昨日、ザンビアの国境の町チパタから更新しようと思ったのですが、ネット事情が悪くて更新できず、今日隣国マラウィまで来てしまいました。
というわけで、以下、チパタから書いているということで......。
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なかなか落ち着いて更新できませんが、近況まで。
前回のボツワナからザンビアへ国境を越え、物価の高いザンビアもさらに駆け抜けた感じになり、すでにザンビアの東隣のマラウィとの国境の町チパタ(Chipata)にいます。
(またまた激しく移動してしまいました。アフリカのこの辺は物価高いです、ほんとに。普通のスーパーに売ってるものも高いので(ナス2つで300円しました!)、どうやって現地の人が暮らせているのか不思議だったりします。ボツワナで聞いたところでは、平均の月収は1万円ぐらいと言っていたのに......。地図が切れちゃいましたが、いまいるチパタ(Chipata)のすぐ東からマラウィが始まります。We moved a lot again in this one week. It's too expensive for us to linger about in this area, though not so as in Europe, of course. We wonder how the locals live with this price, since their wage is quite low as far as we know, and the commodity in a supermarket is quite expensive. Just two eggplants cost 2 euro! Malawi starts just next to Chipata, where we are at the moment.)
ザンビアでは、南西部のリビングストンと首都ルサカとにしか止まらないまま、チパタまで来てしまいました。移動、休憩、移動、休憩という、何をしているのか分からない日々なのに、なんだかクタクタ。8時間ぐらいの移動のせいでしょう。バスでの移動の途中で止まる小さな村には、まさにアフリカ度満点の景色がありますが、この辺は自分の車がないととてもゆっくり見学などはできずで残念です。ただ、正直なところ、こうして走ってみると、アフリカもアジアも基本的な構造は同じというか、大きな都市があってその間間に貧しげな農村がポンポンと点在という展開です。
前回ブログをアップしたボツワナのカサネでは、チョビ国立公園でカバ・ワニ・ゾウを、船にのって観賞。もはやゾウは、どこにでもいるという感覚になってきました。でも、ここは木もなくて、だだっ広い緑地の中で、それぞれがのびのびと暮らしているので、アフリカ的広大さを満喫できました。ただ、この3時間のクルーズを宿で予約したところ、テキトーな仲介業者にいいように翻弄され、参りました。詳細は略しますが。
(水に体を埋める無数のカバ。ガイドの女性の説明によるとオスは一頭のみで残りは全てメスだとか。Some hippos in the water.)
そして国境を越えてザンビアへ。
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(ボツワナ・ザンビアの国境のボツワナ側。川の向こうがザンビア。この2日前、素子の大バックパックがこの船の上まで運ばれ、船がでる直前に犯人確保。At the border of Botswana and Zambia. This is where we caught a woman who stole Motoko's big backpack 2 days before. )
ザンビアのリビングストンでは、ボツワナ・ザンビアの国境でたまたま知り合った同年代の女性マウリンと仲良くなり、彼女とその3人の子どもとナイスな交流。旦那さんは5年ほど前にマラリアで亡くなり、その数年前に立て続けに両親も亡くし(お父さんは、毒殺されたとのこと)、その後一人で、3人の子どもと兄弟の家族など7人の暮らしの面倒を見なければならなくなって、隣国のボツワナ・ナミビアや南アフリカを往復しながら物を買って、ザンビアで売ってなんとか暮らしているという強い女性でした。彼女と話しながら、自分たちは、中国から1年以上旅している、ということになんだか恥ずかしくなるような気持ちでした。発展途上国にいくとそういうことを常に感じ、心苦しくなったり、いかに日本に生まれたことが恵まれているかということをしみじみと感じさせられます。
(マウリンが3人の子どもを連れてぼくらの泊まっていたゲストハウスに遊びに来てくれました。上の子が12歳、下の2人は6歳の双子。Maureen came to visit us in our guesthouse. She has 12-year-old daughter and 6-year-old twins )
首都ルサカは、無線ランでネットしただけ。でも無線ラン、快適でした。無線ランで金とってるのに、無料の無線がバンバンシグナル出している油断ぶりが笑えました。
明日はマラウィに入る予定です。
(リビングストンを発つ直前、バス停で。They even came to send us off at the bus station. Just before we leave Livingstone for Lusaka.)
We've just crossed the border from Zambia to Malawi today, and now at the capital town of Malawi, called Lilongwe.
In Zambia, we just visited Livingstone for famous Victoria falls, and Lusaka for transit, and Chipata, a border town to Malawi. Zambia is one of the most expensive countries in Africa and we were kind of running away from there...
In Kasane, Botswana, we joined 3-hour river cruise in Chobe National Park. It's supposed to be a good place to see elephants and hippos up close. We've already started to feel that elephants are everywhere.
After crossing the border from Botswana to Zambia, we arrived at Livingstone. There we got to know a lady, Maureen, in our age(born '75) who's supporting 7 people of her family including 3 kids of her own. She lost her husband because of Malaria 5 years ago just a few years after both of her parents passed away. She said her father was poisoned to death, not knowing who did and why. Meeting those people who are struggling to live, we feel embarrased to say that we are travelling around the world more than a year... We shouldn't forget that the only reason we have this privilege is just because we were born in a developed country..
(チョビ国立公園で、船から夕日を眺める。木の枝には大きな鳥が何羽も止まっていました。Sunset from the boat at Chobe National Park. There are many big birds on the tree.)
お元気そうで何よりです。
アフリカは治安の悪いところもあるようなので
旅慣れたお二人とはいえ
くれぐれもお気を付けくださいね。
ヒッチハイクでの荷物の話は笑えませんでしたものねぇ。
Posted by: イシヅカ at September 17, 2008 8:07 AMすごいなぁ。
読む度に思わぬ展開にドキドキです。
写真が、いつも書いてしまうけど
本当にすごくステキで
最後のチョビ公園のやつなんて
なんだか涙が出るようなキレイさ。
いろんなことに気を遣いながら
動かないといけないのは大変そうやけど
カラダと荷物に気をつけてくださいね!
>イシヅカ先生
こんにちは。ご心配ありがとうございます。ぼくらもアフリカはちょっと心配してましたが、実際に来てみると、それほどアジアと変わらない様子で、楽しく無事にやっています。もうマラウィを最後にいよいよ帰国することを決めましたので、来月中には日本になりそうです。また、お会いできるのを楽しみにしてます。では!
>ちえちゃん
そんなに楽しんでくれてるとは、うれしいよ~(笑)。でも、突然だけど、いよいよ数週間後に帰国することを決めたよ。動物もかなり満喫できたし。というわけで、来年、日本で会えるの楽しみにしてます!これから、夏の日々、楽しんでね。
Posted by: ゆうき・もとこ at September 21, 2008 5:25 PMまた突然思い出し、近藤君ブログを見たら、私はまるで近藤君を追いかけるように旅行してました!
5月のGWはイギリスに、そして8月のお盆はまおと私、エチオピア&ザンビアにいたのです!!!!!
どこかで会えててたかなぁ。
ちょくちょくブログチェックしていれば。。。
そして、久しぶりの日記はなんと帰国決断報告!
びっくり。
このタイミングの良さ、というか、何というか。
また遊びに来てね:)
Posted by: 綾 at September 29, 2008 10:07 PM>綾ちゃん
おお、綾ちゃんもザンビアにいたとは!
おれたちよりちょっと早かったみたいだね。
ザンビアとかでばったり会ったら本当にびっくりだよね~
エチオピアは、とても面白いようなことをよく他の旅行者から聞いていたから、今回行ければよかったんだけど、完全にエネルギー切れです。。。
また、日本に帰ったら連絡するね~!
みなさんによろしく。
気をつけて帰ってきてねー。
Posted by: あや at October 5, 2008 12:27 AM>あやちゃん
明日から東京です。近いうちに!
Posted by: ゆうき・もとこ at October 10, 2008 1:23 AM明日から東京、ってことは、、、
お、今日だね~。
おかえりなさい!
無事のお帰り、何よりです。
落ち着いたら連絡ちょうだいね:)
>あやちゃん
近いうちに会えるの楽しみにしてるよ~。
やっぱり東京はほんっとに大都会だね。。。
こんにちは
マラウイの女性ってそんなにムスっとしてましたか。
確かにおっぱいには子供がしがみついていて、背中にも寝ている子が、さらに手を引く子供と大きな荷物、というのはよく見かけますか、これはマラウイに限らず、この周辺ではごくありふれた光景でした。
私の感想では、男性も別段、他の地域と違うほど笑顔では無かった気がします。
日本でもそうですが、見知らぬ人にニコニコしないだけかなぁと感じました。言葉が通じないという問題も大きいかもしれません。積極的にガイコクジンと話をしたいのならともかく、言葉がわからないのに親しくする理由がないとか。
>AGT -同じ青空の下で- さん
コメントありがとうございます!
マラウィの女性が、というか、アフリカ全般でそういうイメージだったのですが、アフリカの中では、他の国に比べてマラウィではちょっと長く同じところにいたので、そういうことを強く感じたという意味で書いてます。荷物と子どもを抱えている女性は、確かにザンビアでもボツワナでもどこでも同じでした。