(夕暮れの教会)
アテネから東に船で8時間ほど来たエーゲ海の浮かぶ島、アモルゴス(Amorgos)島にいます。ギリシャの他の島もおそらく似たり寄ったりで、特にここだけがすごいわけではないのかもしれませんが、とりあえずぼくらにとってはマジで、
アモルゴス、最高!!
です。ここ数日、この旅で最も贅沢な時間を過ごしている気がします。まだシーズンオフで泳げるほどあったかくはないし、海のきれいさで言っても、オーストラリアのエスペランスや東ティモールにはかなわないな、という印象なのですが、なんと言っても、完全に白と青で統一されたこの街並みの美しさには圧巻です。決してツーリスティではなく素でこんな感じになっていて、また、ケバケバしさがなく、とてもシンプルであっさりした白と青の爽やかな美しさが、とても気に入っています。「グラン・ブルー」の撮影地に選ばれた理由が、よく分かりました。
(島にある全ての村が、このように白と青で統一されている。空とも、ギリシャの国旗ともマッチしたとても爽やかで美しい世界)
(小さなビーチがいくつもあって、そのそばには、小さな教会がポツポツと立っています)
毎日、外に出るたびに、宿の前の同じ風景を見て、きれいだなあ、きれいだなあ、と感じているのは、これまで初めての経験のような気がします。そしてそれはとても幸せなことだなあ、とつくづく実感してます。
(ぼくらの"家"に続く道)
しかもいまはシーズンオフのため、観光客はとても少なく(もともとそれほど観光客の多い島ではないらしいです)、すごい居心地のいい宿が、かなりお手ごろな値段で泊まれてます(ベッドルーム二つにキッチン、リビングがついた、新しくとてもきれいな家を丸ごと借りて、二人で一泊25ユーロ。ぼくらのこれまでの感覚で言えばかなり高いけれど、それでもこのクオリティなら全然安いと思える環境です)。メシは結構高い割りにどこもいまいちっぽいので、ほとんど自炊。
(今日の昼食はこんなオーシャンヴューのベランダでリゾット!)
話は戻りますが、アテネからのフェリーのこと。17時半にアテネを出発して、深夜1時すぎにアモルゴスに着くことになっていて宿も決めていなかったので、さて着いたらどうしようかと思っていたのですが、なんとぼくらはアナウンスを聞き逃し、降り遅れてしまいました。やばい!、と思って荷物を持って走って出口に向かったら、「何やってるんだ?もう出港しちゃったよ」といわれ、どうしよう!?と思っていたら、「朝またアモルゴスに戻ってくるから、そのときに降りなさい」と。ちゃんと降りていたら、深夜におろされて海辺でウロウロすることになりそうだったので(港は建物も何もないただの海辺)、実はこれはとてもラッキーでした。
(アモルゴスの港カタポラ)
(港からうちまでは歩いて5分もかからない。これはその途中にある家)
もう今日で3泊目。昨日は、1日車を借りて、島の北から南までほぼすべてを走破(南北50キロぐらいしかないので)。久々に運転して疲労困憊でしたが……。今日は、散歩して、ドラマみて、仕事の原稿を仕上げて、ととてものんびり。
(昨日唯一、ちゃんと交流できたおじいちゃんとその孫。なぜかかなりひと気のない島で、英語もほとんど通じないため人との接触があまりないのが残念)
(島の中心をなす村ホラ(Hora)ここもすべて真っ白)
このままここで暮らしてしまいたい……、と思わせるような場所で、前回も書いたとおり、村上春樹や池澤夏樹が、ギリシャで暮らしていたというのがとても納得です。確か「ノルウェーの森」はギリシャで書かれたんじゃなかったかと記憶してますが、こんなところで小説書いたら、とてもはかどりそうだなあと想像しました。
多分あと一日この島にいて、それからもう一つ別の島によってから、アテネに戻ります。こんな贅沢な気分を味わえる日々は、ぼくらにとってはそうそうないような気もしています……。
(日の暮れゆく港カタポラ)
まさしく絵葉書の中の風景ですね。現実に存在するんですね!
美しさにため息です。
ギリシャ最高!気候がよい!住める!
やっぱ島も行けばよかったなー。
イタリア寒い!
個人的には島の小さな教会の様式が気になります。
中はどうなってんですか?
ギリシャ本土とは少し違うのかな?
最初の写真すごい。
夕暮れなのに空が青い。
青の強さ、どんだけー。
hi i sended a mail to
you
thank you ....
この写真を見ていたら、
マジ、最高!と言いたいのも
納得ですね~
本当にすごくキレイで
うっとりしてしまいます。
またひとつ、行きたいところが
増えてしまった・・・。
船、ラッキーやったね。
うっかり夜中に下ろされて
風邪なんてひいたら、悲しいもんね!
いいな〜。いつかはいってみたいですね〜。きれいな青。
北海道は今日また白一色になってました。
この統一感がたまりませんなあ。
みんなで白い家作って町の景観そのものが綺麗になって、
ああ暮らしてみたい。
みなさん、お返事遅くなってすみませんでした。やっと復旧したようです。
>よっしーさん
ほんとに、とても綺麗な島でした!
でも、最初の写真はちょっと青強めにフィルターをかけているので……やはりこれも、ある程度は絵葉書の中の世界だったり…?!でもギリシャの島はイメージどおりの美しさでした。
>eguchiさん
イタリア、寒いってのは意外だなあ~。でもギリシャも島では時間帯によっては結構寒くて、とても泳いだり、キャンプしたりっていう雰囲気ではなかったなあ。
しまの小さな教会は、ほとんどどこも閉まっていて、中は見れませんでした……。「グラン・ブルー」で使われたらしい1088年に作られた崖の途中の修道院は、中には入れて、それは普通のオーソドックス系だったよ。一般の生活圏から隔離された崖の上でおじいさんが37年ここに住んでるってらしいこと言ってたのが興味深かった。アトスもそんな感じだったのかな?最近、村上春樹のアトス訪問記を読んで、ますます興味沸いてます。
写真は、まさにツッコミどおり、青フィルターどんだけかけてんだー、ってところかも(笑)。現実はもうちょっと青弱かったっす^^;。
>hamid
thank you for another email! we will write back soon! sorry!
>ちえちゃん
もっちゃん的には、あとイルカがいれば~完璧って感じだったようで、船からイルカを探しまくってたけど、全然見つからなかったみたい。イルカってどこにでもいるようで、そうでもないのかな?イルカいたら、ここにDDCを作って、しばらく生活するのもいいなあ~(笑)なんてわけわかんないこと話してました。
>みけっちさん
北海道の白さもとってもきれいですよね。しかしまだ寒そうですね、そちらは……。ぼくらもこの冬はマイナス20度を日々体験したので、今度は冬の北海道も耐えられそうです!
>tossさん
おお~!いまどこなのかな?
アテネは町中落書きだらけなのに、島の白い街並みはよくこんなにきれいに保たれてるなってちょっと不思議だったよ。雨の汚れとかも目立ちそうなのにそういうのもあまり目に付かずで、頻繁に塗り替えてるのかなって思った。ふと、中国がこの島持ってたらどうなるのかなって想像して、海南島に行きたくなったよ(笑)。
ギリシャは風光明媚で美しい文化と悠久な歴史を持つ国だと聞いています。
Posted by: 台湾人 at August 26, 2008 9:16 PM>台湾人さん
ギリシャは歴史的なイメージとともに、現代的な雑多な雰囲気も併せ持っていて、その辺が面白いなと感じました。島は島でまたのんびりした雰囲気で、いいところでした。
Posted by: ゆうき・もとこ at August 29, 2008 10:53 PM>台湾人さん
ギリシャの島々で泳げたら本当に気持ちいいだろうな~と思っていました。が、ぼくらが行ったころはまだ寒くてかなわずで残念でした。でも、ギリシャの夏は、かなり暑そうなので、島まで行くのが大変そうです(笑)。
Posted by: ゆうき&もとこ at September 13, 2008 11:30 PM