December 8, 2007

学園ライフ報告<Bishkek No.3, Kyrgyzstan>

しばらく更新せずにいたら、もうすでに10日近く経っていました。
やっぱり移動せずに一ヶ所にとどまって毎日に同じことを繰り返していると時間が経つのが早い気がします。でもビシュケクライフ、悪くないです。

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(通りでミニバス(マルシュルトゥカ)を待つ人々。ぼくらもこのマルシュルトゥカに乗って登校。混んでると前が見えずどこで降りていいか分からなかったり、何かと疲労困憊する乗り物)

ロシア語学校もすでに半分近い行程を終えてしまいました(といってもまだ一週間と半分なのですが)。効果はといえば、やはり一週間半程度のものですが、とりあえず「何がほしい、何が好きだ、私はなんだ」というぐらいのことをいえるようになり、それなりに単語も覚えてきました。しかし、ロシア語は難しいという噂どおり、活用が相当面倒な感じ(複数形が複数あるのにびっくり!本2冊と5冊とで「本」の複数形が違う!)。活用や文法的正しさをちゃんと気にしだすと何も話せなくなりそうなので、とりあえず細かいところはある程度流して、ざっくりとでいいのでそれなりに意思疎通ができることを目標にしながらやってます(やる気がなくならないための言い訳でもありますが)。

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(キルギス人は一般にアジア系で日本人に近いらしいのだけれど、街ではこのように西洋人っぽい人の方が多い印象。このおじさんたちはロシア人と思われる)

学園ライフ自体は、学園ライフと呼ぶほどのエキサイティングかつストーリーフルな出来事はないものの、友達もでき、先生とも親しくなり、なかなかそれっぽいです。2人の先生に習っているうち、1人の授業はとてもよくて、もう1人の授業はまあまあなので、それを学校からの授業についてのアンケート用紙に書くと、まあまあの方の先生から「要望があったら私にいってね」と言われ、ちょっとチクった風に取られてしまった感ありで、微妙に気まずかったりしました。さらにその日そのあと、後半の分の授業料を払うに当たって学校の事務所に行くと、ぼくらのアンケートを読んでいる事務員の女性が「授業はどう?先生は気に入ってる?1時間増やすならどちらの先生がいい」と聞いてくるので、1時間増やせるなら、もちろん、とてもいい方の先生がいい、というと、そうね、とそれについてロシア語でなにやら他の事務員の女性と大声で相談。二人の先生の名前が飛び交うわけです。で、まあ、お約束通り、そのとき近くにそのまあまあの先生がいるわけです。うーーん、気まずい、、と思って、「後半も彼女でいい」とか軽くフォローしちゃったりして、ああ金払って授業受けてるのになんでこんな気を使ってんだろう、と自分たちの日本人っぷりに笑えてしまいました。

って、どうでもいい話でしたが、学園ライフの一端でした。

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(通りのいたるところで買えるハンバーガー。結構ボリュームあって30ソム(90円)ほど。悪くないです)

それから昨日は、ビシュケクに長く住んでいてキルギスタンの政治の研究をしている日本人大学院生(研究者)とともに、選挙監視人になるための登録に行って来ました。キルギスタンでは今月16日に全国で国会議員の大きな選挙があるのですが、その監視人(不正がないか選挙現場、開票現場に立ち会う)にぼくらのような外国人でもなれるかもしれないということだったのです。実際その大学院生は2年前だったかの大統領選挙では同じような状況で監視人になることができていたので、今回もできるかもしれないということで行ってみました。

キルギスタンは、中央アジアの中では唯一民主化していて、言論の自由もあって自由な社会なのですが、選挙には水増しやら不正も多いようで、そのため、公正さを世界にアピールするために、その現場をオープンに見せるようにしているようです。

そんなわけで、ロシア語、キルギス語ともに堪能なその日本人研究者に連れられて、昨日はキルギスタンの外務省と選挙管理委員会へ乗り込み、交渉。かなり長時間にわたって交渉。

しかし、結果的にはほぼダメなようでした。つい最近法律が変わり、監視人になるための手続きが少し面倒になっていて、事前にいくつかのレターがないとだめだということでした。ま、さすがに、ツーリストの立場の人間がいきなり行って選挙監視人になれるっていうのはさすがになさそうかなと思っていたので(一応、研究者&ジャーナリストといってアピールしましたが)、やっぱりという気もしましたが、これまでは可能だったみたいなので、ある意味なかなかオープンな世界なのかな、と新鮮でした。面白い経験でした。

その研究者とタクシーに乗り、彼がキルギス語を話すと、ドライバーはびっくり&大喜び。確かにキルギス語を話す日本人って15人もいないような……。ビシュケクに住んでる日本人も60~70人ぐらいらしいですし、その大部分もキルギス語は話しそうにないですし。レアですね。

もうあと2週間、勉強頑張ります。

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(宿の目の前にある大きなバスステーション。後ろに雪山が見えるのがキルギスタンらしさ、かな)


Posted by ykon at December 8, 2007 9:14 PM | トラックバック
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