先週の土曜日、昆明でおそらく初めての、中国で就職を考えている日本人向けの就職セミナーがありました。主催者は、日本の大手就職斡旋会社の上海、広州支社。私たちは何気に来年上海あたりで仕事をしてお金を稼ごうなどとも目論んでいるので、参加してみました。
久々の日本的雰囲気。面接受ける場合「白の靴下ではダメだ」とか「スーツの中のシャツは半そではダメだ」などの話を聞き、非常に新鮮に聞こえてしまう。昆明ではネクタイをした人すらおそらく半年で一度見たか見ないかなので、ほんとにそんな細かいところが関係あるのか、とびっくりさせられました。そして、びっくりしている自分に気づきながら「中国に留学している人の弱みは、(日本的な)社会人としてのマナーや常識が欠けがちなこと」という指摘に非常に納得させられました。
その後二人とも個人面談に参加。素子は、これまでの仕事経験を生かせば、結構すぐに見つかりそうな雰囲気。また、できればルポライターだけでやっていきたいぼくは、日本人駐在員の子供を相手に(日本の)受験勉強を教えるような塾の講師のアルバイトなんかが上海などであればいいかも、と相談してみると、そんな仕事を探している人事態ほとんどいないらしく、需要があるのかは不明。ただ、上海なんかでは大学で日本語を教えると結構悪くない給料がもらえるようで、そういう口があれば受験産業の片棒を担ぐよりはいいかな、と思ってます。
今回のセミナーは昆明ではなかなかの高級ホテルが会場となりました。で、セミナーのために広州からやってきたこの斡旋会社の男性と立ち話をしているときに、「このホテルが昆明では一番高級なんですか」と聞かれたのですが、そのとき彼の意味するところが、<昆明もなかなかいいホテルがあるんですね>ということかと勘違いし、思わず「これは二番目なんですよ。もっといいのがもう一つあります。昆明もなかなかあなどれませんよ!」といってしまいました。
すると、実は彼は、そのホテルがあまりに大したことないため、「これで高級ホテルなんですか。。。」という意味で言っていることに気づき、すごいカルチャーショックを感じました。自分が完全に田舎モンになってしまったことを実感。果たして上海でやっていけるのか。。。
雄生