at パキスタン フンザ on 23/Aug/1999
Category : [Drifting into Eurasia 99/08, Pakistan KKH(パキスタン カラコルムハイウェイ)]
Posted by snotch at November 17, 2003 10:27 AM
朝から腹痛。このあたりの水は、上流の氷河が溶けた水。長い年月をかけて硬い岩盤を削りながらゆっくりと流れる氷河には、無数の微細な岩屑が大量に含まれているようで、その氷河が溶けた水は、慣れないお腹にはよろしくないようだ。一方で、氷河の溶けた水には、ミネラルがたっぷりと含まれていて、それがフンザの人々の長寿に貢献しているという説もある。
フンザ村では、パキスタンの公用語であるウルドゥ語ではなくて、ブリシャスキー語という言語が用いられている。後で、ギルギットで働くパキスタン人通訳に訊いたところ、平野部のパキスタン人はブリシャスキー語を全く理解できないというから、方言以上に違いの大きい言語である。人物も、いわゆるアジア人の顔とは特徴が異なる。濃い眉、深い二重瞼、青い目、濃茶色の髪の毛といった特徴をもち、「風の谷のナウシカ」の舞台のモデルだといわれてもうなづける。