March 2, 2008

トルコ、高い!でもめちゃくちゃイイ!!<Sanliurfa, Turkey>

グルジアからトルコに抜けて、いま4泊目を迎えています。

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(グルジアからトルコとの国境まではずっときれいな黒海が)

グルジアのバトゥミから黒海を右手に見ながら数十分もミニバスで走ったらもうトルコとの国境でした。とても簡単な国境をさっと越え、トルコ側に入ると、国境職員がいきなりとてもフレンドリーで感じがよく、おお、トルコいい感じかな……?と思っていたら、本当にその通り!というか、なんでこんなに次々ちょー親切キャラが次々に出てくるんだろう?!と驚いてしまうぐらい、いい人だらけのこの国にびっくりしてます!

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(これが国境のグルジア側。右手は黒海。数百メートル先はトルコ)

イランもすごかったけど、それ以上の超好印象を受けつつ、トルコの日々を過ごしています。


(いまいるのがウルファ(Sanliurfa)なので、こうしてみると、トルコは一気に移動してしまってます。ウルファまで乗り継いだ車が10台、バスは1台、ミニバス1台。トルコ1泊目がYusufeli,2泊目はMardinに向かう夜行バス、3泊目がKapakli,4泊目がSanliurfa)

さて、国境を越えて最初の町ホパ(Hopa)に着くと、最初に驚かされたのは物価の高さ!トルコは高いと聞いてはいたけど、バスで数時間の町まで行こうとターミナルでバスの値段を聞くと、なんと一人25ドルほど!って、日本だったらそのくらいは普通なのだと思いますが、これまで旅してきた国と比べると全くびっくり仰天の値段(ってのは言いすぎかもですが(笑))で、耳を疑ってしまいました。ボられてるのかと思いきや、誰に聞いてもそう言うし、確かのよう。しかもその町は、最初の目的としていた場所の中継地の中継地ぐらいで、第二の中継地までは60ドル!って言われて、これはまずい、どうしようかと、ちょっと二人で青くなってしまいました。

そこで、これはもうぼくらも牛山さんに倣って、なんとか乗せてくれる車を探しながら行くしかないなあ、と話しながらとぼとぼ歩いていると、いきなりベンツから声がかかり、「どこまで行くんだ?乗ってけよ!」と。お言葉に甘えて乗せてもらい、数十キロ先で降ろしてもらったあと、今度は本格的に自分たちでやってみようと、ちょっと町のはずれまで歩いていって、笑顔で手を振って親指を挙げていると……、2,3台目の小さなトラックが止まってくれた!

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(最初に乗せてくれたトラックの人。笑顔が素敵なイケメン同年代)

一度成功したら、もうあとは次々に乗り換えてあっという間に初日で4台を乗り継いでしまいました。どこでも探し出して2,3台で必ず車が停まってくれ、笑顔で「カム・イーン!」という感じ。巨大なトラックとかが多かったので、そんなに距離は進みませんでしたが、ほとんど2分の1ぐらいの確率で乗せてくれることに本当に驚いてしまいました。こんなに簡単に乗せてもらっちゃっていいのかと申し訳なくなるぐらいでした。

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(こんな感じで立っていると、5分以内には必ず誰かが停まってくれる!)

というわけで、初日は全く国境から南に150キロぐらいの山の中の小さな町に泊まりました(ユスフェリ(Yusufeli))。町に着いてもいい人続出で感激の連続。ちょっとしたしぐさとか言葉のかけかたとかがとても親切な感じがするのです。グルジアの印象がよくなかったから、ますますそう思ったのかもしれませんが、翌日からその印象は増すばかりでした。

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(トルコの食事は、いまのところこんな煮込み系にパンやライスというのが主流なような。それからもちろん、ケバブも)

2日目も、さらに先を目指して車を探すと、看護士・先生の夫婦&息子が乗る車に乗せてもらい、そのあとは、フセインみたいな見た目の気のいいおっちゃんが一気に120キロほど乗せてくれて、見事最初の中継地となる大きめの町に到着しました(エルズルム(Erzurum))。

その調子でさらにぐんぐん行こうと思ったのですが、残りの距離と宿代などを考えて、あとは夜行バスで宿代を浮かして最初の目的地、マルディン(Mardin)まで行きました。夜行バスは超快適できれいなデラックスバスで、トルコ、EU入りを目指しているのもダテじゃないなという感想。ぼくら的には、もうこの雰囲気と物価だけで、EU入りを合格にしたいぐらい。あ、ネット環境も超良好。いまも宿で無線ラン。ちょっとした町なら多くのカフェに無線ランが入ってるっぽいです。

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(マルディンの街並み。非常に歴史ある町らしかったのですが、宿の高さに負けて、さっさと移動してしまいました……)

そんなわけで2日目はバスの中で夜を越し、3日目の早朝6時ごろマルディン着。ここはトルコ南東部でシリアとの国境近く。すでにトルコ縦断となりました。ちなみに、トルコを含むガイドブックをグルジアで買ったものの、トルコのことはあまり載ってなく、この辺は軽くネットで調べた以外ほとんど情報なしでやってきてしまったのですが、そしたらマルディン、町の雰囲気はよかったのですが、もう宿が高くて高くてびっくり!歩いてて現れた宿のほとんどが2人で100ドルとかそういうレベルで、聞きまくってやっと見つけた唯一のボロい安宿が、なんとシャワーなし&汚いシーツ(モトコジャッジ、ひと目でアウト!)で30ドルとかで、唖然……。で、これはいよいよ、と荷物を背負って、疲れた体で、民家を当たりまくるが全然だめ。。。情けないながら会う人会う人に「泊まるところがなくて……」とジェスチャーで当たってみるも、「ホテルはあそこだよ」といわれるのがオチ。バスの疲れもあって(5年前は、夜行バスとか、座って寝るとか全然大丈夫だったはずなのに、この疲労の残りかたはなんだろう?!)残念ながら、もうマルディンは断念して、さらに小さな村みたいなところへ行くことに。で、またトラックに載せてもらって転々としながら最後にたどり着いたのが、カパクリ(Kapakli)という小さな小さな集落でした。ここで出会った羊飼いに、見事歓迎され、この日の宿とさせてもらいました~。
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(泊めてもらった羊飼いの家)

どうやってこのカパクリに落ち着いたかといえば、トラックに乗って幹線道路を走りながら、その脇にポツリポツリと見えてくる小さな集落を見ながら、「お、あそこはヒツジと子どもがいっぱいで雰囲気よさそう!」とかそんなことだけで「ここでぼくら降ります!」と停めてもらったというわけです。でもそれが正解だったようで、羊飼いの一家ととても楽しい一日を過ごすことができました。

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(カポクリまで乗せてもらったトラック。「こんなとこで降りたら泊まるところないよ!」と何度も念を押されたけど、最後は面白がって、おろしてくれました)

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(丘の上からみたカポクリ。ここに15家族、130人ぐらいが住んでいるらしい。きれいに舗装された幹線道路のすぐ脇でこのような生活をしているのが、なんだか当たり前のような不思議なような)

ちなみにマルディンからこのあたりのトルコ南東部は、クルド人、トルコ人、そしてアラブ系、アルメニア系の人も暮らす多民族地帯。砂漠っぽい荒涼とした茶色い風景が続き、アラブっぽい雰囲気(素子は緑っぽいイメージとのことですが)。ついこないだ、トルコ軍がイラクにいるクルド人の過激派グループ(PKK)を掃討するためにイラク入りしたとのニュースを聞きましたが、この辺も非常に複雑な歴史と現状を抱えているような様子を感じました。

泊めてもらった羊飼いの家も、アラブ系だかクルド系だかでなんだか複雑な感じ(ただ言葉が通じてないだけで実は複雑じゃないかもしれませんが)。

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(夕食風景。絞めたばかりのチキンのご飯と、トマトジャガイモスープ。とてもおいしかった)

食事の仕方とかは、イランとほとんど同じでした。でも、男女分かれて別々の部屋でみんなで雑魚寝というスタイルはちょっと新鮮でした。

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(朝食。すべて自家製(たぶん)のヨーグルト、クリーム、卵、蜂蜜、オリーブをナンと一緒に食べる。ディップして。あとはチャイ)

たった15家族ぐらいしかいない集落なので、次々にいろんな人がやってきて、「おお、ジャポンか!」ということになり楽しく過ごしたのですが、一泊した翌朝、出発前にトラブル発生。素子のバッグが明らかに開けられた形跡があったとのことで、中を確認すると日本円2万円とポーチが一つなくなっていて……。バッグが開けられていたことから、明らかにここでなくなったと思われ、ぼくらもさすがにこの状況を伝えたのですが、家族や村の人たち大勢が集まってきて、みなで「いや、誰もそんなことはしない」「でも、バッグが開いていたのは確かで……」とか、というやり取りが続いてしまいました。いろんな状況的に、多分この子だろうな、というのはぼくらの中であったものの、むやみには疑えないし、言葉もほとんど通じないために微妙で婉曲な言い回しもできないしで、結局うやむやのままに。家族のほとんどの人は関係ないはずだし、みなとっても親切にしてくれたのでこんな終わりかたをするのはとても残念だったのですが、気持ちのよくない最後になってしまいました。

実はイランでも一度、タクシー運転手の家に泊まったときに、ぼくらが出かけている間に、素子のバッグが開けられて中を探られていた、ということがありました。そのときは何もなくなっていなかったので、多分女の子の一人が興味本位で覗いただけだろうということに落ち着いたのですが、やっぱり物がなくなってしまうとそうも言ってられません。

でも、逆にいうと、全く外国人などと出会うことがない人たちの集落で「泊めてくれ」と半ば押しかけるわけなので、向こうにとってもこっちのことが気になって、悪気がなくともいろいろと見てみたくなる、というのも当然と思わないといけないのかもしれません。お互いにこういういやな気持ちにならないためにも、荷物の管理はこっちでちゃんとしてないといけないな、という教訓にもなりました。

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(カポクリ出発前。最後はにこやかに別れられたので、それはよかったです)
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しかし、そのあともまた、いいトラックの運転手に乗せてもらって、いまいる大きな町・ウルファ(Sanliurfa)までたどり着きました。ここでも、たまたま会った警察に「まあ座れ座れ」とお茶を、そのそばにいたおじさんにパンをご馳走になり、そのあと、安ホテルを探してうろついていたら、車で通りがかった学生が「乗ってください!」とやってきて、一緒にホテルを探してくれたり(おかげでいいのが見つかった!)、またレストランですらも「これは私からです」とお茶が出てきたりして、本当にトルコ人の親切心には驚かされてばかりです。

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(カポクリからウルファまではこのトラックで。聞くと彼は、駐イラクの米軍へ石油を運んでいるとか。このトラックの石油をこの日、トルコの米軍基地まで運んで、そこから翌日ヘリなどの護衛付きで、トルコからイラクへ国境を越えてティクリートまで行くようです。まさにゲリラの標的になるトラックなんじゃないか……と思いましたが、「大丈夫だよ!」というノリでした)

トルコ、いまのところイランを超えて、最も感じのいい国トップの座に躍り出てます。「トルコはいい!」ってよく聞いていたけど、ここまでとは!とびっくりしてます。この印象が、さて西に行くに連れてどう変わっていくか、自分でも楽しみです。

ウルファまで、乗せてもらった車はすでに10台。

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(ウルファの町で)


Posted by ykon at March 2, 2008 11:05 PM | トラックバック
コメント

おお、いつの間にかトルコまで。カッパドキアとかとってもいいらしいよ。行きたいけど、有休の限界が見えてきている…。

Posted by: Nori-zo at March 4, 2008 10:15 AM

どうも〜。お久しぶりです!

相変わらずハードな旅していますねー。僕も小学校6年の時にインスタンブールへ行きました。ヨーロッパと中東が混ざった良い感じの街並でしたね。そうそうカッパドキアにも行きましたよ。石灰岩で造られた家!?がたくさんあって面白かったですよ。ぜひ、行ってみて下さい。

Posted by: せつま at March 4, 2008 7:29 PM

トルコ、良さそうだなぁー!!
物価とか、そんなに高いイメージがなかったけど
高いんですねぇ。
せっかくいい出会いでも
最後がイヤな気持ちだと
悲しいですね。
トルコでウシ戦法が見事成功してるのようで
あたしもちょっと嬉しくなってます。

Posted by: Chie at March 4, 2008 8:22 PM

>Nori-zoさん

やっとヨーロッパに入ったなって気分です。ネット環境も、物価も。。。カッパドキアは残念ながらルート的に今回は無理そうかもしれないんだけど、トルコはいまのところどこもとてもいい感じなので楽しみます。イギリス、いけるとしたら5月ぐらいになっちゃいそうかな。いやあ、ほんとにすぐ時間がたってしまうよ。。

>せつまさん

おお、久しぶり!相変わらず元気にハードにファイトしてることと思います!シンガポールは、いまも真夏みたいなのかな??小学6年でイスタンブールに行ってるとは!トルコはどこにいってもとても楽しいので、これから先も楽しみ~。何しろあったかいのが最高にうれしいです!元気で、練習がんばって!

>ちえちゃん

トルコは本当にいいよ~!とてもお薦めな国です。物価はもうヨーロッパだね、ここ。ドルが弱いせいもあるけど。でもオーストラリアの物価も、おれたちが住んでたころより随分と上がったイメージだよね~。いまはワーホリ行くのもちょっと大変そうだね。

この先もヒッチを多用して、意外な出会いを楽しみつつ西に進むよ~。

Posted by: ゆうき・もとこ at March 5, 2008 7:13 AM
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