at パキスタン グルミット on 20/Aug/1999
Category : [Drifting into Eurasia 99/08, Pakistan KKH(パキスタン カラコルムハイウェイ)]
Posted by snotch at October 18, 2003 11:43 PM
グルキン村の外れまで歩くと、急な上り坂のあるモレーンを登る。ごつごつした岩があちこち転がっていて登りづらいが、30分程度で頂上まで登ることができる。初めて氷河を目の当たりにする。モレーンの上に立って、黒い色をしたグルキン氷河に見とれる。時折、大地の奥のほうからミシミシミシとか、バリバリといった低い音がかすかに響くように聞こえてきて、目の前の巨大な氷の塊が流れているという事実を体で感じることができる。
氷河の上を渡るのは危険らしい。所々に、奥が深くて底の見えない氷の裂け目があって、滑り落ちたら最後、永遠に御日様は拝めないだろう。幸い、グルキン村の村人が隣村に向かうのに合流することができたので、彼らの後をついて幅500mほどのこの氷河を横断する。
今日の一日トレッキングの最終地点は、グルキン村の隣村フサニにあるボリド湖という湖。湖畔にカフェがあって、旅のトレッキング仲間とカラコルムを眺めながらのお茶は最高である。