November 16, 2006

上海に戻りました

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(泊まっていたマンリービーチの朝)

昨日の夜、無事に上海に戻りました。

10時間ほどの飛行機が前以上にきつく感じるのは、歳をとったせいなのか、飛行機に乗ることにエキサイティングさを感じなくなってしまったからなのか、、、と考えてしまう帰りのフライトでした。で、着いたら、あまりの疲労に、空港からタクシーで帰ったのですが、遠回りをされ、降りるときには、いくら払うかで言い争いになり、おおもめ。いきなり、中国に戻ってきたな~って実感させられました(笑)。

オーストラリアの人のフレンドリーさに今回今まで以上に感激してしまったのは、中国とのギャップのせいだろうなって思います。やはり、人とすれ違うたびにお互い笑顔をかわし、店員がみな笑って応対してくれる世界はホントに気持ちがいいなって感じました。国の違いによって感覚や習慣がここまで違うのか、ということを改めて驚かされました。しかしその一方で、整然としたシドニーの町を歩きながら、混沌とした中国社会が懐かしく思えることもあって、自分は中国に対して、言葉では表せない感覚的な親近感を覚えていることも実感しました。

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(街全体がこんなイメージでした)

以前オーストラリアに長く住む知り合いが

「外国で暮らしはじめると、まずその国がとてもすばらしく思え、日本の悪いところばかりが目に付くようになるけど、しばらくすると、今度はその国の悪いところが気になりだし、日本がとてもいいところのように思えてくる」

といっていましたが、それにはまさに同感です。その二つの段階を越えて初めて、日本と他国を対等に比べられるようになるのかな、とも思いますが、そこはまだ未知の領域です。。。。オーストラリアは今回行ってみて、本気で移住してもいいかな、と思うぐらいの快適さを感じましたが、たった一週間ほどの滞在で、オーストラリアのいいところばかりを思い出したためというのも否めないだろうなと思ってます。

ま、そんなことは別として、いずれにしても、今回はとにかく楽しい休暇という日々でした。

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(海も空も極上の青)

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(シドニーの中心部。ここに初めて来たのは97年3月(すでに9年半前、まだ20歳のとき)!それがちょうどキャンベラで素子と知り合ったとき。それから遠距離恋愛が始まったものの途中振られかけ、説得しに9月にキャンベラまでいって、しかし×で、追い返されるように日本に戻り、でもくじけず、なんとその10日後にまた全バイト代をはたいてキャンベラへ。。。という、半ばストーカー気味な東京--キャンベラ往復の日々の間、常に通ったのがこのシドニー。外国でもっとも思い出深い街の一つです)

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(夕日に染まるオペラハウス。97年に初めて見たときに比べて随分と黄ばんだような印象をうけました。実際はどうなのだろう。。。)

ちえちゃん、なおきくん、どうもありがとう!お疲れ様!


Posted by ykon at November 16, 2006 11:28 AM | トラックバック
コメント

昔のことはよく知らなかったけど,やはり熱い男だったのね.
このまま熱い男でいてください.

Posted by: ばぶーん at November 16, 2006 1:54 PM

お帰りなさい、上海へ!帰る早々タクシーのやり取りはいかにも上海って感じ。過去の夢から醒め現代へ戻ってきた浦島君の心地かな?オーストラリア比較でなくとも、ここの文化から一旦外に出ると、それがシンガポールであれLAであれ香港ですら感動と感激の対象になるようです。私なんかシャバから留学生になった(交通大で)だけで、外国人集団とはかくも心地良いものかと驚きましたね。(行列の順番は守られるし、混んだ階段ではぶつからないように互いに気使うし、携帯は教室の外で掛けるし・・)。来た当初01年8月頃、NZ留学経験者がどんなだったかと聞かれて・・「凄いんだよ、赤信号で止まるんだよ!」と驚いて言っていたことを思い出します。「それが多くの国の当たりまえで、ここが特別なんだよ」と反対したものでしたが・・。
この国のこの文化ってどうしてこうなったんだろう?何時からこうなったんだろう?

Posted by: omoko at November 16, 2006 4:56 PM

お疲れさま!

成田に着いたとたん雨が降ってきました。
シドニー初日も雨。
雨に始まり、雨で終わった旅でした。

もう少し長くいたら、マンリーの印象もまた違うものに
なるのかもしれないね。

でも、久しぶりのフィッシュ&チップスはおいしかったし、
海も空もきれいだったし、みんなにも会えたし、
楽しい毎日でした。

Posted by: もぎぃ at November 16, 2006 9:01 PM

>ばぶーんさん

そう、予想通り、昔から暑苦しかったわけです。というか、あのころがピークかもな~。ま、20歳だったってことで(笑)。年取るにつれて、熱さが減ってくるように思うのは、生きやすくなってうれしいような、若さがなくなってきて寂しいような、複雑な気持ちだなあ~。

>omokoさん

確かに空港からのタクシーでは、いきなり疲れが増しましたが(笑)、こっちに戻ってきて、「あ、帰ってきたな」っていうほっとした気持ちもありました。

オーストラリアは西洋社会の中でもおそらくとりわけフレンドリーで陽気な方だろうと思うので(って、他の西欧諸国にはあまり行ったことはないのですが)、中国的習慣とのギャップは特に大きいんだろうなという気がします。

ぼくは、中国人は基本的にとても親身になってくれる親切な人たちだという印象があります。だから、もうちょっと表面的な雰囲気が変われば、外国人からのイメージもぐっと変わるんだろうに、と思ったりもしてます。でも、中国の人たちにとってはいまの状態が普通であり、別に問題はないわけなので、だから、少なくとも中国にいる限り、自分たちの方がそういう中国的な文化・習慣に慣れていかなければいけないんだろうなと日々思ってます。。

>もぎぃさん

お疲れ~。いやあ、マンリーはほんとによかったね。確かにもうちょっと長くいたら別の印象を持っていたかもしれないけど、それでも、あと数日、あのビーチでのんびり過ごしたかったな~。ま、でも久々に休暇っぽいリラックスした旅行になって満足です。

東京も天気よくないのか。上海も帰ってきたら急に冬っぽくなってます。マンリーの日差しからのギャップはやっぱりすごいよね。。。お互い、もとの日常生活、がんばろう~。

Posted by: こん at November 17, 2006 10:29 AM

良い休暇でよかった!

中国とのギャップが大きいという気持ちはよく分かります!

上海育ちの私でも、上海に帰る度にの店員さんと衝突し、同じこと、NYでもやっちゃいました、日本に住み9年間の間にそういう経験は一度もなかったのになぁ・・・同行して日本人の同僚に、「歩さんは海外に行くと逞しくなりますね」と言われ・・・とても逞しくなりたくなかったけどね(笑)

やはり、良いサービスのレベル認識とココロの余裕はポイントになると思います。話が逸れますが、オランダ育ちの中国系の友達、今年、初中国旅行で上海と北京へいき、店に入ったら、満開の笑顔で振りまいたおかげで、とてもよいサービスを受けたらしいです。そう考えると、顧客層の態度も一つの要素になりますね。

でも、やはり上海料理が好きです^0^
友達と上海弁で遠慮なく喋るときは、ストレス解消~という感じでしたね(笑)母国はいつまでも懐かしい匂いがします。

自分も、早ければ、来年夏から北京へ赴任することになりますが、日本と北京のカルチャギャップを埋めるには、最低3ケ月
かかるのでは、と、ココロの準備をしています(笑)


Posted by: buye at November 17, 2006 11:22 AM

buye さん
顧客層の態度というのは、ホントですね。態度というより、層のほうが重要な感じを受けます。重要な客となると態度急変。また上海弁と上海料理、どうぞお大切に!

こんさん
確かにうまく懐に入ると心地いいものです。特に個人的に親しくなるといい人が多い。でも、一般は予想出来ない反応が多くて戸惑うことのほうが圧倒的。慣れるより、疲れるほうが多いなあ。掛ける時間が限定されている外国人にとっては、過去の他国訪問の経験が使えないのは辛いですね。そのたびに(日本人文化も世界に通用し難い多いに面がありまので)いつも逆からみると理解できないのだろうなと思うようにしています。

Posted by: omoko at November 17, 2006 3:05 PM

>buyeさん

そうか、歩さんは上海出身でしたね。日本はもう9年にもなるのか~。そうなるとやっぱり日本的感覚が染み付きそうですよね(特に歩さんは日本的な雰囲気が強かったような印象です)。ぼくも、中国的な感覚に慣れないことがある一方で、日本に帰ったときやオーストラリアに行ったときなど、無意識で自分がかなり中国的感覚で振舞っているなって思うときがあります(その中国的な感覚ってなんか楽で自分には結構あってるなって思ったりしてます)。

北京赴任か~。そうなると久々の母国での日々ですよね?ああだこうだでやっぱり母国は他国とは違った特別な存在だと思うので、久々に母国で働くっていうのも楽しそう。ま、ぼくはいつそうなるのかまだ不明ですが。。。

>omokoさん

中国の習慣や感覚は、確かに他国とは大きく異なるものが多いな、とは感じます。でもその一方で、日本的な几帳面さや細かさっていうのも、世界ではおそらく特殊ですよね。どの国でも、その文化・習慣を本当の意味で理解するのはとても難しいし、そこで生きていくためには自分の中に寛容さとタフさが必要だなって感じます。

Posted by: こん at November 19, 2006 11:42 AM

ゆうきさん もとこさん
遠いところを本当にありがとう!
一息ついて、みんなの帰ってしまった寂しさに
襲われてます(≧△≦)
みなさんのお陰で良い式になりました。
また遊びにきてね、ありがとう!

Posted by: Chie at November 20, 2006 9:13 AM

ゆうきさん、もとこさん
ちえの結婚式来ていただいて
ありがとうございました。
家族もみんな喜んでいました。

あと、メールもありがとうございます♪

次はどの国でお会いできるか分かりませんが、
楽しみにしています。次はおいしいものを食べながらゆっくりお話したいですねー。

Posted by: ゆうき(ちえ 弟) at November 21, 2006 12:46 PM
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