July 21, 2009

外国で金を稼ぐということ<Kyoto, Japan>

一昨日19日は、今年最大の豪雨かな、というぐらいの大雨に見舞われました。夕方にふりだして、ありゃ、こりゃあいにくだな、と思ったけれど、あまりの豪雨なのですぐに止むだろう、、、と期待。しかし、止まず。で、19時に、ほぼそのまま、green e books での旅講座の2回目を迎えてしまいました。18時半ごろに店に行くと、お客さんはまだ少なく、前回も来てくれたロシアに興味のある高校生や、スタッフと話しながら準備をしていると、大事なものを忘れたことが発覚!

ノートパソコンとモニターをつなぐケーブル。これはしまったと、タクシーで急いで家に取りに帰りました。このとき、ちょっとはましだったけれど、まだ結構ハードな雨。タクシーの運転手さんに家の前で待ってもらって、再び川端丸太町のgreen e booksに着くと、19時まであと8分。ギリギリセーフ。

雨のためのキャンセルもあったりと、前回よりは少し人は少なかったのですが、それでも満席近い人数に集まってもらって、今回もなかなか充実した講座になりました!(って、自分で言うのはおかしいですが)

seminar090721.jpg

今回は、「旅をしながらどうやってお金を稼ぐか」というテーマ。実際は、旅をしながらというか、もっと広く、海外で自分で金を稼ぐという話になりましたが、自分たちの例のほかに、これまで旅中に出会った知り合いや友人などの例をもとに、海外にいって、現地で自分でお金を稼ぐいろんな方法について紹介しました(駐在などを抜かしてという意味)。

今回、この講座を準備するに当たって、この人の生き方は独特だな、と思う友人たちに再度連絡を取って、詳細を聞いて回りましたが、改めていろんなお金の稼ぎ方があるもんだな、ということを実感しました。

たとえば、上海とシンガポールで格闘技道場を開いた格闘家の武田さん、生活費を得るために雲南省で語学の塾を開いた吉沢さん、上海で中国茶の講座を開いている茶芸師の荒田さん、ドイツ、インドでの仕事を経てメキシコに渡って輸出業の会社を立ち上げていまはアルゼンチンで暮らす大田さん雲南省でカフェを開き、針灸マッサージ師もする尚子さん、中国で俳優をしていた家森さん、東ティモール、インドネシアで自衛隊の人らにダイビングを教えていたダイビングインストラクター、銀を担いで銀細工を売って歩きながら旅をしていた人・・・などなど、実際いろんな人が独自の方法で、海外でお金を稼いで暮らしていて、その一つひとつを詳しく聞いたり思い出したりしながら、改めて、面白いなあと感じました。

バックグラウンドはみなさまざまだけど、いま考えると、みな、生活するためには自分の腕で稼がないとどうしようもないし、それが当然で、そのために何ができるか、ということを真剣に考えていて、とても自立している人たちのように思います。

その中でも、アルゼンチンの大田さんはこう言っていました。
「たいていの国に日本企業はあるし、通訳でもなんでも、稼ごうと思えば稼げる。日本人である限り空腹で死ぬことはないのは確実。」

もちろん、語学なりの最低限のスキルがあることは前提となるものの、どこの国いっても稼ぐ方法は必ずある、というこの超たくましい意識には、とても勇気付けられます。実際に自分が出会ってきた人のたどってきた道や、また自分もライターとして5年間なんとかなってしまったことを思うと、確かにそうなんだろうな、と思います。たぶん一番高いハードルは、「やるかやらないか」というところ。やってしまえば、ああだこうだでなんとかなってしまうような。。しかも、こうして得たスキルや生活の工夫は何にも変えがたいタフさを生み出すような気がします。

講座に来てくださった方が、そういう風に感じてくださっていれば、とてもうれしいなと思っています。もっと生き方を自由に考えて、やりたいことをやってしまっていいのではないかと・・・。講座の準備をし、話をしながら、自分もやる気が高まりました。

green e booksでの次回は、8月23日。今度は海外でのライター活動の方法について詳しく話させていただこうと思っています。

7月31日は大阪の扇町クリエイティブカレッジにて、京都での3回を凝縮したような講座をやります。こちらの方も、よかったらよろしくお願いします!

また明日は水曜日。『遊牧夫婦』3回目がアップされます。


Posted by ykon at July 21, 2009 4:12 PM | トラックバック
コメント

人に話をすると、自分がエネルギーをもらえたりするよね。

金を稼ぐという視点では、西原 理恵子著「この世でいちばん大事な「カネ」の話」もおもしろかった。

「遊牧夫婦」はおもしろいから、このブログにも転載してほしいです。

Posted by: じゅん at July 22, 2009 2:53 PM

>じゅん

西原理恵子著「この世でいちばん大事な「カネ」の話」、よりみちパンセ、のだよね。読もうと思いつつ忘れてた。今度読むよ。「遊牧夫婦」読んでくれてうれしいよー。ミシマガジンの方にアクセスしてもらった方がいろいろといいと思うので、こっちには掲載しなそうだけど、じゅんブログでの宣伝とか、大歓迎だよ~。そういえば、おれも旅中、スパイダーソリティアに何十時間、何百時間持ってかれたか分からない。巧妙な分析しても、不毛感しか残らないぞー、きっと(笑)。

Posted by: ゆうき at July 23, 2009 10:08 AM
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