかわいそうなループに・・・。
でもなんとか寝ずに乗り越え、MRIの検査室へ。頭に固定用の機械をはめられ、小さな身体のまま、大きなMRIの機械の中に吸い込まれていく姿はなんともいえないものがありました。その部屋の中でモトコはつきそい、ぼくはまた検査室の前のソファで待つ。
無事に終わって出てくると、ほっと息をついて病室へ。そしてしばらくしてから、検査結果を聞くために、先生の部屋へ。まず、MRIの画像の見方を丁寧に説明されました。ここが黒いとよくないとか、この白いのはなんだとか。でも、何か問題があったのかはなかなか言われず不安が募る。
で、
「そういう感じで画像を見ていくと・・・・・・何もおかしなところは見当たりません」
ほーーーーっ!前置きが長かったので、これはもしかして何かあったのか?とも感じてしまいましたが、ただ丁寧に説明をしてくれた、というだけのようでした。脳波の気になるところも、MRIを見た結果、問題ないでしょうということだったので、本当にほっとして、そのまま退院となったのでした。
そして、モトコの両親たちが病院へ迎えに来てくれて、みなで、「ああ、よかった、よかった」と、あたかも大病から奇跡の生還を果たしたような感激ぶりとなったのでした・・・。
本当に心配な2日間でした。
でも思い切ってすべて検査をしてもらってよかったです。やったのは、脳波、MRI、心電図、心エコー、血液検査。しかもかかった費用は、このすべての検査代と入院費込み、さらに一週間後の診察と薬代を含めて、200円ぽっきり!京都市は、3歳までかな、医療費は1ヶ月で200円とのこと。これはほんとに助かります。
(退院した2日後に、鴨川でお花見をしたあと近くのカフェで)
もういまはすっかり元気です。
さて、話は変わりますが、今日から久々に『遊牧夫婦』の連載が再開しました!まずは隔週からですが、これからまたがんばって書いていきますので、よろしくお願い致します。書籍版の第一巻もいよいよ最終段階に来ています!
かわいい~!
なんて素敵な笑顔!
そよちゃん、お父様と対称の位置にエクボがあるんですね。
又、お目にかかりたいです!
こんばんは。そよちゃん、何もなくて本当に良かったです!!
赤ちゃんは、言葉が話せないから 本当に心配です。
近藤さんもお疲れ様でした。 モトコさんにもよろしくお伝えください。
>ハープ弾きさん
こんにちは!うれしいコメントありがとうございます!
えくぼ、そうなんですよ~。そんなところまで見ていただけてうれしいですー(笑)。またお目にかかるのを楽しみにしてます!
>浅尾嫁さん
こんにちは!ありがとうございます!ほんとに心配して、ほんとにほっとしました~。本人が右も左もわからない状態なだけに、とてもかわいそうになりました。モトコもよろしく言ってます!また!
Posted by: ゆうき at April 16, 2010 2:33 PM今、産科の検診から戻った妊婦です。
そよちゃん、何もなくて良かった!!!!!
大丈夫だったんだろうな、と思いながらも
どきどきしながら読み進めました。それにしても
フルコースの検査だったね。200円って!
すごいサポートだわ。税金が医療費として
かなり使われているんだねえ。ま、そんなことより
健康で何より。久々に元気そうなモトコ姫が
見られてよかったです。
>Maiko-in-Tokyoさん
どうも!心配かけました~!
まいこちゃんたちの楽しく妊婦生活が進んでる様子、ブログでときどき見てるよー。順調そうで何よりです。
子どもの体調、初めてってこともあってついついいろいろ心配になるので、思っていた以上に病院にお世話になってる気がする(今回のことをのぞいても)。なので医療費の補助はほんとに助かるよ。感謝です。
まいこちゃんも、くれぐれも身体に気をつけて、元気で!デヒさんにもよろしく!
Posted by: ゆうき at April 16, 2010 2:54 PM本日、池袋ジュンク堂でげっと!
ジュニア新書コーナーの棚に1冊、新刊コーナーに2冊発見。
新刊コーナーでは同時発売の太平洋戦争云々が、表紙が見えるように大量に配置してあった。まあ、今はしょうがない。これからだ。
Posted by: かけぴょん at April 20, 2010 7:57 PM>かけぴょんさん
早速ありがとうございます!うれしいです!
でも、今日すでに売ってるの知らなかった(笑)。。明日ぐらいかなって聞いていたので。
しかし同時発売のと売り場でいきなりそんな差がついてるとは(笑)。まあ、今後の展開が楽しみです~。
よかったら、宣伝しといてください~^^;。
こんちゃん!!
そよちゃん何もなくてよかった。
メールで聞いて以来心配してたよ。
子どもの病気関係ってほんとうに胸が詰まる思いだよね。本当に健康の大切さを実感するね。
今度日本に来た時はほんとに是非ご家族で一度遊びに来てね!
(そしてそして)
こんちゃん、
『旅に出よう 世界にはいろんな生き方があふれてる』発売おめでとう!!!
タイトルからしてそしてこんちゃんの書くものだから、ほんとうに読むのとっても楽しみ☆
待ち遠しいです!
たくさんのおめでとうを込めて!!
Posted by: 大田朋子 at April 21, 2010 9:18 AM>大田さん
ありがとう!いや、ほんとに心配なものだよね。慣れないからよくわからないし、本人も言ってはくれないし(笑)。朔太郎くんも風邪引いたみたいだけど、元気で出発できることを願ってます!結局会えずじまいになってしまったのは残念だけど、今度日本に来るときは是非!そのころはお互い子どもも少しは大きくなってるしね。
本もありがとう!ようやく形になって、これからどういう風に読んでもらえるのか、楽しみながらどきどきしてます。読んでもらえるとうれしいです!
では、元気で、楽しい新生活を!!