(2003年7月14日。早朝、キャンベラからメルボルン行きのバスに乗るとき。)
すっかり更新が滞ってしまってます。。。
生活がまだまだ落ち着いていないせいか、どうもブログを更新するところまでエネルギーが回らないような日々を送っていました。
ところで、遅ればせながら、今年もよろしくお願いいたします。
京都で新居に暮らしだしてからちょうど一ヶ月ぐらいですが、やっと生活にもリズムができてきたところです。素子は、大学で外国人研究者のサポートをするという仕事が早々に見つかり、数週間前から普通に働いています。やりたがっていたことに近かったために、楽しく仕事をやっているようです。ストレスもあまりなさそうだし、いい感じにやってます。
その一方でぼくの方は、なかなか難航していました。前回ブログをアップしたときはIT系で職を得ながら、本を執筆......などと考えていたものの、世の中そんなに甘くないことを先月激しく実感させられました。5年ふらふら、未経験、32歳というデータ的にも、またこれまでの自分の経験からしても、会社側もどうにも手の施しようがないというのか、全く興味がないというのか、とにかく派遣会社経由で面接に行こうにも、面接すらさせてもらえない状況が続きました。そんなことが度重なり、友人らにも「この5年を活かすべきだ!」という声を多数もらったりしているうちに、自分はやはりフリーでこれまでやってきたこと、できることを続けていった方が、今後につながりそうで、しかも案外稼げそうな気がしてきたり、しかも、その方がやりたい路線なので、ってことで、フリーでやっていく覚悟を年明けごろには決めていました。
そして、正月休みが終わってからは、ライター・翻訳業をフリーでやっていくべく、本格的に動き出しました。書籍や雑誌の企画を複数考えつつ、手元にある執筆業を一つ一つやっていく。あとは中国の友人経由で翻訳(英→日)の仕事をまわしてもらい、そのほかに関西の編集プロダクションにいくつか挨拶に伺って仕事をもらう。というような活動をやっていくうちに、少しずつ道が開けてきた感があります。あとは、生活費を底上げするために、塾講師も近々始めることになりそうです(いままだ選考過程)。
今日も先ほど、翻訳を一つ終えて提出し、書籍執筆の基礎作りを編集者と進め、午後は、できれば雑誌の企画を一つ提出したのちに、京都の新たな編集プロダクションに挨拶に行って、あとは
塾の模擬授業(選考の一環)の授業構成作りを・・・。
といった感じで、かき集めると、ま、なんとかそれなりには稼げそうな気はしてきて、少しは気持ち的にも落ち着いてきたかな、というところです。頭の切り替えがなかなか大変だったりもしますが。
ちなみに、いままだ売ってるはずの「中央公論」2月号に、1ページだけだけど、グラビアページに写真を載せています。スイスのチベタンのことです。
また、これまで何年にもわたって連載してきた「自然と人間」の「人びとの海」と、「SQUARE」の進学塾の中学生に向けた旅エッセイは、ともに今月で連載終了。なかなか感慨深いものがあります。
書いていくにしても、自分の専門分野はなんだろうと考えたとき、やはりいまのところ「旅」でいくのが一番いいんだろうな、という気はしています。というわけで、引き続き、これまでの5年間のことを掘り起こして書きながら、京都で新しい分野にいろいろと挑戦しようと思っています。
こんなところでなんですが、何かそんな関係の執筆などのお仕事をさせてくださる方がいらっしゃれば、是非声をかけてください!どうぞよろしくお願いいたします。
京都生活のことを書く余裕はまだぜんぜんなくて、また次回に...。
(2003年7月19日。メルボルンで、素子の留学時代(97年)の友達メイリン(&彼氏マーク)との久々の再会)