March 13, 2008

イスタンブール!<Istanbul, Turkey>

IMG_4555.jpg
IMG_4643.jpg

10日に、イスタンブールに着きました!

前回いたメルスィンから電車で二十数時間、久々にかなり長い移動となりましたが、首都の駅とは思えないとてものどかなトルコらしい終点駅で電車を降り、目の前にボスポラス海峡が広がっているのを見たときは、おお~ついにここまで来た!という感動が湧き上がりました。でも、なんだか達成感も出てしまい、疲労が溜まっていることもあって、もう旅も終わりかなって気分になってきたのも確かだったり……(正直、少々疲れてきました~)。


(東部は小刻みに移動したけれど、今回は一気にイスタンブールまで。列車は時間はかかったけれど、バスよりもぐっと安くて、しかも快適。これからまた南西部に下って、船でギリシャに渡りたいと思っていますが、いまの時期、どうも船がなさそうで陸路になるかもしれません……)

イスタンブールは聞いていたとおりに独特な雰囲気を持ったとてもナイスな街です。ボスポラス海峡を挟んで西がヨーロッパ側、東がアジア側と街が大きく分かれていて、昨日まではアジア側に住んでいるトルコ人夫婦の家に泊めてもらっていましたが、フェリーに乗ってボスポラス海峡を越えてヨーロッパ側に入る度に、「これがあのボスポラスか~」と思わずにいられませんでした。これから歴史でならった大御所の地名が続出しそうで、それもなかなか楽しみです。

IMG_4607.jpg
(イスタンブールのアジア側の端に立つハイデルパシャ駅。こここそがアジアの終点?)

イスタンブールは大都会なだけあって、さすがに人の感じは田舎のように「いやあ人がいい!!」って印象は受けてませんが、それでもトルコの好印象は変わらず、印象の良い国ほぼトップの座をいまもキープしてます。前回書いたCouchSurfingで見つけた同世代のトルコ人夫婦の家に泊まっているのですが、彼らがとてもいい人たちであることもその要因の一つです。

彼らは37歳&29歳(たぶん)の新婚さんで、快適なマンションに住んでいて、こんなところにタダで泊めてもらっていいの?というぐらいの居心地のよさ。一昨日は、奥さんの両親の家にディナーに招待してくれて、いろんなトルコ料理を満喫。

IMG_4613.jpg
IMG_4617.jpg
(お母さんがぼくらのために、丸一日かけていろんなトルコ料理を作ってくれました!たとえば下写真の手前のはメンチカツのようなのですが、ころもにいろんなスパイスやら麦の一種やらが入っていて複雑な味。トルコ料理ってケバブだけかと思ってたら、そうではないことが分かりました)

昨日(12日)は実はぼくらの結婚5周年(早い!)記念だったのですが、薦めてもらった魚料理の店に二人で行くと、なんと彼らがサプライズで、店の人にぼくらのためのデザートを用意してもらっていて、食後にケーキが出てきて「さあ、ろうそくを!」と二人でろうそくの火を吹くことになりました!思わぬところでお祝いをしてもらうことに。感激でした。本当は、久々に寿司でも食べに行こうと言っていたところ、かなり高い上に味の良し悪しも分からないために、結局手ごろな店で地味に落ち着いてしまいそうだったのですが、彼らのおかげで、なんとか記憶に残る一日になりそうです。(ちなみにここまで5回の結婚記念日は、オーストラリア(モンキーマイア)、昆明、上海、上海、そしてイスタンブール。詳細を思い出そうとしても、上海の2回はいまいち思い出せず……。なんでだろう。来年は……日本かな?)

IMG_4628.jpg
(泊めてもらっている夫婦・アルプとセラップ(左の二人)とその家族。ディナーの後で。知的で穏やかな雰囲気のとても素敵な家族でした)

しかも驚いたことにこの夫婦、旦那がフリーライターで奥さんがケータリング会社勤務という組みあわせで、なんと上海当時のぼくらと全く同じ!奥さんの働く会社と素子が働いていた会社がトルコでもライバル会社のようで、そんな偶然にもびっくりしました。彼らと話しているうちに、トルコのこともいろいろと知るようになってきましたが、びっくりしたのはこんなに物価が高いのに、イスタンブールでは多くの人が月収400ドルほどでやりくりして暮らしているらしい、ということ。ガソリンが1リットル300円近く(!)するため、まず交通費が高く、400ドルではとても無理なんじゃないかという気がするのですが、これもまた中国のようなマジックがあるのかもしれません。。。

3日泊めてもらった彼らの家を今日出て、今晩からは別のまた同世代のトルコ人の家にお世話になります。イスタンブールは、バックパッカー用の安宿がドミトリーで10ユーロ前後もしてしまうような物価なので、カウチサーフィンは本当に助かっています。しかも、ちょっとだけだけど、この街に住んでいるような錯覚に陥ることができるし、友達も増えるし。

西に移動するにつれ、よくも悪くも、非常に常識的な世界になってくるため、なかなか刺激を得るのが大変です。地元の人と知り合ったりするなどしてなんとか自分たちで盛り上げていこうとしてますが、いまいちパンチに欠ける日々になりがちです。何も不便はなく快適だけど、不思議なことも起こらない、っていうような。でも、そんな日々を繰り返していくうちに、またもとの生活に順応していくのかもしれません。

明日14日からは従弟が合流します。ちょっと駆け足だけど1週間でアテネまで行く予定のため、トルコも残りわずかです!

IMG_4591.jpg
(市内の地下に広がる1500年ほど前の貯水池の中で見つかったメディウサの頭の像。なぜかさかさに作られていて、この状態で1500年とか置いてあることを思ったら久々にゾクッときました)


Posted by ykon at March 13, 2008 6:41 PM | トラックバック
コメント

おお~。メデューサ確かにかなりインパクトあるわ~。すごい。"いとこ"の件はおふくろから聞きました。楽しみだね!よろしく言っといてよ。しかしついにアテネか~。おれも2004年オリンピック前に行ったよ。なんか不思議な感じがするね(笑)。

Posted by: naoki at March 14, 2008 9:15 AM

もっちゃん☆ めっちゃ久々にブログ見ました。去年の夏にパソコンが壊れてから、めっきりパソコンとは無縁の生活してました!(今も会社から見てます。) 今年の秋に結婚することになりました~。 もっちゃんら、色々なとこに行ってるんやなぁ。写真はキレイ過ぎて、いや、感動し過ぎて興奮してます(笑) また見にきます♪ ゆうきさん、もっちゃん、これからの旅も、どうぞお気を付けて~!! 

Posted by: Motoko in Osaka at March 14, 2008 11:17 AM

結婚5周年おめでとう!
トルコのホームステイとても楽しそうで今から、俺もめっちゃ楽しみにしている。写真を見る限り、イスタンはもうヨーロッパやね。

Posted by: イッチー at March 14, 2008 6:33 PM

お久しぶりです~ヒッチでいい~感じの旅なさってて
羨ましいです。私はバトゥミからイスタンブールまでいっきにバス乗っていきました。今はインドです!あっついです!

Posted by: はしもと at March 14, 2008 7:47 PM

・ついにイスタンブルですね。私は何時訪問したのか調べてるとら94年4月でした。(当時最高サラリーマンの銀行員あたりで日本円にして約5万円だったように記憶しています。この頃も円高が進んでいた頃だったかと。エジプトが5千円くらいでイランが3万円位ではなかったか?記憶違ならごめんなさい。)日々にインフレが加速している状況で銀行にお金を持っていくうちに上がるなんて言っていました。
・ケイタリングがトルコにあるなんてちょっと驚きですが、上海にあることもこれまた驚きで、この変化は上海だってここ2,3年のことですもんね。
・アジアからトルコに入ったせいか、目が西洋的なものに反応されるのでしょうか?その傾向の写真掲載に驚いています。これからトルコ独特が見られると楽しみです。といっても先にグレコローマンが来てその後オスマンが来たのでしたね!!
・そういえば駅の前のホテルは健在でしょうか?オリエント急行を執筆した部屋を見に行ったら、現地では不評で「あんなホテル幽霊がでそうだよ(ぼろとい意味も含め)」と馬鹿にされたのものでした。

Posted by: omoko at March 15, 2008 8:57 AM

>naokiさん

そうか、あのオーストラリア旅行のあとにたしかギリシャも行ったんだったよね。メデゥーサっていうと、おれはアメリカ時代に見た"Clash of the Titans"っていう映画を思い出すんだけど、覚えてない??なんか子ども心に強烈なインパクトが残ってる……。一緒にみてたような。これから、ともきと3人でギリシャ国境までヒッチするよてい。

>Motokoちゃん

婚約おめでとう~!ブログたまに見てるけど、うまくいってよかったね。これからブログも平和になりそうやな(笑)。今度帰った時には彼も連れておいでよ。
私たちもブログ楽しみにしてます~。

>イッチー

ありがとう!5年って自分たちでも早くてびっくりだよ。イランは結局2回ビザ更新したんだよね?おれたちも、もうちょっと長くイランいてもよかったかなあっていまさらながら思ってるよ。これからギリシャ国境に向かいます!

>はしもとさん

もしかしたらイスタンブールでまた再会するかな?って思ってたけど、もうインドなんだ!ほんとに暑そうだね!万事気をつけて、元気でパキスタンに入ってね~。

>omokoさん

どうも!トルコは物価がかなり高いですね~。ドルが弱くなっているせいもありますが、格安旅行者にはなかなか厳しくなってきてしまいます……。いろいろと工夫が必要ですね。ケータリングっていっても、普通に工場や学校の食堂の食事を作る会社なので、上海にもかなりの数あるみたいでした。それから、西洋風な写真が多いとのこと、omokoさんに指摘されて、確かにアジアから来たせいかもしれない!って自分の感じ方を再確認しました。これまでイスラム教国が多くて、モスクが全然新鮮に見えないせいかなって思ってます。単にいい写真があまり撮れなかったってせいもありますが(笑)。駅前のホテルというのは、ちょっと分かりませんでした。。アジア側それともヨーロッパ側?お元気で!

Posted by: ゆうき・もとこ at March 16, 2008 6:50 PM

Omedetou 5th annıversary ! soshite asia no hajıkko no İstanbul heno toucyaku omedetou ! syashin no ekide boku ha hitoban sugoshıtayo 7nen mae ni. İstanbul no syukuhaku saki wo zehi
soukai shie moraitainaa...to iitsutsu Syria he mukaccyau yo mou. Trabzon no islam-school de 9days
sugoshita ushıyama yori.

Posted by: ushiyama at March 17, 2008 9:55 PM

この後はざっくりどんな予定なのかな?こちらはロンドンは6月いっぱいまで(物価高いよーw)。大陸の方はご存知のとおりちょこちょこ出掛けているのでどこかで都合付けて会いにいきたいものです。

Posted by: Nori-zo at March 19, 2008 10:53 AM

>ushiyamaさん

ありがとう!あの駅で過ごしたんですか~。ぼくらは6日間、すべてカウチサーフしてました。イスタンブール、行くのであれば、宿泊先教えるのでまた連絡ください。トラブゾンでの日々はまた牛山さんらしくてアツイですね~。

>Nori-zoさん

ギリシャですでに、この物価にひーひーいってるよ~。この調子だと、イギリスはどうなるんだろう……。ロンドは6月までなのか!そのあとは帰国?ぼくらはギリシャ、イタリア、スイスとあと一ヵ月ぐらいで移動して、スイスで友人に会ってまわる予定だったんだけど、不運にも友人たちが複数都合が悪いようで、どうしようかと迷ってるところ。。。大陸にはあとどこに行く予定ある?どこかで合流できたらいいね!!また連絡します!

Posted by: ゆうき・もとこ at March 20, 2008 2:58 AM
コメントを投稿









名前をクッキーに保存?


画像の中に見える文字を入力してください。