中目黒のSPACE FORCEで『ザクロ』を見た。
三画面デジタルスクリーンの右端一つだけが紫のモノカラーで惹かれた。
テーマは究極の恐怖と緊張と苦痛の中での大爆笑。だと思った。(キーワードは・・・ザクロとass hole。単純に連想すると単純な筋が浮かぶと思う。恐らくそれはそう外れていない。)声を発したら殺される状況で、笑ってしまい殺される。
こういう状況で、人は笑えるものだろうか?笑いには、肉体と精神にかかるストレスを一瞬にして解放する力があるのかもしれない。と思えば、笑えない状況にあるほど、防衛本能により人は笑うのかもしれない。
TVサスペンスで、追い詰められた犯人が「あーはっは」と笑いながら罪を告白するのを怪訝な思いで見る。仕事や人間関係で何かやらかした時、「エヘエヘ」と意味の無い笑いを浮かべて頭を掻く種の人をあまり好きではない。弾けたように泣く様は笑っているように見えることがある。
自分はどんな時に笑うか?防衛手段としての笑いは殆どしたことが無いように思う。
でも最近は、腹筋が痙攣起こすんじゃないかと思うほど笑い転げることも、あまり無いなとふと気付く。