(マラウィのヴワザ動物保護区。泊まっている小屋のすぐ向こうでゾウの群れが行ったりきたり。それを見ながら......。At Vwaza WR, northern Malawi. Big herd of elephant are seen all day long in the area, even from our hut.)
前回更新したのはマラウィの首都リロンゲからでしたが、いまはさらに北上して、マラウィ北部のムズズ(Mzuzu)という街からです。
(囲んだ部分の拡大地図が↓ enlarged map of highlightened area is the following↓)
(マラウィの首都はリロンゲ(Lilongwe)。そこから北上して、ムズズ(Mzuzu)、ヴワザ(Vwaza)へ。これから行く島がチズムル島(Chizumulu Island)。Lilongwe is capital of Malawi. We headed up north from Lilongwe to Mzuzu and Vwaza. Today, moving on to Chizumulu Island to enjoy beach and snorkelling.)
地図の通り、リロンゲで2泊したのち、バスで6時間強のムズズへ。北部の拠点となるムズズに一泊してからさらにかなり僻地へ2時間ほど移動して、ヴワザ動物保護区(Vwaza Marsh Wildlife Reserve)に。ムズズからはパンパンに押し込まれた乗り合いミニバスで1時間、さらにそこから1時間弱、トラックの荷台に乗って未舗装路を50キロほど行った先にこのヴワザ動物保護区があります。
(ヴワザまで1時間弱、こんなトラックの荷台に。これで50キロほどガタガタと進みますが、同乗していた少年は「学校までは歩くときもあるよ。30キロあるんだ。3時間半ぐらいかな」とのこと......。さすがです。Last one hour on the way to Vwaza, we had to ride on a pick-up truck. A student who was on the truck told us that he sometimes walked all this way on foot to school, which was 30km!! Amazing,isn't? )
(小さな集落を次々に通り、みんなが手を振ってくる。これはこの地域の学校の子どもたち。The way to Vwaza is so remote, all the kids around wave hands to us. These are the kids in the school of this area. )
ここは本当にリモートで、しかも食料を買う場所も何もないため自分たちの食料はすべて持参しないといけないという、なかなか不便なところなのですが、それだからこそ、人もぐっと少なく、大自然の中にぽつりと自分たちだけという雰囲気です。竹とわらで出来た小さな小屋に泊まり、火をおこして自炊する生活ですが、目の前に広がる川を数十頭のゾウの群れが朝夕に通り、川には何十頭もカバがいる、という光景は、これまで参加したサファリツアーよりずっと、大自然の中で、普通に動物が生活しているのを目の当たりにしている感じで、来てとてもよかったなと思ってます(素子が来ることを力説、ぼくがかなりめんどくさがっていたのですが......)。
ただここでは、いつどこにゾウやらカバやらバッファローが出てくるか分からないので、自分たちで歩きまわることは許可されてなく、銃を持ったレンジャーと一緒にウォーキングサファリをすることになります。
(朝のウォーキングサファリ。6時から。奥の方にいるインパラ・クードゥーを観察中。歩いていると動物に近づけない、という弱点発覚。Morning Walking Safari start at 6am. Imparas are in some distance away. It wasn't possible to get close, as they can easily get scared. )
ウォーキングサファリでは、動物のとても近くまでいけるのだろう、と勝手に想像していたのですが、実際は、歩いていると危なくて、全然動物には近づけないことが判明。インパラとかサルは近づくと逃げてしまうし。そしてゾウの群れに近づけるかと思いきや、ゾウがいると「まずいよ、気づかれないように逃げよう。音を立てないように急いで隠れよう」とレンジャーに言われたこと、3度ほど。そろそろと逃げながら、前後にゾウの群れの動きを見ながらいかにゾウを交わして移動するか、という方法を学びます。ちなみに、カバに追われたら、まずダッシュして逃げて、途中で90度の直角カーブで曲がると、カバはなぜかそのまままっすぐに行ってしまうとのこと......。うーーん、やっぱり結構バカなんだなと思ってしまいました。
というわけで、実は動物からウォーキングで「逃げるツアー」であることが発覚......。というのがちょっとがっかりでしたが、でも、インパラやクードゥー(シカの一種?)、サルが常にぼくらの動きを警戒しながら集団で移動しているところを見ると、ウォーキングすることで自分たちも、この野生動物界の1プレーヤーになった気分がして、その全体の不思議なバランスを肌で感じられました。
過去に、ゾウに襲われた旅行者もいるとのこと。一人は歩いてたらゾウの群に出くわし、ゾウに(鼻で)投げ飛ばされ、命からがらブッシュに隠れたところ、バシバシと蹴りを入れられ、そのうちゾウがあきらめたとのこと。ゾウも必死なんだろうけど、ゾウが蹴りいれてる図を想像すると、なんか笑えてしまいます。
(奥の湖にカバがいて、それを見ながら日記を書く素子。Motoko writing her diary while watching some hippos rest in the lake.)
いまもこれを書いているのは、目の前の湖のカバの群れを見ながら。こんな贅沢な時間はもう二度とないかもな、と最後の貴重な日々であることを実感しながら過ごしています。実はここで50頭ぐらいのゾウの群れが通りすぎるのを見ながら、二人で「もう日本に帰ろう」ということでついに話がまとまりました。これを見て、素子もワイルドライフにはかなり満足したというか、そんな感じで、ケニアにはもういかなくていいかな、ということになって......。このあと、マラウィで僻地の島にいって、そこで湖を楽しんで、それで終わろうと思ってます。その島から戻ったら、きっとまっすぐ南アフリカあたりまで飛ぶかバスで一気に戻って、あとは安いチケットを探して帰ります。多分あと2週間ほどで、ついにこの5年間の生活も終わりになります......。感慨深いものがありますが、ぼくらは二人ともいまは帰るのをとても楽しみにしています。
これから島に行きますが、とりあえずその間一週間ぐらいはネットもないので、ブログもアップはできません。島から戻ってきたら帰国に向けて動き出します!
We are now in the northern part of Malawi, at town called Mzuzu. We came here to go to Vwaza Marsh Wildlife Reserve. It's located in a quite remote area. From Lilongwe, we took a bus to Mzuzu for about 6 hours and stayed one night there and then we took a minibus for 1 hour and continue with pick-up truck for one more hour. There's no restaurant or market in the reserve (except for some drinks) so we had to bring all our food by ourselves and cook with fire. It's a bit inconvenient especially for the people without a car but this remote location makes this place a real nice place with so much wilderness. We stayed there for 2 nights and the 2nd night was just us, and we could see herds of elephants and hippos waking around and crossing the river just in front of our hut and there's only us watching them...
Because there are so many elephants and hippos, it can be very dangerous to walk around by ourselves in the reserve, so we did walking safari which a ranger with rifle come with us to walk. We expected that we could go very close with those animals, but actually it was completely opposite. We spotted quite a few elephants and what the ranger told us to do was just to go away from them to leave them alone. This is quite fair enough because they are not used to the people and they can be very very agressive if they find us (there were people being attacked by them). So the tour was more like running away from the wild animals rather than having a closer look at them. We felt that we were just one of the players in the wild life survival game...
We had decided to go back to Japan very soon which somehow came up when we were at our hut watching herds of elephants crossing the river. Our first plan was to go to Kenya or Tanzania to see more wild animals but we both are quite satisfied with seeing them and we are now ready to go back.
We are going to a remote island of Lake Malawi from today and spend a week there before we fly or take a direct bus to somewhere we can catch a cheap flight back to Japan.
ウォーキングサファリなんてあるんやね♪
とってもワイルドだわ。
遂に旅も終盤、身体に気をつけて残りを楽しんでね。
なんだか、他人事ながら感慨深いよ。
おお、ついに帰ってくるのかー。このブログが終わるのは寂しいね。では、再会を楽しみにしています!
Posted by: ヤンファン at September 23, 2008 7:19 PMお久しぶりです!二人とも元気そうで何よりです。
アフリカの話&写真、いつもにも増して興味深く見させてもらってます。宿からぞうやカバの群れが見えるって、すごい!なんだか想像がつきません。
残りの旅の日々を楽しんでくださいね。日本でお二人に会えるのを楽しみにしています♪
おつかれさまでした。
素晴らしい出会いとよき友人たちに囲まれ、かけがえのない時間だったね!
あと少し万事気をつけて。
2人にあえるのを楽しみにしてます。
ついに日本帰国を決断ですね。5年間もの長旅、お疲れ様でした。ぜひこの5年間の出会いをまとめて本にしてください。読みます。
ちなみに、シマウマはなぜわざわざ目立つ縞模様なのかというと、白いと太陽の光を反射しますが、逆に黒いと光と熱を吸収します。その温度差が表面に気流を生じさせ、どんなに熱くても体温を一定に保っているのだそうです。
>ikumiさん
動物は、なかなか満喫したよー。
でも、もっちゃん曰く、イルカみたいにインタラクションがないから、やっぱりイルカの方がいいなあーって。終盤になって、帰るのとても楽しみながら、やっぱり感慨深いよ。もう来週には多分日本にいるので、また近いうちに会おう!
>ヤンファン
いよいよ帰るよー。さすがになかなか感慨深いけれど、
新たな人生をどう生きるか、それはそれで楽しみです。
また近いうちに!連絡します。
>Rika2さん
いつも見てくれてありがとうー。
確かにゾウやカバが目の前を歩いている風景っていうのは、アフリカならでは、って思うよ。
帰国、本当に近いので、また帰ったら!
>Naokiさん
いよいよ本当にこの生活も最後になってしまったよ。
本当に貴重な5年間だったので、やっぱり複雑な気分だけど、
日本での日々はそれはそれでとても楽しみ。
ワシントン、帰る前に寄りたかったけれど
実現できず残念。。。あと一年、充実させてくれよー。
>よっしーさん
どうも~。なんだかこの生活が終わるのは信じられない
気分もするけれど、気持ち的には、本当に帰る時期なんだなって実感してます。感慨深くはあるけれど、
それでもほとんど思い残すこと帰れそうです。
日本に帰ってライター業がどこまで続けられるか
正直いまは分からないけれど、この5年の経験は
いつか形にはしたいなと思ってます。
シマウマの件、そうなんですか!
ただ保護色、みたいなことじゃないんですね。
自然のそういう摂理を聞くと、本当にすごいなって
いつも思います。元気で!
まーです。分かりますか?
ゆうきちゃん、素子さん 長旅お疲れ様です。
帰国したら、皆で集まりましょうね。。
会える日を楽しみにしています。
Posted by: 正裕 at October 10, 2008 12:08 AM>まーくん
どうも!久しぶりです!
無事に帰ってきました~。最後はバテバテでしたが。。
来週からはしばらく東京にいるので是非会いましょう!
また連絡します。