唐沢寿明×山崎豊子の『不毛地帯』を見ています。
『白い巨塔』ファンとして、このコンビには激しい期待をして見出したのですが、いまのところは・・・うーーん、『白い巨塔』には遠く及ばずという印象です。
『不毛地帯』、作品自体は渋くて悪くないのだけれど、あまりにも渋いというか、もうちょっとポップさがほしいところ。テーマも、いまとあまりにもリンクするところが少ないような・・・。ぼくは、唐沢×山崎、阿部サダヲ、竹野内、岸部一徳、といったメンバーがなかなか好きなので楽しんで見ているものの、決して広く受ける作品じゃないのかな、という気がしてます。
が、しかし、これを見ることで、思わぬ副産物が!
それは『不毛地帯』の後のこと。
『不毛地帯』を見終わり、今日は不毛じゃなかったかどうかを確かめつつ、エンディングのトム・ウェイツの激シブ(もしかして死語?)の声を聞いてのらりくらりとしていると、上沼恵美子をバックに天気予報が始まり(関西だけ?)、そのまま油断していると、知らぬ間に次の番組に絡め取られるわけです。
その番組が、TOKIOの『5LDK』。
毎回ゲストが出てきて、TOKIOとぶっちゃけトークというやつです。
おいおい、TOKIOかよ~、なんて思ってみていたら、これがなんだか毎週やたらと面白い!
あの「ダサおもしろい」路線でTOKIOはじつはかなり成功していることを実感してます。って、いまさらかよって、感じですが、何気にトークも面白いし。リーダー以外は。
しかも、リーダーのノリ切れてない顔がまた笑えるし、もう、何をやっててもなぜか笑えるという、じつに稀有なグループな気がしてきました。アイドルグループで「ダサ面白い」って路線、誰がスタートなんだろう? すごいニッチな見せ方なようでナイスです。
というわけで、最近は『不毛地帯』を無難にこなして、『5LDK』のTOKIOを見て失笑するっていう流れが、木曜の夜にできてしまいました。
でも毎週、『5LDK』ではなく、『不毛地帯』の方にがんばってもらいたい、と期待をしているところです。
私も『白い巨塔』唐沢版の大ファンです。
もともとワーグナーが好きだったというのもあるのですが,唐沢財前が鼻歌交じりに手術のシュミレーションをするシーンがなんとも初見でグッときました。
少しマニアックですが,江口里見の上司?先輩?恩師?にあたる登場人物で病理の大河内教授の台詞にすごく感動しました。話自体も判りやすくて現代にも十分に通じるし,何度見ても面白いと思います。
日本の番組作りがうまいなぁと昔から思っているよ、上海でも番組作りの仕事が社内でやってますが、なんかいまいちコツがつかまない感じ~「5LDK」みてみます。TOKIOが~懐かしいね~大学の時、収録に学校に来て生で見た覚えがあります。熟年クループとして応援したい♪
Posted by: buye at November 28, 2009 2:43 PMアイドルグループで「ダサ面白い」って路線、誰がスタートなんだろう?,,,Shonen-tai,I think.
Posted by: ushi at November 29, 2009 10:19 AM>ハコさん
大河内教授は、何気に「不毛地帯」にも登場していますよー。役柄もまさに大河内教授的な信念の男。ただ、さらに脇役気味ですが。ここから彼が豹変して悪者になってくれたりしたらイメージも変わって面白いんですが(笑)。
>buさん
中国ではあまりテレビ見てなかったから、バラエティーっぽい番組の記憶がないけれど、すごいスピードで変化していってそうだね。TOKIO、結構ほんとに好きになりそう(笑)。熟年っぷりが売りになってそうなのが、何気に戦略うまいなって気がするよ。
>ushiさん
そうか、少年隊かー。もともとはダサい路線狙ってたわけではないんだろうけど、結果としてダサくなってしまったって感じかな(笑)。ま、TOKIOも、ダサい路線目指して売り出してわけじゃないんだろうけど。でも、ダサ路線の方が、何気に行き長そうかも。かっこつけなくても、オヤジでも、いいわけだし。
「医療に絶対はない、だから医者は悩み続けなければならない。君(里見)の苦悩を、私は支持するよ。 」
私も大河内教授のセリフが大好きで、
いつか実際に使ってみたいんですが、なかなかチャンスが訪れません。
早く誰かの苦悩を支持したいなぁ。