上海の野生動物園でそんなものが行われていたとは……。今日、ニュースサイトで知り、その意外な写真を見てびっくり(でも、正直その写真に笑ってしまいました)。なんと、カンガルーと人がボクシングをしてるんです。中国全土から300頭の動物が集められ、開催されているとのこと。種目はたとえば、
・カンガルーvs人のボクシング
・クマのボクシング、自転車競走、徒競走……
・サルの自転車競走……
・馬の戦い
と、写真を見る限りあらゆる種目がやってるようです。2年おきに開催され、今年が第4回目となのですが、これが世界中から大顰蹙を買っていて、非難の嵐だったとのこと。今日のShanghai Dailyに載っていたニュースは、あまりに顰蹙だったため、今月末までやってるはずだったものを、予定を切り上げて中止したとのことでした。
で、すごいのは、イギリスのあるメディアの報道。Daily Mailっていう一般紙(かな?)には、「残酷!」というような見出しが連発で、大非難をしているものの、特集のような大きな記事になってました。
ここ(Daily Mail 4th Oct)
そして、「カンガルーボクシングの写真ギャラリー」があったり、「動物オリンピック・最新写真」といったリンクがあったりして(上のページからすべて見ることができます。ボクシング写真の一つはこれ)、それを見ていると、非難しているのか、ハイライトしているのか分からなくなってしまいました。
確かに人間がカンガルーに「強烈ストレート!」というのは、ひどい気がしましたが(でも本気だしたらカンガルー、かなり強いだろうに…)、動物が自転車に乗っているのとかは、サーカスっていう感じで、西洋でも同じようなことがやられているのでは、、、と思ったり。
こっちの動物市場などにいくと、中国の動物の扱いというのは確かにひどいというのが分かります。特に動物好きではないぼくが見ても、うーーん、かわいそう、思わされます。でも一方で欧米社会の動物愛護観っていうのも、なんか偏ったような、不自然なものを感じます。結局生き物は他の生き物を殺して食べないと生きていけないっていう根本的なところにフタをして、キレイ事だけを並べているっていうような。。。(ってそれは、動物オリンピックとはまた別の話ですが)
でも、なんか中国と欧米社会の象徴的な出来事って感じで、興味深いです。どうでしょう。。。
http://blog.at-globe.com/index.php?itemid=86234
動物オリンピックについて書かれた日本語のブログ。参考まで。
近藤君
イギリスという国は偽善の国ですから。
Posted by: かけぴょん at November 25, 2006 6:12 AM>かけぴょんさん
そういえば掛川さん、イギリス嫌いでしたね(笑)。
ぼくもとりあえずヨーロッパに行ってみないと。。。