(ラマダン明けの礼拝に集まった人々。これはモスク前の大通りに座っている人々。モスクの中はもちろん、この通りの前後500メートルぐらいずつ、さらには歩道やホテルのロビーまで、こんな感じでぎっしり!)
西寧滞在も、もう一週間になりました。ここにいる間、旅とは別にいろいろとあり、また風邪もなかなか治らなかったために居心地のいい宿でのんびりとしてしまいました。あとは金曜の礼拝を見るという目的もあって。その礼拝が昨日ありました。
(目の届く範囲どこまでもこの通り)
(脇道も)
前回書いたように、それはラマダン明けの年に一度の一番大きな集まりで、とてもすごかった!西寧を東西を貫く大通りがモスクを中心に1キロぐらいは通行止めになっていて、そこすべてに白い帽子の人たちが絨毯を引いて座っている姿は圧巻でした。確かに優に10万人は超えてそうでした。朝8時すぎに行ってみるともう人がいっぱいで、9時ごろに始まって10時には終わってみな解散。イスラム系のお店もみな休み。
(サウジアラビアのメッカに向かってお祈り(のはず)。)
中国では、キリスト教も大っぴらには活動できないように聞いていたのに、ムスリムのこの大集会がちゃんと認められているはなんか不思議な気がしました。印象的だったのは、ムスリムの人々も結構写真を撮ったりして、すげー人!って思ってそうだったこと。みなこれから自由に食べられるのがうれしいのか、明るさに満ちてました。
(修了後、モスクの側門から出てきた人々。中はどんななっていたのか見たかったものの、見ることはできず)
その前日の木曜日は、友達の友達が先生をする日本語学校(小島基地)の授業を見学に。チベタン、漢族、ムスリムが集まる四十数人のクラスの授業に行って、彼らが日本語を学ぶ姿を見るのは新鮮でした。チベット語は、日本語と文法の構造が似ているらしく、そのせいか日本語を学ぶチベタンは多いとか。比較的日本語が上手な何人かのチベタンと話すと、みな、日本に行きたがってる様子。この学校を過程を終えて試験に受かると、名古屋の南山大学への留学への道が開けるというのだからモチベーションも上がりそうです。
(駅そばのチベタン街にはチベタンがたくさん。ムスリムや漢族に比べて服装が華麗だが、貧しげな感は否めない)
そして昨日の夜は、その日本語の先生と三人でチベット料理を食べに。現地在住者ならではのディープな面白情報炸裂。にわかにこの辺に知識だけ詳しくなった気分。特に人間模様に(笑)。じゃしらもさん、ありがとう!medoさんも、紹介ありがとう~。
(本文とは関係ありませんが、西寧あたりに来てから「文明化しましょう」的スローガンが目立つような。写真はともにバスの中。上は「10文字の文明用語:どうぞ、こんにちは、ありがとう、ごめんなさい、さようなら」。下は西寧市民守則十条。例えば「2.その辺で痰を吐いたり、大小便をしてはいけません。7.公共施設を破壊してはいけません。8.禁煙場所で喫煙してはいけません。9.公共の場所で大きな声で話してはいけません。」う~~ん、すこぶる基本的だ。確実に守っておきたいところ)
さて、ここからは少しずつ移動と思っていたものの、ちょっと予定が変わりました。というのは、ここであった旅行者に触発されて、ぼくらもチベットの聖地カイラスを目指そうという気になっています。カイラスは下の地図の通り、大きくぼくらの予定コースからは外れるものの、敬虔なチベタンたちが五体投地をしながら命を懸けてやってくるという場所で、前から機会があれば行きたいとおもっていて、こないだ話を聞いてにわかかに急浮上。標高6000mあたりまで(さすがにそこまではいかないかな??)上ることになるので寒さも半端なさそう。そのあとの中央アジアも相当寒くなりそうだし、それが心配です。もう今後どこまで行ってもおそらく寒くなるばかりというのがブルーですね。また、中央アジアのビザ取得もいろいろ面倒で、ウルムチ以降はそのためにかなり時間も取られそうです。
明日は一気にウルムチまで行ってしまうつもりです。朝7時半発のバスで張掖(Zhangye,ジャンイエ)まで行き(7,8時間?)、そこからウルムチ行きの列車に乗り換える予定。全部で30時間ぐらい(たぶん)の移動行程になります。
(いよいよ、文字が小さくて見づらくなってきたので、クリックすると拡大されるようになっています。ウルムチまでの移動距離はかなりのもの。カイラスはこの通り、相当南です。本当はここまで下がらずに、キルギスタンあたりに入る予定だったのですが……。まだ、ほんとに行くかは不明です)
おおー。
ついに旅立っていったのですね~。
こちらこそ授業見に来ていただき、
ありがとうございました!
うちの学生たちも私以外の初めての
日本人との出会いに喜んでいました。
また遊びに来てくださいね!
何話したんだろ~?
特に、人間模様にっていうのがめっちゃ気になります!
でも、最後の最後でちょっとチベタン出てきて、良かった。
ホッとした!
カイラス私もまだ行ったことありません。
是非行って下さい!
そう、それから、ラオスには行きましたか?
今度行くので(時間はあまりないけど)、オススメとかあったら教えて~。
では、take care and good luck!
すみません、名前書くの忘れましたがひとつ上のメッセージはby medoです…
Posted by: medo at October 15, 2007 12:20 AMわあ中国でこんなにムスリムがたくさん!
ぼくもその日キルギスのビシュケクの広場に数万人(たぶん)が集まるのを目撃。やっぱり後ろの方から礼拝しつつも携帯で写真を撮る人がいましたよ。まあこちらではみんなホントに断食してたの?って感じですが。
あ、あと新疆のトゥルパンに行った時、家の門とか食堂などで「家族を大切に」みたいな「道徳十条」が掲げられてましたよ。
Posted by: 牛山 at October 17, 2007 8:21 AM>じゃしらもさん
ウルムチからです~。こっちはぐっとあったかくて、日中はまだ半袖でもOKという感じ。だから過ごしやすいです。町の規模は、西寧ぐらいこじんまりとしていた方が親しみがもてるような……。これからますます西寧は寒くなると思いますが、風邪引かないように元気で!
>medoさん
「人間模様」に目が行くとは(笑)。medo周辺の人間関係に詳しくなったというか……^^;。面白い人が多そうだね~。あと、前に話した上海の岩下さん(覚えてる?)の友達が小島基地にいたのにはびっくり。たまたまおれが話した人だった。西寧はチベタン中心の町だと思ってたけど、ムスリムが多かったので意外だったよ。これからカイラス向うから、またチベタンワールドに戻ります。
ラオスは、おれたちも2週間ほどいたのみで、北部しか行ってない。タイから船でルアンプラバンへいって、そこから北上してウドムサイを経て、中国へ国境を越えたぐらい。南部全く行ってないし、あまり見たって感じしない。。。また、何かいい場所思い出したら連絡するよー。楽しんできてくれ。
>牛山さん
ビシュケクもすごい人手だったんですね。やはりラマダン明けはどこもすごいのかもしれませんね。ラマダンとはいえ、中国だと漢族はもちろん普通にメシ食うし、ムスリムの食堂も普通に営業しているとこが結構あったので、あまり断食してるって雰囲気は感じませんでしたね。新疆入って、食べ物にちょっと変化が感じられて新鮮です~。
Posted by: ゆうき・もとこ at October 18, 2007 11:50 AMHello. And Bye.
Posted by: XRumerTest at April 23, 2017 2:48 PMHello. And Bye.
Posted by: XRumerTest at May 17, 2017 1:18 AM