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Posted by snotch at August 7, 2007 3:07 PM

at Calcutta (Kolkata), India

 寝台ベッドの上で盗難劇の一部終始を回想しながら、いつのまにか眠りについたようで、スッキリ目が覚めると既に翌日の朝。列車はガンジス川を幾度か渡って平野をひたすら東に走り続ける。チャイを啜りながら無心に外の景色を眺めていると、少し黄色味がかった爽やかなグリーンの小麦畑のなかに、色とりどりのサリーをまとった女性の上半身が見え隠れして、川面に浮かぶ花びらのようにいつの間にか現れて消えていく。インド鉄道にしては優秀といえる定刻10分遅れ、なんとか日が暮れる前にカルカッタへ到着。

 カルカッタはインド第4の大都市だが、デリーに比べて幾分のんびりとしている。かつてはイギリス領インドの首都だったことが手伝い、当時の都市計画によるものと思われる大きな公園や街路樹、苔むした印英風コロニアル建築が、インドのなかでも独特な、何かしっとりとした雰囲気を生み出している。今(2007年)となっては、サイクル・リキシャ(足でこぐリキシャ)はいよいよオート・リキシャ(エンジンで動くリキシャ)に役割をとって代わられ、その数が激減したと伝え聞くが、この日記を記した1999年当時はまだまだサイクル・リキシャが全盛の時代で、リキシャ・ワーラーはリンリンベルを鳴らしながら全身でペダルをこぎ、石畳の上を縫うように走っていた。カルカッタのサイクル・リキシャの激減と同時に、なぜか野良牛の数も激減したらしく、真偽の定かでない様々な都市伝説をみみにする。一番有名なのは、デカン高原の中央部へと、島流しならぬ高原流しにされたとか。

 さて、バックパックにはまだ未使用の新鮮なフィルムが数十ロールほど詰まっていたので、カルカッタの主なカメラ屋を徘徊して中古品を物色していると、カメラを全部盗まれた後の若者の懐に優しく、ボディのプラスチックのペカペカ具合が斬新な、Vivitar S3000という聞いたこともない中古一眼レフが目の前に現れた。どこかで盗まれたものが巡って回ってきたのかもしれないなと想いながら、早速残り少ないT/Cをルピーに換金し、レンズとセットで購入。