京都に行くのに、お土産が必要となった。訪問するのは、私より年配の先生、もちろん迷わず「うさぎや」である。明神君の紹介があるので重複はさけるが、ここは東京が京都に誇れる数少ない土産ものである。もちろん、東京は食のブラックホール、何でもそろうのが当たり前だ。しかし、手ぶらでは行けない訪問先に、どんなものを持参するかは、覚悟して決めておかねばならない。つまり、自分でいつもお土産には、ここの品というのを、5つは押さえておかなければ、日本の贈与と贈答の経済を体得できないのだ。
話が大げさになった。要は、お世話になる、あるいはなった先生への訪問などには、間違いのない品を用意しなければならない。そして、必ずその品を自ら買い、その日のうちに届けなければならない。
午前10時に「うさぎや」に行って当然の「どらやき」を受け取る。18個入りの特装品。そのまま東京駅へ直行。