前の前の土曜日、モトコの父から電話で、「明日、運動会のリレーにでてくれんか?」といわれて、急遽、「運動会」に出場することになりました。
なんの運動会かといえば、小学校の学区ごとにあるという町対抗の運動会。「何々町」という町ごとにチームとなって、大人から子どもまでが混ざって行なわれるものです。
モトコの実家のある南一条町チームでは、100m×5のリレーのメンバーが一人足りないのででてくれないか、とのことでした。リレーは、第1走者から第5走者まで、順に、小学生、女性、中学~29歳、30代、40代以上、という区分が決まっていて、南一条町チームは、「中学~29歳」の枠で走る人がいないので、少々年はオーバーしているものの、なんとかがんばって走ってくれ、という展開になったわけです。
それほど気合の入った運動会ではなさそうだったし、走ること自体は特にいやではなかったのですが、膝のじん帯が大学時代に1つ切れたままで、油断すると膝がずれたりしてしまうことがあるのが心配のたね。でも、まあ走れる範囲でやってみようということで参加しました。場所は小学校の校庭で、トラック1周が100mという、あれです。
運動会なんて高校時代ぶりだから、それこそ15年とかやってないわけですが、久々のあの、理屈なしの陽気な雰囲気にうれしく興奮。
高校のバスケ時代で肉離れがクセになっていたモモの裏も気になり、入念なアップをして臨んだものの、一緒に走るのは、現役でサッカーでもやってそうな高校生と中学生(1レース3組対抗)。きっと彼らには「このオッサン、20代じゃねーだろ?」などと思われていたのではないかと推測しますが、その通りで、ぼくは目標を「怪我しないこと」に定めて、オヤジの走りをあますところなく披露してしまいました。
ただ、ぼくらのチームの第1走者の小学生は、確か3年生だったかの女の子だったため、同じく第1走者だった他のチームの5,6年らしきお兄さん、お姉さんにとてもかなわず、すでに大きく差をつけられていたので、第3走者のぼくは、速い中高生の間で遅さが目立つということもなく、のんびりと走らせてもらいました。
モトコは、「思ったよりもどんくさかった」と笑っていましたが、余計なお世話です。遅いなりに、久々のレースの雰囲気にちょっと燃えました。途中で、この校庭を必死に走ってる自分がおかしくなって、走りながら笑ってしまいましたが。
その日は仕事があったので、それだけ出場してすぐに帰るつもりだったのですが、午後に綱引きがあることを知ると、面白そうで、今度は頼まれてもいないのに志願して参加。ぼくは、一番デカいということで、ツナの最後部を引くしんがりみたいな役に。奮闘したものの、これも負け。しかも、見守っていてくれてモトコの家族によれば、ぼくだけ、妙にハッスルしてたようで。。。
(後ろのヘルメットがぼく。力が全然効果的に伝達されてなく、綱引きはテクの研究が大事だなと実感)
そしてぼくはその日から、3、4日、激しい筋肉痛の日々に。。。
しかし、燃えました。悔しかったです。
東京では、こんな町内の運動会の存在など聞いたこともなかったので、とても新鮮なイベントでした。10月のこの時期、京都ではどこの町内でも運動会が行なわれているようで、昨日は、うちの近所を歩いたら、細い道の何ヶ所かで、ガレージを開放して運動会の打ち上げの準備をしていました。塾の生徒に聞いても、結構な数の子が、「毎年参加してるよ!」と言っていて、その意外な地域の結びつきにびっくり。いやあ、こういうのがずっと続いているというのは、やっぱりいいなあと思いました。ちなみに、マンションの人間は誘われないのか、ぼくらの住む地区では、運動会の誘いはきませんでしたが。
来年は、綱引き必ず勝ちたいです。
何てホンワカ心温まる日記もといエッセイなんだあっ(もといブログ)!?旅先で読んでひっくり返ったよ、いい意味で。ぼくは岩手でいろんな町内会行事と共に育ちました(って25年以上前だけど、、)。 ところでこの前ラトビアの港町の高校にて役200人の生徒に向かってUSHIライブ(ギター弾き語り)が行われ大拍手をもらったよ。もうすぐEU旅1周年だ。
Posted by: 牛山すすむ at October 12, 2009 10:44 PM>牛山さん
うれしいコメント、そんなにこの文章を喜んでもらえるとは(笑)。町内会行事、面白いね!ラトビアで牛山ロックライブとは!!贅沢な高校生だ!こんどは映像撮ってYouTubeにでもアップしてください!こないだ塾の生徒にも牛山さんの旅の話をしたら、すごい受けてて、何人かは、ユーチューブチェックします!っていってたよ(笑)。
そういえば、先ほどリガのInguuから返事もらいました。1月に日本に来るようです。何か力になれるといいけど。。