キルギスタンでは、いまも「誘拐婚」というのが存在します。この言葉自体すでに意味不明に見えますが、その名の通り、女性を「誘拐」して家に連れていき、そのまま強引に結婚まで持ち込むというびっくりの戦法です。
それだけ聞くと、ほとんど凶悪犯罪に近い感じですが、実際にそれでいくつものカップルがゴールインしている様子(ま、スタートした瞬間いきなりゴールなわけですが。前、大学で「1メートル走」というのがやってましたが、それみたい)。
とはいっても、いやだという女性を強引に結婚させてしまってはほんとに犯罪になりそうなので、実際には男が家まで連れていって、家族にあわせ、その時点で、yes or noの選択はできるようです。そこでnoといえば、さすがに男もあきらめるとか。あと、さすがに全く面識ない女性に、「あの子きれいだから」って感じで誘拐するというわけではなく、一応知り合いにアタックするらしいです。
で、実際にこの数週間の間にもそんな誘拐婚を目指す(?)男の人に二人あっています。一人目は、「そろそろ俺も女房を」と田舎から出てきた真面目そうなムスリムくん。彼は友達の助けを得ながら、狙う女性に次々とアタック。つまり、次々と断られ、「じゃ、はい次!」って雰囲気のようでした。「誰でもいいのか?」って気がしてしまいましたが、ある条件内であれば、まさに、誰でもいいのかもしれません。
もう1人は、いまの宿の家族の女性を狙う、エリートくん。彼はイギリスに留学し、その後2年イギリスで働いていたとかで、英語がとてもうまい知的そうな男。ぼくらが宿で彼が狙うその女性にご飯を出してもらって食べているとき、その彼女とぼくらと4人がいるところで、「ぼくは彼女に結婚を迫ってるんだけど、ずっとOKしてくれない」と(ちなみにその女性は英語はあまり話せないので、彼が言ってることは理解してない様子。でも「何話してるの~~」と内容はそれなりに察知してそう)。まさか誘拐しちゃうんじゃ?と聞くと、「それはしたくない。まずはちゃんと話して説得したい。でももう2年も結婚を頼んでるのに、OKしてくれないんだ、彼女は。両方の親がOKしているから、あとは彼女を説得するだけだけど」と、一番大事なところを攻略できずも、周囲はしっかりがっちり固めまくっているのが、よくも悪くもエリートくんっぽいところ(かな?)。逆効果なんじゃないか?!とも思ったり。「でも、彼女がどうしても聞いてくれなければ、誘拐することになるかな」と。やはり、最後は切り札の「誘拐」が待っている。。。ま、それだけ説得してだめであれば、誘拐しても断れることは間違いない気がしますが、その場合、ノーとは言わせないさらなる伝家の宝刀があるのかな?
とにかく、そんなわけで「誘拐婚」というのが普通に存在するキルギスタンでした。不思議な国です。
ロシア語、あまりの変形の多さと煩雑さに頭がパンクしそうです。。。動詞、形容詞などだけでなく、名詞も激しく形を変え、しかも、人や都市の名前まで文脈によって変化してしまうのです。。。うーん、おそるべし。
なんでこんなに変形しないといけないのだろう、と考えてみたところ、多分、語尾の音を綺麗にそろえて韻を踏ませようというコンセプトがあるように感じてます。日本語、中国語は、漢字というものによって見る言語になっているのに対して、ロシア語などは音の言語なんじゃないかなと思ってます。英語は、文字も単純だし、語尾をいつもそろえるわけでもないのであまり複雑なところがなく、まさに実用的な言語なのかなって思ったり。そう考えると、英語が世界を席巻しているのがなんだか分かる気がします。
授業、あと2日。明日水曜日は休みで、今日はちょっと週末気分。
それから、選挙監視人になるのは、結局失敗。毎日選挙管理委員の事務所に通い、悪戦苦闘したものの、毎日3、4時間待ってはまた明日こい、と言われているうちに選挙当日になってしまいました。疲れました。。。(って、ぼくはただ一緒にいっていただけですが)
誘拐婚!!!
私も先週その話ネットで見た!
ネットで書いてあったのでは、
かなり強引にしちゃうところもあるらしいよ。
こんちゃんが会ったのは紳士な人なのでは
なかろうか???
もとこさん、気をつけて!!!
>じゃしらもさん
ネットにもそんな話出てたんだ!
そうか~、強引系のもあるのかもな。。。でも、何気にこの誘拐婚、結構うまくいく場合は多いみたいなことも聞いた。結構、その強引さがイイ!ってこともあったりするのかな(笑)?